【2020年版】知っておきたい英語のスラング10選!

英語を勉強しているはずなのに、ネイティブとの会話が成り立たなかったり、海外ドラマの内容が全く理解できなかったりして愕然とすることはありませんか?それはただ、英語のスラングを知らないからかもしれません。ここでは、教科書や参考書には載っていない最新のスラングをご紹介します!

1. Hate to see it

戸惑いや失意が織り交ぜられたこのフレーズは、理想的とは言えない状況に遭遇してリアクションするときに使われます。例えば、友達がテストでカンニングをして見つかったときは、「見ていられない」と思いますよね。そんなとき、ため息をつきながら肩をすくめて言ってみましょう。

2. Ok, boomer

このフレーズはソーシャルメディアで論争を巻き起こしました。年配の人(大抵、ベビーブーマー世代)を退けるとき、ミレニアル世代とZ世代は“Ok, boomer”と言って軽く受け流します。

例えば、年配の人に「私があなたの年齢だったときには、何時間も画面ばかり見ていないで、本を読んだり外に出たりしたわ」などと詰め寄られたら、“Ok, boomer”と受け流せるかもしれません。年配の人からのつっこみに対して悪意なく切り返す方法ですが、少し生意気に聞こえるかもしれません。

※ベビーブーマー世代:1946~1964年頃の生まれ

3. Cap

“To cap”は基本的に「ウソをつく」という意味です。このフレーズが使われるのは、怪しいと感じて“he’s capping(彼はウソをついているかも)”と言ったり、誰かに弁明したくて “no cap(ウソじゃないよ)”と言ったりするとき。さらにつけ加えると、友達が真実を語っていないと感じたときには、野球帽の絵文字を送信するだけで気持ちを伝えられます。

4. Basic

このスラングは長らく使われているので、すでに巷で定着したようです。 “Basic”はもともと「基礎」や「基本」という意味ですが、スラングとして使われる場合は、主に皮肉を含んで「普通過ぎてイケてない」ことを意味しています。

5. Retweet


「リツイート」と言えばTwitterの投稿をリツイートすることだと思われがちですが、この言葉は最近、口頭での「同意」に使われています。誰かに何かを言われて同意する際には、“yes, I agree”ではなく、シンプルに“retweet”と言えばいいのです。3つの単語を並べるよりずっと楽ですね。

6. Fit

こちらも時間を節約するために誕生した略語です。“fit”は「服装」などを意味する“outfit”のこと。“out”が省かれた理由は定かではありません。誰かの服装を褒める代わりに、“cute fit”と言えば同じ効果があります。

7. Fr

もう1つの略語“fr”は、“for real”を短くしたもので、自分が言ったことが真実であることを強調したり、誰かから聞いた話が正確かどうかを確かめたりするときに使用します。もちろん、これはテキスト上でのコミュニケーション時に限定されます。大声で発音しようとは考えない方がいいでしょう。

8. Canceled

電車の運行やテレビ番組が中止になったときなどに使用われていたCanceledが、最近ではあらゆることに使われるようになりました。例えば、有名人が問題発言をしたり、問題のある人物だと判明したりした場合、“They’re canceled”と言ったりします。これは人だけでなく、モノ、団体、企業などにも使えますが、ほとんどの場合、対象の実際の存続性とは無関係に使用されます。

9. Clout

Cambridgeの辞書によると、この言葉の定義の1つは「他の人や出来事に対する力と影響力」です。ソーシャルメディアの世界では、インフルエンサーやユーチューバーの名声のことを指します。したがって、“chasing clout”とは、単により多くのフォロワーを求めている、あるいは名声獲得のチャンスを求めているということです。

10. And I oop

このフレーズは、米国の人気リアリティ番組『ル・ポールのドラァグ・レース(RuPaul’s Drag Race)』の出場者であるジャスミン・マスターズ(Jasmine Masters)の動画から生まれました。彼女は話をしていますが、突然のアクシデントで言いかけていた文が“And I oop”で途切れてしまい、このフレーズが誕生しました。これは主に、失敗に伴って使われます。例えば、自分の電話を落としてしまったときなどに、“And I oop”と言ったりします。

口語表現を覚えて、ドラマ鑑賞や英会話をもっと楽しもう!

英語のスラングを知ることでネイティブとの会話がスムーズになるだけでなく、海外ドラマや映画を原語で楽しめるようになります。また、英語学習の面白さや奥深さも実感できるでしょう。スラングは次々と誕生するので、ここでご紹介したものはしっかり自分のものにしてみてください!

【関連ページ】【2021年版】知っておきたい英語のスラング10選!
【参照サイト】次世代を担う「ミレニアル世代」「ジェネレーション Z」 -米国における世代(Generations)について- JETRO
【参照サイト】CLOUT | meaning in the Cambridge English Dictionary

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イー・エフ・エデュケーション・ファースト

1965年にスウェーデンで設立され、現在、世界各地に500を超える事業拠点と50校の直営語学学校を擁する国際教育事業のリーディングカンパニー。留学プログラムなど、多数の教育プログラムをグローバルに展開。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルパートナー(語学トレーニング)。