イギリス人には常識?一見、意味不明なイギリス英語6選

世界にはイギリス英語やアメリカ英語などさまざまな英語があります。単語や発音、スペリングの違いが取り上げられることは少なくありませんが、国によって独特のフレーズが存在することもあります。

そこで今回は、イギリス人にしかわからないかもしれない風変わりなイギリス特有のフレーズや言い回しをご紹介します。

1. “Don’t get stroppy!” または “Don’t get in a strop!”

気に入らないことに対して「腹を立てたり失礼な態度を取ったりしないで!」という意味。正確な語源はわかりませんが、「手に負えない」「騒々しい」という意味を持つ単語“obstreperous”が進化した可能性があります。

2. “Up on the downs”

そのままではイギリス以外の国で通じないフレーズですが、説明は非常に簡単です。“downs”は「丘の構造」を意味するケルト語の“dun”に由来しています。誰かが“They’re going up on the downs”と言えば、それは「丘を登っている」ことを意味します。

3. “I’m literally gobsmacked”

信じられないほど驚いたり言葉を失ったりしたとき、“You’re gobsmacked”(びっくり仰天する)と言います。イギリスのスラングでは“gob”は「口」を意味するので、“gobsmacked”は文字通り訳せば、誰かがあなたの口(gob)を叩き(smacked)ショックを受けたことを意味します。この説明はあまりに奇妙なので、私はこの定義に“gobsmacked(びっくり仰天している)”と言えるでしょう。

4. “Stop waffling”

誰かが何かについて話すのをやめないのであれば、“waffling(むだ口を叩く)”をやめるように“Stop waffling(むだ口をやめて)”と言ってみましょう。残念ながら、誰かが ワッフルを作り続けてくれるという意味ではありません。“waffling”はおそらく、口語英語の “yap”または“yelp”(ぺちゃくちゃ喋る)を意味する“waff”という単語に由来すると考えられます。

5. “Bits and bobs”

これは「さまざまな物」を意味し、通常、小さなアイテムを指します。文脈に応じていろんな意味を持つ可能性があるフレーズです。 “I’m going to the supermarket to buy some bits and bobs for dinner(夕食のこまごまとした買い出しにスーパーへ行く)”、“This drawer is filled with lots of bits and bobs (この引き出しには小物がたくさん入っている)”といった使い方ができます。bits and bobsは “bits and pieces(細々した物・がらくた・小物類)”を意味し、古い英語の“coins”(コイン・硬貨)を指します。

6. “Lost the plot”

これには2つの意味があります。何かに本当に腹を立てて自分をコントロールできないときと、少し怒ったときです。いずれにせよ、あなたは話のポイントが何であるかを完全に忘れている状況です。ですから、はじまりとその後の脈絡がない物語のように、“You’ve lost the plot(話の筋を失った)”と表現します。

まとめ

イギリス人にしかわからない風変わりなフレーズを6つご紹介しましたが、知っているものはありましたか?どれもイギリスでは日常的に使われるフレーズなので、頭の片隅に入れておきましょう。そうしないと、会話中に「?」となってしまうかもしれません!

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イー・エフ・エデュケーション・ファースト

1965年にスウェーデンで設立され、現在、世界各地に500を超える事業拠点と50校の直営語学学校を擁する国際教育事業のリーディングカンパニー。留学プログラムなど、多数の教育プログラムをグローバルに展開。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のオフィシャルパートナー(語学トレーニング)。