みなさん、こんにちは!今回の日本語表現は「〜力」です。
日本語では、表現力やリーダーシップ力など、「〜力」という言葉がよく使われます。「能力」というと、大抵の場合はabilityと訳すことができますが、英語にはskillやproficiencyなど性質が異なる「能力」を表現するために数多くの言葉が存在しています。
そこで今回は、ability以外を使った「〜力」を含む文章の英訳4例をご紹介します。
- 「問題解決力を身につけるためにセミナーに参加した。」
I attended a seminar to improve my problem solving skills.skill = 特定の分野や事柄における技術や知識skillはスポーツやコンピュータ、英語のリスニングなど、具体的な特定の分野における能力です。
- 「高い英語力があると、仕事の幅が広がる。」
Having a high level of English proficiency will open up more career opportunities.proficiency = 技術や知識を運用できる能力proficiencyは、技術や知識などのskillを持っているだけでなく、それを実際に「運用できる」能力という意味があります。
- 「仕事力がある人間は、仕事以外でも非常にアクティブだ。」
People that are capable at work are very active even outside work.capable = 有能なcapableは、様々な状況で機転を利かせて動き、物事をこなせるような能力というニュアンスがあります。
- 「リーダーシップ力は一朝一夕で身につくものではない。」
Leadership competence cannot be acquired in a day.competence = 特定の事柄に必要な総合的な能力competenceは、skill(技術)、knowledge(知識)、experience(経験)など、様々な要素を総合した能力を指します。
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【通訳者も悩む日本語表現】シリーズは、7,500名以上の通訳・翻訳者で1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた通訳・翻訳エージェント大手の 株式会社テンナイン・コミュニケーションによる英語学習コラムです。通訳者も思わず唸ってしまうような英語に訳しづらい身近な表現や流行りの現代用語などについて、「こう訳す!」という英訳をご紹介していきます。
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