オーストラリアで過ごすワーホリの一日!現地での生活をレポート

海外に長期滞在できるワーキングホリデーは、目的に合わせて自由に時間を使える点が何よりの魅力。観光、語学学習、仕事など、現地での活動の選択肢も多種多様です。

今回はその一例として、オーストラリアのビーチリゾートとして知られる都市、ゴールドコーストにワーキングホリデーで滞在した筆者のある一日を紹介します。

南半球に位置するオーストラリアは、日本と季節が反対です。筆者が渡航した2022年11月は、現地ではちょうど夏の始まりのシーズンでした。

オーストラリアで過ごすワーキングホリデーの一日!

朝はサウナとプールへ

朝起きたら、まずはプールで泳いだり、サウナに入ったりして体をほぐします。

サウナ好きの筆者は、オーストラリアでシェアハウスを探す際、高層マンションを第一希望にしました。理由の一つとしては、建物内にある共有のプール・ジム・サウナなどを利用できるからです。

ルームシェアで滞在していたマンションのプールエリア

高層マンションのシェアルームは人気が高く、入居者の募集がかかるとすぐ空室が埋まってしまうのですが、シェアハウス探しのサイトをいくつもチェックし続けた結果、運良く住むことができました。

日本の場合、高層マンションは家賃が高いイメージがあるかもしれません。しかし、ゴールドコーストでは、シェアルームであればそこまで費用は高くなく、一軒家でのシェアハウスとあまり変わらない家賃で住めることもあります。

オーストラリアでのリモートワーク

プールでひと泳ぎしたら、仕事を始めます。

ワーホリビザで海外に滞在する際は、現地で仕事を見つける方も多いでしょう。一方、筆者は日本でフリーランスとして取り組んでいた仕事を引き続きオーストラリアでもおこなっていました。

マンションには共有ラウンジもついているので、普段はラウンジを利用して仕事をしています。ラウンジには勉強をしている語学学校の学生や留学生もたくさんいて、友達作りの場にもなります。

天気が良い日には気分転換を兼ねて、外にパソコンを持っていき、カフェで仕事をすることも。

カフェでの食事

オーストラリアには、テラス席のあるカフェやレストランが非常に多く、外の空気を吸いながら快適に作業ができます。ゴールドコーストには海沿いにもお店がたくさんあり、景色を楽しめて癒されます。

最近では、外食の際もスマホを使って食事や飲み物のメニューを見るシステムが主流です。注文から会計まで、すべてスマホ上で完結するため、英語でのやり取りが不安な方でも安心して外食しやすいのではないでしょうか。

オーストラリアでは外食費が特に高いですが、一品一品がボリューミーなこともあり、満足度は高く感じられました。

カフェで売っている大きなクロワッサン

カフェだけでなく、図書館や公園など街中の至るところに無料で利用できるWi-Fiが飛んでいるので、リモートワークがとてもしやすい環境です。筆者は、飽きてきたら場所を変えて仕事をするようにしていました。

多国籍な食文化

多文化社会の国といわれるオーストラリアでは、世界各国の料理が味わえるのも魅力です。オーストラリア主要都市の一つ、ゴールドコーストには、寿司などの日本食レストランも複数存在します。

日本食といっても、現地の人たちの好みに合わせているので、日本の料理とは一味違った海外ならではのテイストが感じられます。

また、オーストラリアでは、メキシコ料理も大人気。多様な食文化に触れながら自分好みの料理を探すのも、滞在中の楽しみ方の一つです。

メキシコ料理店での食事

オーストラリアのお店にはフレンドリーなスタッフがとても多いので、「このメニューはどんな食べ物?」「おすすめはどれ?」などと積極的に質問し、英会話を実践する場としても活用しています。

バラエティ豊かな野外マーケットが開催

ゴールドコーストでは、曜日や時間帯ごとにさまざまなマーケットや出店が開かれています。

マーケットによっては、食べ物だけでなく、手作り雑貨やアクセサリーなども販売されており、地元の人々や観光客で賑わいます。

露店で売られているスイーツの中には、オーストラリア名物の「ラミントン」も。ラミントンは、スポンジケーキにチョコレートやジャムを塗ってココナッツフレークでコーティングした、オーストラリアの代表的なお菓子です。

マイアミマーケッタの露店で売られていたラミントン

トラムに乗ってビーチに散歩へ

ゴールドコーストの夏は、日中の日差しがかなり強く気温も高いので、筆者は自宅や近所のカフェで仕事をすることがほとんどでした。

夕方になって仕事が片付き、日も暮れてきたら、トラムに乗ってビーチへくつろぎに行きます。

ゴールドコースト市内を走るトラム

トラムとは、ゴールドコースト市内の交通機関の一つで、路面電車のことです。主に海岸沿いや観光地周辺を走行しており、市内の主要な観光スポットやビーチ、ショッピングモールなどにアクセスするのに非常に便利です。

運行時間は基本的に朝5時~深夜までで、ピーク時には7分に1本程度のペースで走っているため、通勤・通学でもよく利用されています。

明るいトラムの車内では、会話や電話を自由に楽しんでいる人の姿も。窓から海が見えて景色もいいです。

ゴールドコーストには、それぞれ異なる雰囲気のビーチが数多くあります。お気に入りのビーチを探したり、その時の気分で行き先を変えたりするのも楽しいです。

人が少ない静かなMain Beachでのリラックスタイム

スーパーで食材を調達して自炊

夕食は、スーパーで食材を買い、家で自炊することが多いです。オーストラリアの主要なスーパーマーケットでは、毎週決まった曜日に週替わりのセール情報がアプリやチラシで公開されます。

ワーホリ滞在中の食費を少しでも抑えるためには、できるだけ割引を活用して必要なものを購入するのがおすすめです。

ゴールドコーストには、アジアンマーケットがいくつもあります。アジアンマーケットに足を運べば、日本や韓国、中国、タイなどアジア各国の食材が手に入ります。

アジアンマーケットに売っている日本の食材

日本の調味料は一通り揃っているため、和食を作るのにも基本的には困りません。

夜の公園で食後の運動

夕食の後は、日本の友人とスマホで通話しながら、お気に入りの公園へ散歩をしに行きます。

夜でもカップルや犬の散歩、ランニングをしに来ている人たちを多く見かけます。

ゴールドコーストの夜の公園

街中には、健康維持のためのエクササイズ器具が設置されている公園があちこちにあります。ワーホリ滞在者の中にはジムに通っている方も多いですが、公園でもある程度のエクササイズが可能です。節約重視の方にとっては嬉しいですね。

オーストラリアで生活していると、どうしてもハイカロリーな食事になりがちなので、筆者も定期的に運動することで心身の健康を保つように心がけています。

まとめ

今回は、オーストラリア・ゴールドコーストでのワーキングホリデー中の一日を紹介しました。

語学学校への通学、現地での就労など、ワーホリではさまざまな挑戦ができます。実際にオーストラリアで出会ったワーホリ滞在中の人たちも、観光や友達作り重視の方、貯金をするために現地での仕事に勤しむ方など、それぞれ異なる目的を持っていました。

人生において何か新しい刺激が欲しいという方は、ワーホリビザを使って海外に飛び出し、思い思いの生活を送ってみるのもよいかもしれません。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。