語学、仕事、移住…海外での生活や挑戦を描いた映画・ドラマ5選

留学、移住、海外駐在など、新しい環境での生活をスタートする際には誰しも困難にぶつかります。

不慣れな土地での暮らしでは思い通りにいかないこともありますが、そんな失敗と後悔も含めて、かけがえのない自分だけの人生経験になるはずです。

やりたいことがあるのに一歩を踏み出す勇気が出ない時、もしくは異国の地での生活に挫けそうになった時、自分と同じように海外で奮闘する主人公を描いた映画やドラマを観れば、「また頑張ろう」と勇気をもらえるかもしれません。

今回は、海外での語学学習、仕事、移住などがテーマとなっている映画・ドラマ5作品を紹介します。

目次

海外での生活や挑戦を描いた映画・ドラマ5選

1. マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)/2012年【映画】

『マダム・イン・ニューヨーク(English Vinglish)』は、インドから遠く離れたアメリカ・ニューヨークでの滞在中、言葉の壁や慣れない環境に苦戦しながらも、少しずつ失いかけていた自信を取り戻していくインド人女性の奮闘を描いた映画です。

インド映画界の大女優として知られるシュリデヴィ(Sridevi)が演じるのは、夫と二人の子どもとインドで暮らす主婦のシャシ。家族の中で自分だけが英語を上手く話せないというコンプレックスを抱えています。ある日、ニューヨークに住む姉から姪の結婚式の準備を手伝ってほしいと頼まれ、家族より一足先にアメリカへ渡ったシャシは、見知らぬ土地で言葉が通じない悔しさから、英会話学校への入学を決意。

語学を通じて自分自身と向き合い、時には傷つきながらも少しずつ成長していくシャシの姿は、これから海外留学へ旅立つ人や、新しいことに挑戦しようとする人たちの背中を力強く押してくれるはずです。

2. ブルックリン(Brooklyn)/2015年【映画】

『ブルックリン(Brooklyn)』は、1950年代を舞台に、アイルランドから仕事を求めて単身でアメリカへと渡った女性の物語です。

シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)演じる主人公のエイリシュは、故郷から遠く離れた寂しさを抱えながらも、ニューヨークのブルックリンで得たデパートでの仕事に励みます。心の支えとなる恋人ができ、アメリカでの生活が上手く行き始めたかのように思えた頃、家族からの知らせで急遽アイルランドへと帰国。

このままアイルランドに残るのか、それともアメリカへ戻るのか、祖国での暮らしとニューヨークで築き上げた生活の2つの人生の狭間で、エイリシュは大きな決断を迫られます。海を越えた国の行き来に莫大な時間と労力がかかっていた時代背景も相まって、異国の地で生きていく覚悟と重みを考えさせられる作品です。

3. ターミナル(The Terminal)/2004年【映画】

『ターミナル(The Terminal)』は、旅行中に母国で起きたクーデターによって政府が崩壊し、パスポートが無効となったことで、アメリカのジョン・F・ケネディ空港で入国も出国もできず取り残されてしまった男性の姿を描いた映画です。

英語がほとんど話せず、空港の限られたエリア内でしか動けない主人公のビクターは、寝床や食べ物の確保にも一苦労。それでも何とか工夫を重ねながら生活していく方法を見つけ、周りの人々も巻き込みながら一つひとつ問題を解決していきます。

フランス・パリのシャルル・ド・ゴール空港で18年間にわたって暮らし、主人公のモデルとなった人物がいるという点も驚きです。

4. マリーゴールド・ホテルで会いましょう(The Best Exotic Marigold Hotel)/2012年【映画】

『マリーゴールド・ホテルで会いましょう(The Best Exotic Marigold Hotel)』は、ジュディ・デンチ(Judi Dench)やビル・ナイ(Bill Nighy)らのベテラン俳優が、第二の人生をスタートさせるためにインドへ移住したシニア世代を演じた映画です。

イギリスに住む7人の老人たちは、豪華な設備と一流のサービスを謳う広告に惹かれ、インドにあるマリーゴールド・ホテルへの移住を決めます。しかし、実際に現地へ到着して目のあたりにしたのは、描いていた理想とは程遠い、古びた潰れかけの施設でした。各々の事情からイギリスに戻ることもできない老人たちは、インドに留まって思い思いの時間を過ごし始めます。

はじめは異なる文化や生活環境を受け入れられず不満を募らせながらも、周りの人々との交流を通じ、やがてその土地にしかない魅力や美しさに気付いていく過程が見どころです。

5. エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)/2020年~【ドラマ】

『エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)』は、2020年のシーズン1の放映開始後、アメリカや日本をはじめ、世界各国で大きな話題を呼んだドラマです。

物語では、アメリカからフランス・パリへ渡った主人公エミリーが憧れの地で仕事と向き合う様子や、周りの人々との人間関係、恋愛模様などが描かれています。美しい街並みやファッションの華やかさに魅了される視聴者が多い一方で、フランスに対するステレオタイプを助長しているといった厳しい批判も散見されるなど、注目度の高さゆえに賛否両論を生んだドラマと言えます。

2023年5月現在、動画配信サービスのNetflixにてシーズン3までのエピソードが公開されています。

まとめ

気になる作品は見つかりましたか?海外で壁にぶつかりながらも挑戦を続ける物語の主人公の姿は、私たちに新しい一歩を踏み出す勇気を与えてくれるかもしれません。

ぜひお気に入りの映画・ドラマを見つけて、語学学習や自分自身の目標達成のためのモチベーションアップに役立ててみてください。

【関連ページ】海外映画で英語力アップ!映画好きにこそおすすめの学習サービスまとめ
【関連ページ】ニューヨークが舞台のおすすめ映画・ドラマ5選!旅行・留学前に雰囲気を味わおう

「欧州サステナブル・シティ・ガイドブック」発売中!
ー English Hubを運営するハーチ(株)の欧州チームがアムステルダム・ロンドン・パリの最新サステナブルスポットを紹介 ー

海外への渡航がしやすくなってきた昨今、欧州への出張や旅行を考えている方も多いのではないでしょうか。せっかく現地に行くなら、話題のサステナブルな施設を直接見てみたい──そう思っている方もいるかもしれません。デジタルメディア運営・サステナビリティ支援事業を手がけるハーチ株式会社の現地在住メンバーが、話題のレストラン・ホテル・百貨店・ミュージアムなどのサステブルスポットを厳選し、一冊のガイドブックにまとめました。実際に渡航される方の旅行のお供にしていただくのはもちろん、渡航の予定がない方も現地の雰囲気や魅力を存分に感じていただける内容になっています。ご購入・詳細はこちらから!

sustainable city guide

The following two tabs change content below.

English Hub 編集部

English Hub 編集部では、英語学習に取り組む皆様に向けて、おすすめの英会話サービスや教材、アプリ、学習ノウハウ、英会話スクールのキャンペーン情報、インタビュー記事、転職や海外就職に役立つ情報などをご紹介しています。
TwitternoteFacebook

English Hub 編集部おすすめの英語学習法PICK UP!

English Hub 編集部がおすすめの英語学習法を厳選ピックアップしご紹介しています。

ハツオン

TESOL(英語教授法)を修了した講師による2ヶ月の短期集中プログラムで発音スキルを鍛える!

レアジョブ

満足度99.4%!シェアNo.1、累計会員数90万人を超えるオンライン英会話の代名詞

ビズメイツ

無料体験受講者の50%以上が入会するビジネス英語の決定版プログラム