「お先に失礼します」はこう訳す【通訳者も悩む日本語表現】

※ この記事には広告・PRが含まれています

働き方改革で残業を少なくしようという動きもあるようですが、皆さんはいかがでしょうか?同僚よりも先に帰る時に、英語ではどんな言葉をかけるでしょうか?

1. Take off

良く使われる動詞句で、出発するの意味です。「会社を出発する」=「帰る」の意味になります。

【例文】

  • I am done with my work for the day. So I am taking off now.
    今日の仕事は終わりました。今から(会社を)出発します。

* 飛行機が離陸することもTake offと言います。

2. Head out

Headは「向かう」、Outは「外に」ですから、Take offの様に「外に出る」=「帰る」の意味になります。

【例文】

  • My boss stopped me as I was heading out.
    帰ろうとしたら、上司に止められてしまった。

*Go homeと直接的な表現をしても問題はありません。

3. See you tomorrow.

「自分の仕事が終わったら家に帰るのは当然」という文化において、「失礼します」という感覚は必ずしもありません。そうすると、「じゃあ、また明日」とだけ声を掛ければ十分という考えもあります。

【例文】

  • I am taking off now. See you tomorrow, Megan.
    もう帰ります。メガン、また明日ね。

*I am sorry but I am going home now.という直訳表現をする必要はありません。

通訳エージェントによる英語学習コンテンツをお届け

【通訳者も悩む日本語表現】シリーズは、7,500名以上の通訳・翻訳者で1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた通訳・翻訳エージェント大手の 株式会社テンナイン・コミュニケーションによる英語学習コラムです。通訳者も思わず唸ってしまうような英語に訳しづらい身近な表現や流行りの現代用語などについて、「こう訳す!」という英訳をご紹介していきます。

通訳エージェントが開発した「One Month Program」とは

テンナイン・コミュニケーションでは、独自に開発したビジネスパーソン向けの1ヶ月間限定の短期集中型パーソナルトレーニングプログラム「One Month Program」を提供しています。「一生で一番、英語を伸ばす1ヶ月」をコンセプトに「シャドーイング」や「リプロダクション」といった本格的な通訳トレーニングメソッドを活かした自己学習、「ディクテーション」や「英作文」など毎日の課題提出と添削レポート、そして計8回のネイティブとのプライベートレッスンという組み合わせにより1ヶ月という短期間で効率的に英語力を磨きます。受講期間中は日本人トレーナーとネイティブ講師が専属でつき、学習進捗管理だけではなく課題添削からアドバイスも含めて徹底指導してくれます。数ヶ月以内に海外出張や海外転勤などを控え、最短で最大限の効果を出したいという方に大変おすすめのプログラムです。

※当記事の著作権は、株式会社テンナイン・コミュニケーションに属します。記事中に記載されている文章等の無断転載を禁止します。

The following two tabs change content below.

株式会社テンナイン・コミュニケーション

7,500名以上の通訳・翻訳者を抱え、1,700社以上のグローバル企業に語学サービスを提供してきた大手通訳・翻訳エージェント。「英語で仕事をする人の応援サイトHi!Career」を運営中!