NPO法人開発メディア、ベネズエラ人から学ぶ「命のスペイン語レッスン」を5月に開講【5/31申込締切】

途上国の情報に特化したメディア「ganas」を運営するNPO法人開発メディアでは、「経済危機で苦しむベネズエラ人から学ぶ『命のスペイン語レッスン』」の参加者を募集しています。

開講期間は、2023年5月1日~10月31日までの6ヶ月間。ベネズエラ在住のベネズエラ人講師からマンツーマンでスペイン語を学べる同プログラムは、初級者から上級者までレベルを問わず受講が可能です。

レッスンの受講料は、国の経済危機によって困難な状況に直面している講師とその家族をはじめ、サポートを必要とするベネズエラの人々への支援に充てられます(※)。

※講座の運営に伴って発生する経費・税金を除く。

ベネズエラについて

豊かな資源と自然環境を有するベネズエラ

ベネズエラ・ボリバル共和国は、カリブ海と大西洋に面した南アメリカ大陸北部に位置する国です。公用語はスペイン語で、日本の約2.4倍の面積の国土におよそ2,700万人(2021年時点)が暮らしています。

美しいサンゴ礁を有するロス・ロケス諸島、全長2140kmのオリノコ川、世界で最も落差の大きい滝(エンジェル・フォール)があるカナイマ国立公園など、ベネズエラには生物多様性に富んだ豊かな自然環境が広がっています。

※参照:外務省|ベネズエラ・ボリバル共和国基礎データベネズエラ・ボリバル共和国大使館

ベネズエラが直面している経済危機

石油産業への依存が強いベネズエラでは、2014年の原油価格急落の影響を受け、国の経済基盤が崩壊。政府による物価統制や通貨供給量の拡大の結果、物価が過度に上昇するハイパーインフレが起きています。

この経済危機に伴い、国外へ逃れる難民が急増したほか、国内に残る人々も厳しい環境での暮らしを強いられています。雇用の喪失だけでなく、生活に欠かせない電気・水の供給も安定せず、社会インフラの悪化が深刻です。

「命のスペイン語レッスン」が目指すもの

2020年5月にスタートした「命のスペイン語レッスン」では、これまでに延べ650人の受講生がスペイン語を学んでいます。

主催者であるNPO法人開発メディアは、スペイン語を教える熱意と強い責任感を持ったベネズエラ人講師を採用し、受講生が得る学びの対価として講師へ報酬を支払います。「支援する側・される側」といった立場を取り払い、対等な関係でお互いが学びを深めていくことで、一過性ではない経済の循環を生み出しているのが特徴です。 

「命のスペイン語レッスン」は、スペイン語の習得を目指す方だけでなく、ラテンアメリカやベネズエラに関心があり、日本からでも取り組める国際協力の形を探している方にもおすすめです。

これまでおよそ7割の参加者がリピーターとして受講を継続していることからも、ベネズエラ人講師との交流を通じて得られる学びや、スペイン語の学習効果に対する満足度の高さがうかがえます。

【受講生の声(ウェブサイトより一部抜粋)】

「スペイン語が初心者の私に、先生は真摯に対応してくれたので、学習意欲が増した。お互いの国の写真を送り、それについての情報や考えを交換できたのは私にとって大変良い刺激になった」

「ボイスメッセージとテキストだけでの語学学習は初めてだったが、意味を調べたり、文章を考えたり、メモを取る時間が自分のペースでとれる」

「いままではスペインでしかスペイン語を学んでこなかったため、ベネズエラの文化や暮らしぶりに驚かされた。それでも遠い地で懸命に生きている人の姿を見て、心を動かされるものがあった」

経済危機で苦しむベネズエラ人から学ぶ「命のスペイン語レッスン」概要

【ベネズエラ人から学ぶ 命のスペイン語レッスン概要】

  • 主催:NPO法人開発メディア
  • 開講日程:2023年5月1日~10月31日(特別プランの場合は2024年4月30日まで)
  • 開講時間:日本時間7:00~12:00、19:00~25:00の間で自由に予約
  • レッスン時間:1回あたり1時間
  • 受講料金:
    ・ライトプラン 15回:14,300円/6ヶ月(1ヶ月あたり2,383円)
    ・通常プラン 30回:24,200円/6ヶ月(1ヶ月あたり4,033円)
    ・特別プラン 60回:29,000円/1年(1ヶ月あたり2,416円)
    ・ganasサポーターズクラブ会員 30回:19,500円/6ヶ月(1ヶ月あたり3,250円)
  • 申込方法:ウェブサイトの専用フォームに必要事項を入力して送信
  • 申込締切:2023年5月31日(水)先着順100名まで

※レッスンは、無料の通信アプリ「WhatsApp」のチャットやボイスメッセージを使用しながら行います。講師がいるベネズエラ現地の通信環境の制約により、ビデオ通話はできません。
※その他の注意事項や詳細については、NPO法人開発メディアのウェブサイトをご確認ください。


ベネズエラ人講師との交流を通じて芽生える「お互いの国や文化のことをもっと知りたい」という気持ちは、言語学習に前向きに取り組むモチベーションにもなるはずです。

「命のスペイン語レッスン」を、ベネズエラの人々が置かれている状況について考えるきっかけにしてみませんか。

【参照サイト】NPO法人開発メディア「ganas」

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English Hub 編集部

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