充実した留学生活を送るためには、学校やコース選びも重要ですが、生活環境の見極めも必要です。ニュージーランドは大自然が広がり、羊がたくさんいることは知られていますが、実際の生活環境を想像するのは困難かもしれませんね。
ここでは日本人の語学留学先として注目が集まるニュージーランド語学留学のメリット・デメリットを比較しながら、ニュージーランド留学の実態についてご紹介します。
ニュージーランド留学のメリット
- 治安がよく過ごしやすい気候
- 教育レベルが高く、留学生に優しいサポート体制
- 学生ビザで就労可能!短期留学ならビザ免除!
- 豊かな自然と豊富なアクティビティ
- 多民族国家で大らかなお国柄
メリット1:治安がよく過ごしやすい気候
世界163カ国を対象に「国や地域がどれくらい平和なのか」を相対的に数値化した2018年の世界平和度指数(Global Peace Index)で、第2位にランクインしたニュージーランド。第9位の日本を圧倒的に上回る平和な国としてランクインしています。留学における安全面は最も重要なポイントとなるため、留学する本人はもちろん、ご家族にとっても安心材料になるでしょう。
また、アメリカ、カナダ、イギリスなどの英語圏の国より過ごしやすい気候であることもメリットの1つです。特に、英語圏の国の多くが厳しい冬となりますが、ニュージーランドでは冬の日中平均気温が12~16℃と温暖で、寒さもさほど厳しくありません。もちろん、山間部では雪が降り、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツが盛んです。また、夏もカラッとしていて日本のような蒸し暑さはなく、1年を通して比較的過ごしやすい気候です。
【参考ページ】世界平和度指数
メリット2:教育レベルが高く、留学生に優しいサポート体制
ニュージーランドでは教育機関すべてを監督する政府機関「ニュージーランド資格審査評議会(New Zealand Qualification Authority:NZQA)」により、教育のレベルが保たれています。語学学校も例外ではなく質もレベルも高いため、語学学習には最適な環境が整っていると言えます。
また、政府が定める「留学生の生活保障に関する服務規程(Code of Practice for the Pastoral Care of International Students)」により、留学生の生活が守られている点も大きなメリットです。この規程は留学生の誘致、入学、福利厚生、滞在先などを含めた内容になっており、留学生に公正かつ適正な配慮がなされるよう定められています。このように政府が留学生の生活を守る規程を定めている国は、他の英語圏にはありません。
【参考ページ】留学生の生活保障に関する服務規程
メリット3:学生ビザで就労可能!短期留学ならビザ免除!
ニュージーランドでは週20時間以上のフルタイム授業を受ける場合、「学生ビザ」が必要です。「学生ビザ」保持者は週20時間まで就労が許され、働きながら語学習得ができます。生活費の足しにできるだけでなく、実際に習った英語を教室外で使う絶好の機会になるでしょう。
また、3ヶ月以内の短期留学の場合、日本国籍であればビザの申請は一切必要ありません。日本はビザ免除国であるため、パスポートのみで入国が可能です。面倒なビザ申請をすることなく気軽に語学留学ができる点は、短期で留学したい方への利点となるでしょう。
【参考ページ】 About this visa : Fee Paying Student Visa | Immigration New Zealand
【参考ページ】出入国管理 : 在オークランド日本国総領事館
メリット4:豊かな自然と豊富なアクティビティ
手つかずの雄大な自然が広がるニュージーランド。氷河ウォークができる「フォックス氷河」や世界一美しい星空が眺められる「テカポ湖」など、神秘的な自然に触れることができるスポットが数多く存在します。また、キーウィなどの野鳥をはじめ、オットセイ、アシカなどの固有動物を目にすることもできるしょう。
さらに、ニュージーランドには、大自然を肌で感じられるスカイダイビングやバンジージャンプ、ジェットボート、ラフティング、洞窟探検など、豊富なアクティビティが揃っています。もちろん、ハイキングやサイクリングが楽しめるスポットも充実!原住民族マオリの文化を体験したり、特産ワインを味わったりするのもおすすめです。
メリット5:多民族国家で大らかなお国柄
原住民族マオリをはじめ、ヨーロッパ系、アジア系、太平洋諸島系など、多種多様な民族が暮らすニュージーランドは、人類のるつぼと言ってもいいかもしれません。異なる民族が集まり暮らしているためか、ニュージーランドの人々は偏見が少なくとても大らかです。また、困っている人にも非常に親切で、世話好きの人が多いのも特徴の1つです。初めての留学なら、親切で大らかな人が多いニュージーランドは、安心して過ごせる国になるでしょう。
ニュージーランド留学のデメリット
- 日本人が多い
- 気候の変動が激しく、地震が多い
- 日本ほど便利ではない
- 物価が高い
- シャワー時間を制限される
デメリット1:日本人が多い
世界から留学生が集まるニュージーランドは日本人に人気の留学先であるため、「日本人の多さ」がデメリットになることもあります。初めての留学の場合、周りに日本人がいることは安心材料になるかもしれませんが、日本人とばかり過ごしていると、英語が身につかないという状況に陥ってしまうかもしれません。留学の際には、日本人の少ない学校や地域を選んだり、日本人以外の人達と積極的に付き合ったりするなど、自分なりの工夫が必要です。
デメリット2:気候の変動が激しく、地震が多い
暑すぎず寒すぎない過ごしやすい気候ですが、日本と比較すると1日の温度差があり、天気が変わりやすい傾向にあります。「1日のうちに四季がある」という人もいるほどで、体調を崩しやすいのがデメリットとなるでしょう。目まぐるしく変わる天気には時間とともに慣れますが、留学当初は戸惑うかもしれません。
また、ニュージーランドは日本と同様に地震大国ですから、自然災害に対して危機感を持って過ごす必要があります。2011年の地震では、多くの日本人が被害に遭いました。日本も地震のリスクがありますが、ニュージーランドも同様です。
デメリット3:日本ほど便利ではない
ニュージーランドには「都会」と呼ばれる街もありますが、全体的に田舎の地域が多く、日本ほど便利ではありません。24時間営業している店も少なく、夕方になると店は閉まってしまいます。また、バスや電車が遅れるのは珍しくなく、良くも悪くも大らかなお国柄と言えるでしょう。しかし、日本ほど便利で定刻通りにバスや電車が来る国は、世界を見渡しても他にはほとんど存在しないので、ある意味ではどの国へ行っても不便さを感じるのかもしれません。慣れないとイライラするかもしれませんが、時間とともに慣れ、異文化の一部として受け止められるようになるのがベストでしょう。
デメリット4:物価が高い
ニュージーランドは物価が安い国でしたが、近年では、物価が高いと言われるオーストラリアより高くなりつつあります。外食は日本より高めのため、節約したい人は自炊をした方がいいでしょう。また、学生ビザで留学している人はアルバイトができるので、アルバイト代を生活費の足しにすることも可能です。快適な暮らしができる半面、消費税も15%と高く、日本より多く徴収されることをデメリットに感じる人もいるかもしれません。
デメリット5:シャワー時間を制限される
ニュージーランドの給湯システムは、日本のように無制限にお湯を沸かす仕組みではなく、1日に1回お湯がタンクに溜められるというもの。つまり、1日に使える家庭のお湯の量が決まっているということです。1日分のお湯を使い切ってしまえば、冬でも冷水を浴びるしかありません。そのため、ホームステイ先などでは家族全員がホットシャワーを浴びられるように、シャワー時間を制限することがあります。もちろん、湯船に浸かることはできません。どうしても湯船に浸かりたい人は、天然温泉に行くことをおすすめします。
まとめ
ニュージーランド留学には多くのメリットがある反面、デメリットも存在します。しかし、デメリットとしてご紹介したものの中には、便利な日本では当たり前のことが実は「感謝すべきもの」だと知るチャンスになる事柄も含まれています。留学をすることで外から日本という国を眺められる経験は、一生の宝になるはずです。英語だけでなく多くのことを吸収し、留学生活を実りあるものにしてください。
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ニュージーランド留学におすすめの語学留学プログラム
ニュージーランドに語学学校のある語学留学プログラムをご紹介します。
首都オークランドで英語を学ぶ「EFの語学留学プログラム」
EFの語学留学は、創業以来50年の実績を誇り、海外留学、語学教育、学習研究、文化交流などの事業をグローバルに手掛けるイー・エフ・エデュケーション・ファーストの直営語学学校へ留学できるプログラムです。世界22ヵ国に広がるEFの語学学校には100カ国以上から生徒が集まり、インターナショナルな環境で語学力を磨けます。授業外でもイベントやアクティビティなど、留学仲間との交流の場がたくさん用意されています。留学エージェントを通しての留学ではなく、プログラム運営機関の直営校で学ぶ大きなメリットは、希望、目的に応じて渡航先や期間、カリキュラムなど、留学プランをフレキシブルにオーダーメイドできる点。また仲介費等は一切かからず、国内留学カウンセラーと現地スタッフの円滑な連携によるサポートを受けられます。
カプランオークランド校で学ぼう!「Kaplan(カプラン)の語学留学プログラム」
1938年の創業以来80年以上にわたり、海外留学・語学教育・進学などの分野で世界各地の学習者を支えてきた『カプラン インターナショナル ランゲージ』。英語圏6ヵ国のほか欧州3ヵ国に広がる語学学校では、12歳~80代という幅広い年齢層の世界中からの留学生が年間5万人以上学んでいます。オリジナル教材に基づくレッスンと「使える英語」の実用を組み合わせた独自の学習メソッド「K+(ケープラス)」は、学習者のニーズに合わせて専門家チームによって開発されました。レッスンで使用する教材はオンライン学習ツールと連動しており、学んだトピックを授業外でも効率的に復習できます。課外アクティビティへの参加の機会も豊富で、留学期間を通じて英語のインプットからアウトプットまでを効果的に促してくれる環境です。調査では、生徒の97%が友達や家族にもカプランを薦めたいと回答。利用者満足度の高さがうかがえます。
ニュージーランド語学留学におすすめの留学エージェント
ニュージーランド留学におすすめの留学エージェントをご紹介しています。はじめてニュージーランド留学を検討されている方、ニュージーランド留学の情報収集をしたい方はぜひ参考にしてください。
英語力UPに向けたサポートが充実の留学エージェント「School With」
School With(スクールウィズ)は、世界16ヵ国・700都市以上、約2,500校の語学学校のなかから自分に合った留学先選びをサポートしてくれる留学エージェントです。留学経験者による口コミを豊富に掲載しているほか、おすすめの留学先が分かるオンライン診断機能、2ヵ国留学の紹介など、幅広い角度からの留学サポート・提案が充実しています。代理店手数料がかからず、語学学校に直接申し込みをする場合と変わらない料金でカウンセラーと相談しながら留学手続きを進められるのは大きなメリットといえるでしょう。
留学を機に英語力をとことん磨きたい方には、渡航前の事前学習で現地到着後にスムーズなスタートダッシュを切るためのプログラム「プレ留学」の活用もおすすめ。プレ留学は、留学を控えたメンバーだけでグループを組み、刺激し合いながら学習を続けられるスクールウィズ独自の事前学習プログラムです。4週間以上の留学申し込みで4週間分のプレ留学プランが無料となるなど、お得な利用条件(※定員数に限りがあります)にも注目です。
顧客満足度No.1!従来の最大半額(※1)で留学が可能な「スマ留」
スマ留は、語学学校の稼働率が低い時間や場所を活用することで従来の最大半額程度(※1)での留学を実現できる留学支援サイトです。渡航先と渡航期間だけ決まれば留学費用が明確に分かり、留学先の語学学校に関わらず料金は全て一律となっているなど、シンプルで明瞭な料金体系が特徴です。留学前の事前学習としてオンライン英会話と英語学習アプリが6か月活用可能となるほか、留学中も株式会社日本旅行の海外グループ会社「TASKAL」と提携し、留学中のトラブルについて24時間365日コールサポートが受けられるので、はじめて海外留学をされる方でも安心です。留学エージェント10社におけるブランド調査(※2)では、「口コミ人気」「価格満足度」「認知度」の3つで1位を獲得するなど利用者の満足度が高くなっています。新宿サロンとオンラインにて無料個別カウンセリングを開催しており、留学の相談に乗ってもらうことができます。
※1 2020年及び2023年に実施した業歴10年以上の複数の競合他社を対象とする調査結果に基づく
※2 2023年4月期。調査対象:18~29歳の直近5年以内の留学経験者618名
英語力・留学費用ゼロからでも留学可能な「Global Dive」
Global Dive(グローバルダイブ)は、全世界20ヶ国・1,000校以上の語学留学・ワーホリをサポートしてくれるサービスです。外国人観光客が多い観光地でリゾートバイト+無料のオンライン英会話で英語力と留学費用を貯めてから海外留学に行ける「ZEROから留学プラン」という独自のサービスを提供しているほか、留学・ワーホリからの帰国後の就職支援サービス「旅人採用」も展開しており、帰国後サポートも充実しています。手数料は全て無料で、カウンセラーは全員が海外経験者のため、はじめて海外留学を検討されている方でも安心して相談することが可能です。現状は留学費用がないものの、何としても海外留学を実現させたいという方にとてもおすすめのサービスです。
語学留学先を国別に見る
reisuke
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