海外滞在時に気になるのが、交通手段。多くの場合、電車やバス、タクシーといった公共交通機関を利用することになりますが、時には自動車を運転した方が便利なこともあるでしょう。
日本自動車工業会によると、アメリカでの四輪車普及率は、1.1人あたり1台と、世界で最も高くなっています(2020年末次点)。2位がオーストラリア、4位がカナダと、英語圏の国々が上位を占めています。こういった国・地域では車移動が前提となっているため、公共交通機関が乏しいエリアも少なくありません。車をレンタルしたり、購入したりする際など、英語で車について話す機会もあるはず。
そこで注意したいのが、和製英語や、国・地域によって表現が異なる単語です。時には、こちらの意図が伝わらず、相手を困惑させてしまうケースも考えられます。本記事では、自動車に関する英単語をご紹介します。車が好きな方や、海外で車の運転を考えている方は、ぜひチェックしてください。
目次
気をつけたい英単語5選【自動車編】
1. バックミラー
後ろを確認する鏡なので、backとmirrorで通じるのではないかと思われがちですが、こちらは和製英語です。正しくは、rear(後ろ)のview(視界)を映すmirrorで、「rearview mirror」と言います。
日本語での「バックミラー(後方を確認するための鏡)」の一種であるサイドミラーについては、英語でも「side mirror」が使われます。
- バックミラー→ rearview mirror
2. サイドブレーキ
駐車などの際に使用するサイドブレーキですが、和製英語です。英語圏では「parking brake」といいます。こちらの方が文字通りparking(駐車)のbrake(ブレーキ)なので、覚えやすいと感じる方もいるではないでしょうか。また、「handbrake」なども使われます。
- サイドブレーキ→ parking brake など
3. ドライブレコーダー
安全運転を支援するアイテムとして近年、日本で普及しつつあるドライブレコーダー。英語圏ではdashboard(計器盤 ※1)とcameraで「dashboard camera」、あるいは略して「dash cam」と言います。日本で「ドラレコ」と略されているのと似ています。
※1 フロントガラスの下に位置し、運転席・助手席の前にある内装部品全て
- ドライブレコーダー→ dashboard camera、dash cam
4. ナンバープレート
ナンバープレートは、和製英語ではありませんが、国によって表現が異なります。
たとえばイギリスでは、日本と同じように「number plate」が主に使われます。一方、アメリカでは主に「license plate」が使われるため、「ナンバープレート」と言っても伝わらない場合があります。
- ナンバープレート→ license plate
5. ウインカー
日本語で、「指示器」の意味で使われる、ウインカー。英単語の「winker」にも指示器の意味は存在しますが、現在はこの意味ではあまり使用されておらず、ネイティブにも伝わらないケースが少なくありません。
英語圏では一般的には「blinker」や「indicator」などが使われます。blinkには「まばたきする」や「点滅する」など、さまざまな意味があります。
- ウインカー→ blinker、indicator
まとめ
海外で車の運転をお考えの方は、国外運転免許証の取得をお忘れなく。これによって、ジュネーブ条約締約国に限り、運転が可能となります。(ハワイでは入国後1年以内に限り、日本の自動車運転免許証で運転が可能となっているなど、例外もあります。)また、日本では右ハンドル・左側通行となっていますが、それらが逆の国・地域も数多く存在します。そのため、まずは、渡航先の交通事情を調べておきましょう。
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意外な和製英語・気をつけたい英単語
りみ
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