留学先で友だちを作るには？留学体験者が語る現地の友だちづくりのポイント

留学するなら誰もが現地で友だちを作りたいと考えるのではないでしょうか。私も、留学を終えて旅行などで再びその地を訪れた時にも続いているような交友関係に憧れがありました。ところがアメリカに留学し、語学学校では簡単に様々の国の友だちができたのですが、アメリカ人の友人ははじめは学校の先生のみでした。留学すれば簡単に現地の友だちができると思っていたのに、最初は現地で友だちを作るのに苦労しました。英語ネイティブの友だちができれば、英語の勉強にもなります。留学先の文化を知ることもできます。そこで今回は、アメリカ留学3年目の私が「現地の友だちづくりのポイント」をご紹介します。

友だちの紹介

留学生活がスタートした頃、全く英語が話せず、英語でコミュニケーションする自信もなかった私は、現地の人と交流することを避けていました。本当は友だちになりたかったのですが、英語も上手に話せない自分は相手にされないのではないかと不安だったからです。現地にいる日本人の友人にこのことを相談したところ、日本に興味のあるアメリカ人がいて、英語も教えてもらえるからと、紹介してくれました。実際に会う前に、友人は紹介相手に私が英語を話せないこと、現地の人と友だちになることに不安を感じていることなどを伝えてくれました。そのため、初対面のときから、英語の分からない私でも理解できるように、ゆっくりと、ジェスチャー多めで話してもらうことができました。留学したてで英語力に自信がない方は、知人の紹介で現地の人とお友だちになるという方法を考えてみてください。まずは、語学学校の友だちに尋ねてみましょう。

アプリやインターネットの活用

英語を話すことに慣れてきた頃に始めたのが、アプリを利用しての友だち探しです。私の周りにいる多くの留学生が利用しています。私が利用したのは、アプリやインターネットを通じて自分が住んでいる地域で同じような趣味を持っている人と交流するというものです。自分でイベントやセミナーを開催することもできます。アプリ内で告知をし、参加したい人がいると、参加の希望を表明するシステムになっています。誰かが告知しているイベントに参加することも可能です。日本語と英語をエクスチェンジするようなイベントもあります。私が過去に参加したランゲージ・エクスチェンジのイベントでは、指定されたカフェに10数人の英語または日本語を勉強したい人が集まっていました。英語のみを話す時間、日本のみを話す時間が設けてあり、お互いに会話の練習ができます。異文化を知ることもでき、とても楽しい時間でした。また、ずっと英語だけを話し続けるわけではないので、英語に自信がない方も安心してイベントに参加することができると思います。

ランゲージ・エクスチェンジのほかにも、一緒にハイキングに行ったり、映画を見たりするイベントもあるので、そのようなイベントに参加するのも楽しいでしょう。ただし、こういったイベントの参加者はほとんどが現地の人なので、英語力に不安のある方は難しいかもしれません。

ジャパニーズインベントやボランティアへの参加

現地で行われるジャパニーズ・イベントに参加するのも、現地の友だちづくりの1つの方法です。日本の文化に興味を持つ外国人は少なくないので、こうしたイベントには現地の方もたくさん参加します。私も何度も訪れた経験があり、そこでたくさんの現地の友だちを作ることができました。ジャパニーズ・インベントに集まる多くの現地人が、日本語を学ぶために日本人と友だちになりたいと思っているので、友人づくりには最適な環境です。

イベントへの参加の他にも、私はこれまでボランティアに参加したり、英語で教わる日本語クラスを受講したりすることで、なるべく自分から現地の人の輪に加わろうと努力してきました。イベントやボランティア活動に積極的に参加すれば、英語力を磨きながら現地の友だちを作ることができます。そして自分の経験値を上げることもできます。

まとめ

いかがでしたか。海外には日本のアニメーションや文化、食べ物に興味を持っている人がたくさんいます。私の留学先のロサンゼルスには、日本の町があり、街なかを歩いていると「日本人ですか？」と日本語で話しかけられた経験もあります。特に日本のアニメの人気はなかなかのもので、私が知らないようなアニメを知っているアメリカ人がたくさんいます。現地の人と友だちになりたいなら、日本のアニメに詳しくなっておくことも1つの秘訣かもしれません。英語力を向上させるには英語でたくさん話すことが1番の近道だと思うので、ぜひみなさんも現地で友だちを作り、充実した留学生活を送ってください。

【関連ページ】語学留学に出会いはあるか？

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年（語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年）し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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