「スラング」と聞くと、「若者が使う言葉」という印象がある方も多いと思いますが、実は日常会話では、大人でもしばしばスラングを使います。大学の先生でも、最近流行しているスラングを使う人もいるため、意味を知らないと先生が何と言っているか分からないということも。そこで今回は、先日ご紹介した「留学前に必修!アメリカの学生生活で必ず出会う、英語スラング&口語表現5選~形容詞編~」に続き、「形容詞編」第2弾をご紹介します。実際に最近アメリカでよく耳にする単語をピックアップしてみたので、ぜひ覚えてみてくださいね。
salty
「しょっぱい」「塩からい」という意味を持つ「salty」。スラングでは、イライラして機嫌が悪い様子や、人の態度がそっけないことを表すときに使います。日本語でいう、「塩対応」に近いニュアンスです。
- A:Mark seems salty today. What is wrong with him?(今日マーク機嫌悪くない?どうしたんだろう?)
- B:He always seems salty, so no worries.(彼はいつもそうだから、気にすることないよ。)
extra
「やりすぎ」という意味で使われる、「extra」。大きな問題ではないのにも関わらず、過剰なリアクションをする人などに対してよく使われます。
- A:Oh my gosh. I got 70% on the test. I’m gonna cry!(なんてこった。テストで70点とっちゃった。泣きそうだよ)
- B:You are so extra. You did not get an F.(大げさだよ。赤点とったわけじゃないじゃん。)
英語で「赤点」に近い意味を持つ単語が、「fail(落第点)」。頭文字をとって「F」としばしば略されます。
basic
「basic」は友達同士の間でよく使われるスラングで、「個性がなくつまらない」ということを表します。たとえば、流行ばかりを追う人に対して、「そんなありきたりなことをしているの?」といった気持ちを込めて使われます。
- A:What did you order?(何をオーダーしたの?)
- B:I ordered the caramel latte.(キャラメルラテを注文したよ。)
- A:You are basic. You sometimes should try new one.(つまらないな。たまには新しいものに挑戦してみなよ。)
savage
「savage」は通常、「野蛮な」「残忍な」「激怒した」などの意味で使われますが、スラングでは「(誰にもできないようなことをしていて)かっこいい、すごい」という意味で使われています。「crazy」がほめ言葉として使われるのと同様のイメージです。
- A:Who do you think is the most savage NBA player?(1番かっこいいNBAプレイヤーって誰だと思う?)
- B:I think James Harden is the most savage player.(私はジェームスハーデン選手が1番かっこいいと思うな。)
fire
「fire」も、よく使われるスラングの1つ。スラングでは、「火」や「燃える」という意味ではなく、「excellent」や「cool」「awesome」と同様に、「とても良い」という意味として使われます。
- A:I got 100 on the final.(期末試験で、100点とったよ。)
- B:That’s straight fire. Good job.(とてもすごいね。よくやったよ。)
スラング&口語表現を知って、会話力を伸ばそう
いかがでしたか。教科書で覚えた単語の意味に加えて、スラングとして使われる場合の意味もおさえておくと、英語でのコミュニケーションはよりスムーズに進みます。今回ご紹介した単語は、最近の学園モノのドラマでもよく耳にするものばかりなので、ぜひマスターしてみてくださいね。また、新しいスラングも日々生まれているので、今後もご紹介していきたいと思います。
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りみ
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