教科書では習わなかった、海外生活で頻出の英語表現7選

海外で生活をしていると、「学校で習わなかったけれど、日常生活ではよく耳にするな」と感じる表現に出会うことは多々あるものです。そこで今回は、実際にネイティブがよく使う英単語や表現をご紹介します。スラングも含まれているので試験に出題されることは少ないかもしれませんが、どれも英語圏の国では耳にすることの多いものばかりです。ぜひこの機会にチェックしてみてください。

chill

chill」は、「リラックスする(落ち着く)」「まったりする」という意味で使われる単語です。最近日本でもSNSを中心に使われるようになってきているため、ご存知の方もいるかもしれません。たとえば、「I want to chill at a beach (海でリラックスしたい)」のように使われます。また、騒いでいる人たちを落ち着かせたいときなどには、「Chill out!(落ち着いて!)」のように命令形で使うこともできます。

smoke free

アメリカの大学や会社では、よく「smoke free」と書かれた看板を見かけます。「smoke free」と聞くと、つい喫煙しても良いように感じてしまうかもしれませんが、これは「禁煙」という意味です。米国=自由というイメージが強いため、旅行者や留学生の中には、どこでも煙草を吸えるように考えてしまう人も少なくありません。しかし実際は、日本以上に喫煙できる場所は限られています。喫煙を取り締まる法律は州ごとに異なりますが、たとえばカリフォルニアではレストランやバーの中はすべて禁煙です。路上喫煙の場合でも、公共の建物の入り口から6.1メートル以上離れる必要があります。米国で喫煙する時には気をつけてくださいね。

blast

blast」は、「爆破」「突然の大きな音」という意味を持つ単語ですが、スラングでは、「楽しい時間」として使われます。たとえば、誕生日の方にメッセージを送る際に、「hope you have a blast!(楽しい時間を過ごせますように!)」のように使うことができます。しかし、blastは使い方によっては強めの表現にもなります。「Blast it!」と言った場合、代表的なスラングの1つである「Damn it!」と同じようなニュアンスになってしまうので、使い方には気をつけてください。

lollygag

lollygag」は、「だらだらして時間を浪費する」という意味の単語です。最初に紹介した「chill」とは異なり、ネガティブなニュアンスを持っています。たとえば、親が時間を無駄にしている子供に対して注意するときに、「Don’t lollygag!(だらだらしないで!)」のように使います。

Adam’s apple

直訳すると「アダムのリンゴ」となりますが、これは「のどぼとけ」という意味です。聖書のエピソードにある、禁断の木の実がアダムの喉につかえたという伝説に由来しています。

after you

レディーファーストの国アメリカならではのフレーズで、エレベーターやレストランの入り口でよく耳にするフレーズです。また、レジでオーダーしたいものが決まっておらず、後ろに並んでいる人に順番を譲りたい時などにも使えます。「After you」は直訳すると「あなたの後」で、そこから「お先にどうぞ」という意味になります。「Go ahead(どうぞ)」と同じような場面で使われることが多いフレーズですが、「After you」の方がより丁寧なニュアンスがあります。

sick

sickは「病気」という意味としてだけではなく、スラングでは「やばい(くらい良い)」という意味で使われます。スラング表現としての「sick」を初めて聞くと困惑するかもしれないので、ほめ言葉として使われる場合もあることを知っておきましょう。「It is sick(それやばいね)」、「Your bag is so sick(あなたの鞄とてもいいよ)」のように使われます。

ちなみに、日本語で「シックなデザイン」のように誉め言葉として使われるときの「シック」は、chicという別の単語です。sickとchicでは発音は異なりますが、カタカナで書くとどちらも「シック」となり混同しやすいので、気を付けてください。

まとめ

いかがでしたか。どれもよく耳にするものばかりなので、自分では使わなくても、リスニング力向上のために意味を押さえておくと良いでしょう。また、smoke freeやsickのように、つい意味を勘違いしてしまいそうな表現は、特に気を付けてくださいね。

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年(語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年)し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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