「スラング」と聞くと、いわゆるFワードなどの「汚い英語」を連想する人も多いのではないでしょうか。しかし、実はスラングには流行りの言葉や省略語なども含まれるため、全てのスラングが悪い意味を表すというわけではありません。フォーマルな場面には適しませんが、日常生活では若者を中心に多くのスラングが使われています。テストに出題される機会は多くありませんが、英語での日常会話力を高めるには、スラングを含めた口語表現の知識は必須です。そこで今回は、アメリカの学生がよく使うスラングや、学校ではあまり習わない口語表現をご紹介します。
頻出の英語スラング&口語表現6選~形容詞編~
様々なスラング・口語表現の中から、今回は形容詞のワードを集めてご紹介します。
juiced
ワクワクしている時や、何かしたくてウズウズしている時には「I am so excited」という表現を使うことが一般的です。しかし、最近では「excited」の代わりに「juiced」という語が使われることがあります。たとえば、「I am so juiced to go to Disneyland today.(今日ディスニーランドに行くのすごくワクワクする!)」のように表現することができます。ワクワクしている状態を表す、より幅広い世代に知られているスラングには「stoked」という語もあります。
zonked
「zonked」は「exhausted」の同義語で、疲れてクタクタの状態を表すときに使われます。特に「mid-term examination(中間試験)」や「 final examination(期末試験)」のシーズンになると、勉強に追われて疲れ切っている学生が「I’m so zonked.」と言っているのをよく耳にします。また、試験期間が終わると、前述の「I am juiced to do ~.(~するのが楽しみ。)」という表現を使い、試験が終わるまで我慢していた楽しい予定について話す声が聞こえてきます。
- I was working on my assignment until midnight so I’m pretty zonked.
夜中まで宿題をやっていたから、かなり疲れている。
ginormous
「ginormous」は、「gigantic」と「enormous」という2つの単語が合わさった語です。giganticとenormousは、どちらも「巨大な」という意味を持つため、「ginormous」には「とてつもなく大きな」といったニュアンスがあります。自分の想像をはるかに超える規模のものを目にした時などに使う表現です。たとえば、アメリカの大学の図書館はとても広いので、手に入れたい本がなかなか見つからないことも。そんな時には、以下のように言うことができます。
- The library is ginormous so I cannot find the book that I am looking for.
この図書館は巨大すぎて、探している本を見つけることができない。
down
アメリカの大学構内で、非常によく耳にする表現の1つです。「down」と聞くと「下」という意味が真っ先に浮かぶと思いますが、スラングとしての「down」には「~に賛成した」という意味があります。たとえばプレゼンテーションのテーマを決めるためにチームで話し合っているときなどに「What about ~?(~はどう?)」と尋ねられた場合、「I am down.(私は賛成。)」と答えることができます。
game
「ゲーム」と聞くと、テレビゲームやボードゲームといった名詞だけを想像するかもしれません。「game」には、「(~する)意思がある」という形容詞の意味があります。形容詞のgameは、前述の「down」と同様に、相手からの提案に対して同意を表す際に使うこともできます。たとえば、「Anyone down to go to the library to do homework tomorrow?(誰か明日図書館で宿題やる人?)」と尋ねられた時には、「I am game.(行きます。)」のように返答することができます。
bulky
アメリカの大学では、各クラスで大量のプリントが配布されます。試験に関する大切な情報もたくさん記載されているため、きちんと保管をしておかなければいけません。また、大学にもよりますが、非常に大きなサイズの教科書もあります。授業が多い日は、バックパックでないと登校が大変なほど。そんな時に使える単語が「bulky」です。bulkyは、「かさばる」「扱いにくい」という意味を持つ単語です。「This book is so bulky.(この本ものすごくかさばる)」と嘆いている生徒もちらほら。
まとめ
いかがでしたか。スラングや口語表現に興味のある方は、ぜひ単語の由来も調べてみてください。由来を知ると、単語の意味やニュアンスなどへの理解がより深まるため、記憶にも定着しやすくなります。今回ご紹介したもの以外にも、会話やメールの中で使われるスラングはたくさんあり、また、日々新しい言葉も生まれ続けています。留学前には、教科書に載っている単語だけではなく、楽しみながら幅広い表現に触れるようにしてみてくださいね。
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りみ
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