携帯は留学先で入手?アメリカ留学前に知っておきたい現地の通信事情

短期留学や長期留学を前に、留学先での携帯電話の使用環境が気になる方は多いのではないでしょうか。留学中も、携帯電話は生活に欠かせないものです。私は留学先のアメリカで、初めての場所を訪れる場合はもちろん、近隣のスーパーに行くときでさえ、スマホ上の地図や辞書を活用します。観光地へ行くとき、単語の意味を調べたいとき、家族や友人と連絡を取りたいときなど、携帯電話が必要となるシーンは、留学中に何度も訪れるはずです。今回は、私自身の体験や留学仲間の話をもとに、アメリカの通信事情と携帯電話の利用方法について、短期留学の場合と長期留学の場合に分けてご紹介していきます。

SIMフリー携帯

短期留学・長期留学のどちらの方にも、まず確認してほしいのが、お手持ちの携帯がSIMフリーであるかどうかです。私が1番におすすめするのは、SIMカードを購入し、お手持ちのSIMフリーの携帯電話に挿入する方法です。現在使用している携帯をそのまま現地で使用することができるので、アプリの再設定などの必要もなく、写真や電話帳などのデータをそのまま使用でき、無駄な手間が省けます。SIMカードはインターネット通信のみのものから通話可能なものまであり、サービスや通話量よって値段が異なります。使用期間もそれぞれ異なり、自分にあったタイプのものを選ぶことができます。

SIMカードは、日本でも現地でも購入可能です。現地では、コンビニや携帯電話ショップ、スーパーマーケットで販売されています。現地では1ヵ月約$40と日本より安く購入できますが、SIMカード選びや設定の際に英語のみでの対応になるので、英語力に不安のある方には日本での購入をおすすめします。日本では、空港の免税店や家電量販店、ネットで購入できます。SIMカードの多くがプリペイドのものなので、気づかないうちに高額請求となる心配もなく安心して使用できるのも、SIMフリー携帯の魅力の1つです。

このように、SIMフリー携帯の利用には様々なメリットがありますが、SIMフリーでない携帯もありますので、まずはお手持ちの携帯の確認が必要です。また、SIMカードのほとんどが1週間からのものになるので、1週間未満の短期留学の場合は割高になってしまうことがあります。ご注意ください。

短期留学の場合

短期留学の方におすすめなのが、Wi-Fiの使用です。私は1ヵ月間の短期留学の際に、Wi-Fiをレンタルしました。その頃は全くと言っていいほど英語が話せなかったので、現地で通話をすることはないだろうと考え、インターネットのみ使用できれば良いということで、Wi-Fiを借りました。Wi-Fiは、空港で難しい手続きなどなく、10分ほどでレンタルできます。ただし、旅行シーズンに重なる場合やタイミング次第では在庫がないこともありますので、待ち時間も少なく確実に借りられるネット予約をおすすめします。Wi-Fiレンタルは破損や紛失がない限り、追加料金を請求されることもなく、安心して使用できますが、使用するたびに電源をつけなければならないというデメリットもあります。1日電源をつけたままにしておくと、すぐに充電が切れてしまってしまったり、1日に使える通信量をあっという間に使い切ってしまったりすることがあります。いざという時に使えなくなってしまう可能性もあるので、Wi-Fi用の充電器を持ち歩くといいかもしれません。

長期留学の場合

長期留学している人の多くが、現地で新たに携帯を入手しています。アメリカでは、機種を選ばなければ200ドル程度でスマホ本体が購入できます。利用にあたっては、プリペイドSIMを毎月購入することも、自分に合った携帯会社を見つけて契約することも可能です。日本で使用していた携帯は休止サービスを利用して電話番号保管し、帰国時に再び同じ携帯番号、同じ契約で使用できるようにする人もいます。その場合も、日本で使用していた携帯はWi-Fiがある環境なら現地でも使用できるので、留学先へ持参すれば活用できます。

また、なかには日本の携帯会社の海外サービスを利用している人もいます。SIMフリー携帯の場合と同様、現在使用している携帯をそのまま現地で使用することができるので、無駄な手間が省けますが、他の方法に比べて基本料が高く、国際電話を受けると思わぬ高額な着信料が発生する場合があります。日本にいる相手から電話がかかってきて思わず出てしまった場合など、意図せず国際電話を使用して着信料を支払うことになる可能性があるので、注意が必要です。

まとめ

私は日本で生活するときは携帯が1日手元になくても支障なかったのですが、アメリカに来てからは携帯を1日中、肌身離さず持ち歩いています。アメリカでバスを利用するときは、必ずと言っていいほどネットへのアクセスが必要です。一応、バスの時刻表はあるようですが、ほとんどのバスが時間通りには到着しません。本数も日本のようには多くない上、イベントや工事の影響で予告なくルートを変更する場合があり、バス停で待ち続けてもバスが一向に来ないこともあるので、毎回アプリで調べる必要があります。このように、携帯電話はアメリカでの生活になくてはならないものです。自分にあった利用方法を見つけ、安心して留学生活を送れるようにしましょう。

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年(語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年)し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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