1匹ごとに、異なる個性や魅力がある、猫。今回は、まさに三者三様の性格をもった3匹の猫と暮らす、アメリカ・ロサンゼルス在住のJaclyn(ジャクリン)さんに英語インタビューを実施しました。ジャクリンさんは、ライターとして活動する傍ら、オンライン英会話「Cambly(キャンブリー)」で講師としても活躍しています(※)。親子代々、猫が好きな家庭で育ったというジャクリンさんが考える、3匹の猫たちが生活にもたらすポジティブな影響とは?
※2022年12月現在、ジャクリンさんのCamblyでの指導は、1年の約半分を過ごす海外滞在時
目次
※Vocabularyの欄に記載されている語彙の意味・品詞は、本インタビュー内での使われ方です。
※記事の内容は公開時点の情報に基づきます。
アメリカ・ロサンゼルスで暮らす、3匹の猫たち
1. Cheetoh(チト)/推定15歳
1匹目は、3匹の猫の中で最も年長のチト。家族の一員となったきっかけは、今から約15年前、当時大学生だったジャクリンさんの姉が、草むらで鳴いていたチトを見つけて保護したことでした。
当時、ジャクリンさんの姉は大学寮での生活だったため、自身では飼うことができず。実家の両親とジャクリンさんに、チトを託しました。
チトは「お父さんっ子」ね、父にものすごくなついているから。父が家にいるときはいつも、チトは父にぴったりくっついてる。とてもかわいくて、それから、すごく大きな音でゴロゴロ言う(喉を鳴らす)の。部屋の端でも聞こえるくらい。父が帰宅すると、ゴロゴロが始まるの。
- daddy’s boy:お父さんっ子
- be attached to:~になついている
- whenever:~のときはいつでも
- stick to:~にくっつく
※stick to ~ like glue:~にぴったりとくっつく - purr:(動)(猫などが)ゴロゴロと喉を鳴らす (名)(猫などの)ゴロゴロいう声
チトが父になついている理由の1つは、父がチトに構い過ぎないからだと思う。チトは、なでられ過ぎるのは好きじゃないから。
- overstimulate:(~に)刺激を与え過ぎる
- pet:~をなでる
※be pet:なでられる
2. Buttercup(バターカップ)/推定6歳
2匹目は、家族の中でジャクリンさんの母に特になついているという、バターカップ。
一方でバターカップは、(構ってもらおうと)自分の身体を投げ出してくるし、顔を手に押し付けてくるし、髪もかじってくる。彼女は、たくさんなでられるのが好き。大抵は、私の母の傍にいるわね。時々、母が家にいないときには、私か父かを選ばないといけないけれど。父と私は、彼女にとってのファースト・チョイスではないの。
- push ~against…:~を…に押し付ける
- chew on:~をかじる
- be home:自宅にいる
バターカップがジャクリンさんの母に特になついているのには、バターカップを家に迎え入れた際のエピソードにも関係しているようです。
バターカップは、「アニバーサリーキャット」なの。いや、正確には、あの日は母の誕生日(※)か結婚記念日かのどちらかだった。父はその日、「素敵なサプライズがある」と母に伝えていたの。
- either A or B:AかBかのどちらか
- anniversary:記念日、~周年
※誕生日の場合は、英語の「anniversary(アニバーサリー)」にはあたりません。
車に乗って、到着した先がレストランだったとき、母は泣き出してしまって。彼女は、父が猫をプレゼントしてくれるものだと思っていたから。それで父は、予定していたレストランの代わりに、母を猫の保護施設に連れて行ったの。
- get in a car:車に乗る
- start to:~し始める
- adoption center:保護施設
今、バターカップは6歳くらいね。毛並みがとても柔らかくて、あと、よく喋る。彼女は、言いたいことがたくさんあるの。
Mimi (ミミ)/推定4歳
3匹目は、家族の中でジャクリンさんに最もなついているという、ミミ。もともとは、ジャクリンさんの祖母に飼われており、祖母が他界した際に引き取ったそうです。
ミミは、まだちょっと野性的で、他の動物をすごく怖がるの。私が家の廊下を歩いているときでさえ、怖がって、走って隠れるくらい。「ミミ、何でもないから!大丈夫だから!」って、いつも言ってる。
- feral:野性の
- be afraid of ~:~をこわがる
- walk down a hallway:廊下を歩く
- get scared:おびえる、怖がる
- hide:隠れる
ミミも、なでられるのが好きではあるけれど、彼女自身が設定した条件のもとだけ。もし、彼女がなでられたくない気分の時に私がなでようとでもしたら、出血するでしょうね。ひっかいたり、噛んだりするから。彼女には、ちょっと気をつけなくちゃいけないの。
- on one’s own terms:~の設定した条件で、~の好きなやり方で
- bleed:出血する
- scratch:~をひっかく
- bite:~を噛む
時にはひっかかれたり、噛まれたりすることもあるものの、ジャクリンさんはミミが大好きとのこと。そして、ミミも、家族の中でジャクリンさんに最もなついているようです。
Mimi sleeps with me. I sleep on my side and she climbs up onto my neck and then her belly is over my nose and mouth and I wake up with a mouth full of hair.
ミミは毎晩、私と一緒に寝ているの。私が横向きで寝ていて、ミミは私の首の上によじのぼってくるから、彼女のお腹が、私の鼻と口の上にある状態。目を覚ますといつも、口がミミの毛だらけになってる。
- climb up onto:~の上に登る
- belly:腹、腹部
3匹の猫たちが生活にもたらす影響
ミミをはじめとする3匹の猫たちが生活にもたらす影響について、ジャクリンさんは次のように語ります。
実際のところ、ミミは私にたくさんの喜びをくれているわ。淋しいときや、愛情を必要としているときに、彼女は本当に思いやりがあって、優しくて・・・時々ひっかかれるけれどね。
- affection:愛情
※need affection:愛情を必要とする - sweet:優しい、思いやりのある
- affectionate:優しい、愛情深い
- claw:~を爪でひっかく
※get/be clawed:ひっかかれる
チトとバターカップも、私の両親を幸せにしてくれていて、そのことが、私自身も楽にしてくれているわ。私は、家族の一人ひとりが、猫から癒しや愛情をもらえたなら、私たちは皆、今よりも少しハッピーになれると思うの。
- make one’s life easier:楽にする
- comfort:(名)癒し、慰め
- in general :概して、一般に
インタビューの最後に、「I love cats so much!」とかみしめるようにつぶやいたジャクリンさん。ジャクリンさんが語ってくれたように、愛猫や愛犬など、ともに暮らすペットの存在によって、家庭の雰囲気が明るくなることを実感している方は多いのではないでしょうか。
「なでる」「ゴロゴロと喉を鳴らす」など、今回のインタビューでは、猫について話すときに必須とも言える英語表現も数多く登場しました。ジャクリンさんと同じく猫が好きという方は、ぜひ今回のキーフレーズを使って、英語で猫の魅力について話してみてはいかがでしょうか。
【関連サイト】Cambly(キャンブリー)の公式サイト
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Asami
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