ホームステイ、寮、シェアハウス、それとも民泊?各滞在先での留学生活を経験者が徹底比較!

留学を考えるとき、学校やカリキュラムの決定に続いて検討しなければならないのが、滞在先です。長期留学でも短期留学でも様々な選択肢があり、それぞれに魅力があるので悩む方も多いのではないでしょうか。

現在、私はアメリカ留学中で、シェアハウスに住んでいますが、これまでに、ホームステイや学校寮(ドミトリー)に住んでいた経験もあります。最近では、「Airbnb」という民泊仲介サービスを使用し、滞在している方もいるようです。今回は、私が経験して感じた各滞在先のメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。

ホームステイのメリット・デメリット

〇 話さなければならない環境で英語力が向上!

英語力を上げるためには一番よかったと感じている滞在方法です。英語を話せるようになりたい方には、ホームステイがおすすめです。私が初めて短期留学をしたときに選んだのは、ホームステイでした。英語をあまり話せなくても話さなくてはならない環境は、とても刺激的で、もっと勉強しようという気持ちにしてくれます。私のホストステイファミリーは、家に留学生用の部屋があるほど、頻繁に留学生を受け入れており、英語が全く分からない私にも優しく親切に接してくれました。洗濯も毎回お願いし、朝晩と食事も提供してもらいました。部屋はマスタールームで、私専用のシャワールームとトイレがあったので、しっかりと自分のプライベートが確保されており、ストレスを抱えることもありませんでした。

× 安くはない滞在費

デメリットは滞在費が高めなこと。もちろん朝晩と食事を提供してもらい、洗濯などもお願いしていたので、費用がかさむ理由は納得できます。でも毎月支払う滞在費(大体1000米ドル強でした)を考えると、短期でないと厳しいと感じるかもしれません。

× 暮らしやすさはステイ先次第

また、ホームステイ先によっては食事を与えてもらえなかったり、プライベート空間がなく、ストレスを感じたりというケースも少なくないようです。ホストファミリーを決める際、カウンセラーの方にアンケートをとってもらい、自分にあった方を紹介してもらっても、自分に合うファミリ-が見つからない場合はあります。また、基本的に学校から遠いところが多く、通学には不便かもしれません。私は学校まで1時間以上もかかっていました。自分に全てあった条件のホームステイ先を見つけるのは難しいので、条件をいくつか譲らなければいけない可能性もあります。

学生寮(ドミトリー)のメリット・デメリット

〇 世界各国からの留学生と友達になれる

様々な国の人が生活しているので、世界各国の友達を作ることができるのがドミトリーの良いところ。皆が皆、英語を話せるわけではなく、お互いが理解しようと努力するので英語の勉強にもつながります。また、滞在中の国以外の文化を知る良いきっかけにもなります。

〇 学校に近く、安全

一般的なドミトリーには責任者も共に住んでおり、何か問題が起きても安心です。また、ドミトリーは比較的に学校に通いやすい場所にあり、登下校しやすいと思います。

× シャワーやトイレは共有

ドミトリー 共用のキッチン

共用のキッチン

私が利用していた寮には、4人部屋、2人部屋、1人部屋があり、それぞれ料金も異なりました。寮では基本的にキッチンとシャワー、トイレは共有です。そのため、自分が使用したいときに使用できなかったり、汚かったりと、共有スペースを利用する際は不便に感じることがあるかもしれません。

シェアハウスのメリット・デメリット

〇 自分好みの空間を模索できる

シェアハウスのスタイルは多様なので、自分に合った空間を見つけられるのがいいところ。ドミトリーのように厳しいルールはなく、ホームステイのように気を使う心配もありません。プライベートルームのあるシェアハウスを選べば、自分のプライベート空間があり、場所を選ばなければ安いところがたくさんあります。現在、私はシェアハウスに住んでいるのですが、他の滞在方法と比べ、リラックスして暮らせると感じています。

〇 安価で自由

ハウスによって異なりますが、私の住むシェアハウスはキッチン、トイレが共有で、部屋はプライベートルームです。ハウスメイトは基本的に家にいないので、1人暮らしに近い感じです。またアパートに3人で住んでいるのですが、家賃はとても安いです。長期留学生にはとてもおすすめの滞在方法です。ドミトリーやホームステイのように、他の住民の事を考え過ぎずに済むので、ストレスフリーで生活できるのがシェアハウスの魅力です。

× 条件に見合う部屋を見つけるのは大変

でも、自分に合ったシェアハウスを見つけることは難しく、シェアハウスをしたくて探しているけれど見つからず、まだドミトリーで生活している学生も少なくありません。自分でアパートを探し、ハウスメイトを見つけて生活することもできますが、アメリカの場合、部屋を借りるにはソーシャルセキュリティーナンバーという米国の社会保障ナンバーがないと、多額なデポジット(預かり金)を払わなければいけないので、留学生には容易ではありません。

民泊(Airbnb)のメリット

〇 直前でも受け入れOKな物件も

最近、日本でも知られているAirbnb(エアビーアンドビー)は、民泊仲介サービスで、アプリを使って滞在先を見つけることができます。現地の方の自宅の空いている1部屋を借りるというようなシステム。ホームステイのような感じです。はじめの頃は、バックパッカーの方たちが安く滞在するために使われていましたが、最近は長期滞在時も利用している方がいるようです。場所や部屋の広さによって、値段は異なります。私も旅行の際に一度、利用したことがあるのですが、前日でも受け入れてくれるところもあり、便利です。気になるお宅を見つけたら、受け入れ可能か質問してみることもできます。渡航が急遽決まった留学生にはおすすめです。

まとめ

ホームステイもドミトリーもシェアハウスも、それぞれ異なるので一概には言えませんが、それぞれに魅力があります。家を探す上で一番大事なことは、自分に合う場所を見つけること。留学はただ楽しいだけではなく、時にはストレスを感じることや、ホームシックになることもあります。そんなとき、落ち着ける場所、リラックスできるのは自分の部屋。留学生活では、語学学校選びと同じように部屋選びも大切です。皆さんも自分に合う滞在先を見つけて、楽しく充実した留学生活を送りましょう。

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年(語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年)し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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