話題のセブ留学!経験者が語る、学校選びで気をつけたい6つのポイント

フィリピン・セブには語学学校が数多くありますが、あまりの選択肢の多さに「どうやって学校を選んだらいいか分からない」という人もいるのではないでしょうか。この記事では、これからセブ留学に行こうとしている人に向けて、実際にセブで2週間語学留学をした筆者が考える「学校を選ぶ際に気をつけたいポイント」についてお話ししていきたいと思います。

セブ留学で学校を選ぶ際のポイント6つ

1. 立地

セブ留学では、ホームステイなどではなく、学校の学生寮に入るのが一般的です。学生寮は学校と同じ敷地内に建っていたり、学校のすぐ近くに用意されていたりすることが殆どなので、学校の立地によって滞在先の立地も決まると考えてよいでしょう。

学校および寮の立地を選ぶ際は、「どんな留学生活にしたいか」を考えることがポイントです。例えば、静かな環境で勉強に集中したい人は、栄えている場所から少し離れた立地にある学校を選ぶのがおすすめです。一方で、勉強だけでなく学校外での遊びも充実させたいという気持ちが強い人は、シティの近くを選んだほうが、求めるイメージに近い留学生活を送れるでしょう。

また、一口に「セブ」と言っても、セブシティがあるセブ本島とお隣のマクタン島では、雰囲気が少し異なります。いわゆるリゾート地を思い描き、海がすぐ近くにあるような滞在生活を期待している人は、セブ本島ではなくマクタン島を選んだほうがイメージに近いかもしれません。ただ、マクタン島はセブ本島と比べると田舎なので、毎週末のように買い物などをしにシティへ出向く学生もいます。私は都会よりも海で過ごす方が好みなので、マクタン島での滞在を選びました。

2. 学校の校風


セブの語学学校の校風は、「スパルタ校」「セミスパルタ校」「自由な校風」と、大きく3つに分けられます。

とにかく英語をがっつり勉強したいという人は、スパルタ校を選ぶことを推奨します。スパルタ校では外出ルールや欠席に対するペナルティなどの規則も厳しく、勉強に集中しやすい環境が整っています。また、周りの生徒にも本気で勉強しようという姿勢の人が多いため、自分自身の学習モチベーションも自然と高まります。

反対に、「現地でたくさん友達と遊びに行きたい」「自分のペースでのびのびと勉強したい」という人は、自由な校風の学校の方が合っているかもしれません。ただ、自由な校風の学校には、勉強よりも遊びがメインの目的となっている生徒も少なくないため、その点も考慮した上で学校選びをしてください。

3. カリキュラム・クラス

学校を選ぶ際に注意したいのが、自分が勉強したい内容に合ったカリキュラムやコースが用意されているかどうかです。カリキュラムやクラスについてよく調べずに学校を選び、後から「自分の留学目的に合うクラスが無かった」ということになってしまうと、非常に勿体無いです。

例えば、TOEICやTOEFL、IELTSなど特定の資格対策を行いたい人は、日常英会話を学ぶだけではなく、それぞれの資格に特化したコースが用意されている学校を選ぶことをおすすめします。他にも、「他国からの留学生と積極的に交流を持ちたい」という人の場合は、留学生の国籍比率が多岐に渡っている学校や、放課後のアクティビティクラスが盛んな学校を選ぶとよいでしょう。留学生の国籍比率やアクティビティクラスの概要については、各学校のホームページにも記載されていることが多いので、事前に情報をよく確認しましょう。

4. 寮

「立地」についての箇所でも触れましたが、セブ留学では学校指定の学生寮に滞在するのが一般的です。寮は2~4人の相部屋が多いため、一人部屋を希望する場合には、一人部屋のオプションがある学校を選びましょう。

人気の高い学校だと、特にピークシーズンには部屋がすぐに埋まってしまいます。直前の申し込みになると、希望する部屋に入れない可能性もあるので、早めに部屋の空き状況を学校に問い合わせしておくことをおすすめします。

フィリピンは留学先としてもリゾート地としても人気の国ですが、それでも発展途上国であるため、建物や住居環境は日本ほど綺麗ではないことが殆どです。学校のホームページで写真を見たり、実際に滞在した人の口コミを探すなどして、寮の清潔度や住み心地についても可能な範囲で確認しておくと安心です。

5. 講師の質

せっかく留学して授業を受けるからには、講師の質も気になる点。セブには語学学校の数が非常に多いこともあり、中には講師の質があまり安定していない学校もあります。

講師の面接やトレーニングを重視している学校を選ぶことで、質の低い講師にあたることはある程度避けられます。ただ、講師ばかりは自分との相性にもよりますし、どんなに気をつけて学校を選んでも、合わない講師にあたってしまうことはあります。殆どの学校では途中で講師を変更してもらうことが可能なので、実際に授業を受けてみて講師と相性が合わないと感じた場合には遠慮せずに申し出ましょう。

6. 費用

最後に、学校選びの際に多くの人にとって気になる「費用」についてみていきましょう。費用は、学校によってピンきりです。セブ留学の費用は、特に寮費によって大きく左右されます。例えば、学校によってはホテルを寮として使用しているところもあります。ホテルタイプの寮は、部屋のクオリティが高い分、費用も相場より高くなります。予算が限られている場合には、寮がホテルタイプの学校は避けた方がよいでしょう。また、一人部屋ではなく、4人部屋などの相部屋を選ぶことで、費用を抑えることが可能です。授業料に関しても、1日の授業数や選択するコースによっても変わってくるので、予算の範囲におさまるか、学校のホームページなどをよく確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、セブ留学での学校選びのポイントをお伝えしました。まずは自分が希望する条件を整理することが、学校選びにおける基本です。全ての希望条件とマッチする学校が見つかれば一番良いですが、見つからない場合は優先順位をつけて考えることをおすすめします。特に費用に関しては、予算に上限がある人は多いかと思います。費用面とその他の条件のどちらを優先するか、どこまで妥協できるかなどを検討しつつ、自分に合った学校を選んでくださいね。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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