留学体験者が語る、渡航前に買っておくべきだった5つのアイテム

はじめての海外留学では、荷物の準備は万全のつもりでも出発目前になると、長期間の海外滞在になくてはならないものを何か忘れているのではないかと不安になるものです。今回は、アメリカに留学して3年目の私が、これまでに「渡航前に買っておくべきだった」または「日本から持ってくればよかった」と感じた5つのアイテムをご紹介します。留学を検討中の方や、留学を控えて準備中の方のご参考になればと思います。

留学先に持参すべき5アイテム

語学留学する方で特に英語が苦手な方に、電子辞書を持参することをお勧めします。多くの語学学校が授業中の携帯電話の使用を禁止しています。授業はもちろん英語のみで行われ、知らない英単語がたくさん出でくるのは日常茶飯事。そんなときに、調べたくても携帯は使えないので、辞書が必要性でした。私は英語力ゼロで渡米し、レベル１からのスタートだったのですが、たった1つの英単語が分からないだけで、その日の授業についていけない日もありました。辞書があるだけで、日々の学習がより充実すると思います。

ただし、英語上級者には、電子辞書は必要ないかもしれません。現地の語学学校の先生によれば、単語の意味は先生に尋ねて理解するのが英語の上達への近道、とのことです。ある程度、英語が理解できるのであれば、こちらをトライしてみるのがいいかもしれません。

日本で出版された英語教材は、「絶対に必要」というわけではないのですが、あれば留学先で役立つのではないかと思います。こちらも初級の方におすすめします。

私の場合、ある程度英語にも慣れ、文法のクラスが始まったときに、持ってくればよかったと後悔しました。学校で使われる教材は、もちろん全て英語で書かれたもの。文法の仕組みも英文を読んで理解しなければなりません。英語力ゼロで渡米した私にとって、知らない英単語だらけの解説で文法を学ぶのはとても難しく、何度読んでもわからないことも度々ありました。日本の出版社による英語教材はアメリカでも購入できますが、日本で購入するよりも高く、物によっては倍のお値段のものも。私はわざわざ日本にいる親に送ってもらったので、全て英語で理解できるか不安な方は持参した方が安心かもしれません。

薬は一時帰国するたびに私が必ずアメリカへ持ち帰る物です。体調のすぐれないとき、海外生活では求めているものがすぐに入手できるとは限りません。自分が以前から使用している薬が手元にあれば、安心です。

普段からメガネやコンタクトレンズを使用している方は、余分に持ってきたほうが安心です。私の友人は長期使用できるコンタクトレンズを使用していたのですが、思っていたより早く使えなくなってしまいました。メガネも所持しておらず、加入していた保険もコンタクトレンズなどの診療は対応不可のものだったので、日本から送ってもらったものが届くまでの数日間、コンタクトレンズなし、眼鏡なしの生活を送っており、学校にも行けず、とても不便そうでした。また、普段から眼鏡やコンタクトレンズを使用している方で、特に長期留学をする方は、留学前に眼科に行っておくことをおすすめします。多くの留学保険が現地でかかった病気の診察、治療費のみを対象としていて、持病や健康診断、予防接種などは対象外となります。

基本的に語学学校でパソコンを使用することはないと思いますが、学校によってはプレゼンテーションが課されることもあるようです。コミュニティカレッジまたは大学に進学予定の方には、PCは必須アイテムです。コミュニティカレッジでは、宿題提出を専用のカレッジサイトで行うことが多いようです。プレゼンが課されることも多く、PCはカレッジ生にはなくてはならないものです。日本から自分のPCを持参しなかった何人かの友人が、カレッジ入学前に現地で購入していました。また、リラックスするために映画を見たり、何か調べ物をしたりするときにも便利なので、荷物に余裕のある方は持参することをおすすめします。

まとめ

アメリカは、日本人街や日本人向けのスーパーマーケットがあり、日本人にも住みやすい国として知られていますが、まだまだ現地で手に入らないものや、日本で購入するより高額なものもたくさんあります。充実した、そしてストレスフリーな留学生活を送るためにも、自分にとってなくてはならないものはお忘れなく。万全の事前準備で、楽しい留学生活を送りましょう。

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年（語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年）し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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