英語力を活かせるフリーランスの仕事とは?選択肢と求められるスキルを分析!

英語を学習している方の中には「英語力を活かして働きたい!」という人や、「現状の英語力はまだ足りないけれど、英語を身につけたらできる仕事の選択肢を知りたい」という人は多いのではないでしょうか。

今回は、英語力を軸にフリーランスとして生計を立てて3年目になる筆者が、英語を使ってできる様々な仕事・働き方を紹介してみたいと思います。

英語力を活かした仕事を通して、筆者が気づいたこと

筆者のフリーランスとしての主な業務は、ライターとして英語学習・留学・教育関連などのWEBメディアへの寄稿、オンライン英語学習サービスの運営手伝いになります。過去には、自身で集客をして英語学習コミュニティを立ち上げたり、TOEIC対策などのセミナーを開催したりした経験もあります。

筆者も学生時代から英語が得意だったため、仕事に活かそうと試行錯誤してきました。その過程で感じたのは、言語は単なるツールに過ぎないということです。

自分に合った仕事を見つけるためには、「英語ができる」という事実だけではなく、「英語を使って何ができるか・したいか」を考慮することが大切です。

英語力を活かせるフリーランスの仕事

筆者が行っているような業務以外にも、英語力を活かしてできる仕事はたくさんあります。

翻訳・通訳


英語を使う仕事として真っ先に挙げられることが多いのは、通訳・翻訳の仕事です。通訳・翻訳の仕事を獲得するうえでは、一定以上のTOEICスコアや英検などの資格が応募条件とされることも多いものの、翻訳・通訳の実務経験が資格以上に重視される傾向にあります。そのため、通訳・翻訳未経験の方にとっての参入は簡単とは言えません。

ただし、通訳・翻訳スクールに入ると、仕事に応募する際にアピールできることに加え、学校経由で仕事を紹介してもらえることもあるので、実務経験がない方はスクールに入学するのも一つの手です。最初はボランティアで通訳・翻訳業務を請け負って、実績を作ってから仕事を受注するという方法もありでしょう。

また、英語力に加えて何らかの専門知識を持っている方の場合には、産業翻訳の分野での仕事を見つけやすくなります。例えば、医療や特許などの分野について大学で学んでいたり、専門的な職についていた経験があったりすると、単価が高い傾向にある医薬翻訳や特許翻訳などにも挑戦しやすいため、強みとなるでしょう。

オンライン英語講師・コーチ

英会話をはじめとしたオンライン指導のサービスが盛り上げを見せている近年は、オンラインでの講師の募集数も以前より多くなっています。オンラインの英語指導は、契約社員として、もしくは業務委託契約を結んで指導するというのが一般的な働き方になります。いずれの場合も、通常自宅で稼働できるため、副業としても人気があります。

一番多いのは、ビデオ通話で学習者に英会話レッスンを提供できる講師の募集ですが、その他にも、チャットで日々の学習管理・サポートを行うコーチング業務や、学習相談にのるアドバイザーの仕事などもあります。

前者のコーチング業務では、高い英会話スキルや、英語の指導経験が求められることも少なくありません。一方で学習アドバイザーの業務では、自身も苦労して英語を学習してきたような人こそ、親身になって学習者と話すことができるため、働く上で有利になることがあります。

英文事務・秘書

オンラインでの事務や秘書業務がメジャーになるにつれて、海外取引先とのやり取りなど、英文の読み書きができる事務ワーカーの需要も増えてきています。具体的なものとしては、民泊サービスの普及に伴い、外国人客からメールなどで問い合わせがあった際に、遠隔対応できる人材の募集案件などもよく目にするようになりました。

英語を使う職場で事務などをしていたという方は、オンラインで働く際にも、その経験を有利に活かすことができるでしょう。

一方で、デメリットとしては、ライターや講師などの仕事と比べるとクリエイティビティが発揮しづらい仕事であるということや、時間的拘束が発生しやすいということが挙げられます。英語力があっても、事務作業が苦手という方や、どちらかというとマイペースに仕事をしたい方には、あまり向いていないかもしれません。

英語学習サービス・セミナーを自分で展開する

SNSなどで情報発信をして自分で集客を行い、英語学習者を対象にしたセミナーなどのサービスを提供するのも一つの方法です。情報発信やマーケティングに自信がある人は、SNSアカウントを育てて情報発信するところから挑戦してみるとよいでしょう。

ただ、自分自身で集客から行わなければならないため、すぐに収益化するのは簡単ではなく、集客力が安定し続けない限り収入が不安定ということが、デメリットとしてあります。また、そもそも情報発信やSNSに抵抗がある人にとっては難しいかもしれません。

それでも、自分で集客からサービス設計までを全て自由に行うことができるため、英語を教える熱意がある人にとっては、やり甲斐のある仕事と言えるでしょう。

まとめ

今回ご紹介した仕事はあくまで一例で、英語力を使ってできる業務は、探せばまだまだたくさん見つかります。「まだ英語学習中の身だから」と躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、日本語ですら完璧な人などいないのですから、英語も完璧である必要はありません。できそうな仕事や、やりたいと感じる仕事があれば、ぜひ挑戦してみてくださいね!

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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