英語や海外に興味のある方なら誰でも、英語圏へ渡航して学ぶことを一度は考えたことがあるのではないでしょうか。雑誌「留学ジャーナル」の発行元として知られ、留学エージェントでもある株式会社 留学ジャーナルは毎年、日本人の留学希望者や留学生の動向を調査・ 分析し、「留学白書」を取りまとめています。今年は、2017年の調査結果にもとづく「留学白書2018」が5月8日に発表されました。
「留学白書2018」によれば、2017年の留学ジャーナルカウンセリングセンターにおける小学生から高校生までの留学相談件数は前年比で12%増加しました。高校生までの留学相談者数は、これまで7年連続で増加していることがわかります。相談内容としては、春休み・夏休みを利用した小中学生の語学留学が約5割、高校留学が4割以上を占めたようです。
留学ジャーナルを利用して渡航した社会人留学者は全体で前年比4%増となり、特に40歳以上の世代で大幅な伸びが見られました。なかでも8週間以内の短期語学留学が増加し、社会人による渡航の56%を占める実態となりました。
留学ジャーナルを利用した渡航者による人気の留学先は、トップが3年連続でカナダとなりました。続いて治安の良さで人気のオーストラリアが2位となり、アメリカは昨年の2位から3位へとランクダウンしています。また、昨年留学ジャーナルに個別留学相談に訪れた人の初回相談時の人気留学先としても、昨年1位のアメリカをおさえてカナダがトップに浮上しました。留学ジャーナルではこうしたカナダの人気について考察し、「教育水準が高いこと」「トロント・バンクーバーの 2 都市は大都市でありながら、自然が多く、治安もよく住みやすいこと」、「比較的物価が安価で、留学費用を安く抑えられること」などを理由としてあげています。
多くの社会人が、留学ジャーナルカウンセリングセンターにおけるアンケート調査で「留学を学生時代に経験しておけばよかった」と回答していますが、留学ジャーナルでは「実際には、社会人としての経験がある今だからこそ、海外で気づくことや得られることも多い」と考察しています。長期間業務から離れることが難しい社会人が、ごく短期でも参加できる留学プログラムも増えているようです。留学に少しでも興味がわいたら、セミナーやカウンセリングを通して渡航の可能性を探ってみるべきタイミングかもしれません。
【参照サイト】留学ジャーナル 『留学白書 2018』を発表
ひなちゃん
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