マルタ語学留学のメリットとデメリットを徹底比較!

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留学をするにあたり、「どの国に行くか」は重要なポイントです。イギリス、アメリカ、オーストラリア、セブなどと行きたい国は様々ですが、近年では「マルタ留学」という選択肢も増えてきました。

今回はマルタ留学のメリット、デメリットをまとめていますので、ぜひ留学先選定のヒントにしてください。

目次

マルタ留学のメリット

1. 1週間から気軽に留学できる

1年以上の長期留学を基本とする欧米諸国に比べ、マルタでは8週間以上になると「長期留学」と呼ばれます。マルタ近隣諸国の人たちにとって、1〜2週間の休暇にふらっとマルタにきて英語を学ぶ、というスタイルが当たり前なので、8週間にもなると「長い」と感じられるようです。

最近では日本でも、「単なる旅行ではできない経験ができる」と、海外旅行感覚で短期留学をする人が増えてきました。

2. とにかくリーズナブル!

イギリスとマルタではどのぐらい費用が違うのか、各国のとある学校を例に比べてみました。

  • 条件:留学期間1週間/授業は半日/ハイシーズン/アパート寝室個室
  • レートは2020年1月22日現在TTSレート、1ポンド約147円、1ユーロ約124円

  • イギリス:1,045ポンド 153,615円
  • マルタ : 740ユーロ  91,760円

イギリスにもマルタと同じぐらいの価格で留学できる学校もありますが、ほとんどの学校はマルタの1.5倍以上にはなるでしょう。

マルタでも6月半ば〜9月初旬のハイシーズンは高くなるため、価格重視の人は避けたほうが賢明です。マルタのオフシーズンなら1週間6万円前後で済む学校もあります。

海でも遊べてリーズナブルにマルタ留学ができるお勧めの季節は5月と9月です。11月以降は雨も多くなりますので、時期を選ぶことができる人は3月~6月中頃がよいでしょう。

3. 美しい地中海に囲まれた生活を送ることができる

「せっかく美しい地中海がそこにあるのだから、勉強ばかりしていたのではもったいない!」ということなのでしょうか。マルタ留学は「勉強半分、遊び半分」という人が多いのが特徴です。

海に入ることができる季節なら、「授業が終わったら海へGO!」という、何とも贅沢な日々が待ち構えています。毎日仕事に追われている社会人なら、マルタの留学生活で人生の楽しみ方を思い出せるかもしれません。

4. 学びながらバイトができる制度あり

他の国で働こうと思うと、ワーキングホリデービザやワーキングビザが必要ですが、ワーキングホリデービザは「30歳まで」等という年齢制限があります。

しかし最近マルタでできた「Work & Study制度」では、年齢に関わらず、一定条件を満たせば語学学校に通いながらアルバイトができると注目を集めています。

学生であることが条件のためそれほど稼げるわけではありませんが、「学校で勉強する以外の経験がしたい」「一度でいいから海外で働いてみたい」という方には嬉しい制度です。

マルタ留学のデメリット

1. ハイシーズンはどこも人混み!

マルタは小さい国ですが、夏の時期は留学生のみならず、夏休みを過ごす人たちでごった返します。レストランやバスがいっぱいになったり、スリが増えたりすることも。ホテル等の宿泊施設もハイシーズンは高騰します。

2. 直行便なし&国内移動手段はバスのみ

日本からマルタへの直行便がなく、中東やヨーロッパの国で乗り換える必要があります。航空会社によっては30時間かかるフライトもあり、長時間移動が苦手な人には辛いかもしれません。

また、マルタには電車がなく、どこに行くにもバス移動。ハイシーズンになると、マルタのバスは日本の満員電車のようにすし詰め状態に……!「やっとバスがきた」と思っても、運転手から乗車拒否をされ、次のバス、また次のバスと見送ることもしょっちゅうあります。ハイシーズンに留学する人は、移動の時間に余裕をもつようにしてください。バスの運転が荒いこともあり、乗り物酔いする人は酔い止め薬が手放せないという人もいるでしょう。

3. 冬は雨が多い&底冷えで寒い!

マルタを「常夏の国」と勘違いしている人もいるのですが、冬は日本と同じぐらい寒くなります。11月ごろから嵐のように大雨が降ることがあり、海岸沿いの車道に波がおしよせ、川のようになってしまうことも。

また、マルタの建物は石造りのためか底冷えします。3月頃になると、日中は半袖でもよいぐらい暖かくなるのですが、建物内では上着が必要ということも。寒暖差がありますので、体調を崩さないように注意が必要です。

4. マルタ人の英語は訛りがある

マルタはイタリアからの移民も多く、テレビではイタリアの番組が放映されていますし、イタリア語を話す人もたくさんいます。そのためか、マルタ人の話す英語にはどこかイタリア語なまりがあり、学校の先生でも少し訛りがあることも。

現実社会では色々な訛りを聞き分ける必要がありますので、語学留学において訛りが悪いというわけではありませんが、授業以外の生活でヒアリング力を上げようと考えている初心者の方にとって、訛りのある英語を聞き取ることは難しく感じるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。マルタはとても魅力的な国で、毎年リピートする人もいるぐらい人気の国です。ヨーロッパ諸国の人たちとも多く出会えますし、留学前後にヨーロッパ旅行に出かけることも可能です。

どの国もメリット、デメリットがありますが、マルタなら1週間だけお試し留学も可能です。機会があれば、ぜひ一度体験してみてください。

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Go Global/all about Malta 代表 坂口弥生

大学2年生でイギリスのカレッジに留学。英語科教員免許を取得するが、民間企業での経験を求め、法人立上げや外資系・日系企業の人事部等にて採用・研修などを担当。その後WEB制作、留学サポート事業(Go Global)で独立。マルタ留学を始めるにあたり、マルタ総合情報サイト、all about Maltaを立ち上げる。

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