語学学校のクラスメイトや滞在先でのシェアメイト、または街中など、語学留学先で知り合った外国人とはできれば仲良くなりたいですよね。街で出会うネイティブが話す活きた英語はもちろん、語学学校で知り合った異なるイントネーションを持つ生徒同士の会話もまた違った形で勉強になります。
そうはいっても慣れない英語を使ってどのように会話を進めていけばよいのか不安という方も多いのではないかと思います。そこで、ここでは語学留学先で知り合った外国人と英会話を通して仲良くなるためのコツを5つご紹介します。
- 相手に積極的に質問を投げかけ会話のイニシアチブを持つ
- 体験型イベント(フェス、スポーツなど)に出かける
- 自分の得意な話を中心に会話をする
- できるだけ1対1で会うようにする
- あせらず気の合う人を見つける
それぞれ詳しく解説していきましょう。
1. 相手に積極的に質問を投げかけ会話のイニシアチブを持つ
英会話が苦手な人にありがちな行動として、相手の流れに乗って話をするという人がいます。自分ではどんな話をしたらよいかが分からないために、ついついて相手の会話の内容に相槌を打ってしまうのです。
しかし、この方法は実は一定の英語力がある人や英会話に慣れている人でないと難しいのが現実です。話の聞き手になるということは、相手の会話のテンポに合わせ、その話の内容をしっかりと理解しなければ、適切な受け答えができないからです。また、相手が話をしているのにただ無言で話しを聞いているだけでは、あなたがどんな人か知ってもらう機会を失い、友人関係に発展しないかもしれません。
そこで英会話が苦手な方には、自分から積極的に話をすることをおすすめします。英語で意見の交換をするのが難しい方は、相手を質問攻めにしてしまいましょう。名前を聞くところから始まり、出身地や趣味、兄弟がいるのか、この街を留学先として選んだのは何故なのか、など内容は簡単なものからでよいので、自分が理解できる範囲の質問をポンポンと投げかけるのです。
そして相手がその質問に返事をしてくれたら、あえて聞かれなくても、今度はあなた自身も同じ質問に対して話しをするのです。
そうすることで、5〜10分ほどは英語での会話が成立します。うまくいけばそこから話が派生し、お互いの共通項目がみつかり会話が弾むこともあかもしれません。
もし会話が弾まなくても気にしないでください。そのときは、”Okay, I should go. It was nice seeing you! See you around!” などと挨拶をして、さっと別れてしまうのもアリです。
2. 体験型イベント(フェス、スポーツなど)に出かける
最初の会話の中で、共通の趣味や興味が見つかったら、次のステップとして何かのイベントに相手を誘ってみましょう。大きなイベントではなくても、小さなワークショップや日帰り旅行など体験型のイベントに出かけるのがポイントです。
イベントへと向かう移動中は、これから体験するイベントについていろいろと会話ができ、会場についてしまえばあとはそのイベントを楽しむだけです。同じ体験をしているという一体感も生まれますし、帰宅時にはそのイベントに関しての共通の会話で盛り上がることもできます。
人は共通の体験をすると連帯感が生まれてより打ち解けやすくなります。イベント系であれば、1対1でなくても限りません。ただし、複数の人数で出かけるときは4人で、または偶数人数で出かけることをおすすめします。人数が割れにくく、割れたとしてもペアで組むことができるので、必然的に一人になることは避けることができるからです。
3. 自分の得意な話を中心に会話をする
カフェやレストランなど、じっくり座って会話をするときの英会話のポイントとして、自分の得意な分野の話を中心に会話を広げていくという方法があります。
全く知識がない、興味のない話を聞いても、単語そのものを知らなかったり、会話の全貌がよく見えないためにその話しに乗り切れず、曖昧な相槌だけで終わってしまうことがあります。それを回避するには、あなたが興味のある・得意な分野の話題を会話の中心にしてしまうことです。
同じ言語を話していても、人は自分との共通項がないとなかなか会話が盛りあがりません。なにかしらの共通項を持つ人と知り合いになるのが、より簡単に友人を作るポイントとなります。
4. できるだけ1対1で会うようにする
日本人以外の外国人は、話し好きでコミュニケーションが得意な人がたくさんいます。控えめで相手の空気を読むという日本人特有の美徳を持つ人はほとんどいません。発言して、自分の存在感をしっかりと印象付けることが良いこととされています。
そのためグループでいるときはなおさら、自分自身の意見や物語を積極的に語る人が多いのです。そんな中に入ってしまうと、日本人であるもともとの性質と自分の英会話の自信の無さから完全に聞き役になってしまい、その場にいるのかいないのかわからない存在に陥ってしまいます。
日本であれば、そこで誰かか「大丈夫?わかる?」などと話しかけてくれるかもしれません。しかし、海外でそのような気遣いを見せてくれる人はなかなかいません。
また、グループでの会話はさまざまな話題へ変化する場合がたくさんあります。そのどれに反応したら良いのかわからない、答えを考えているうちに話の内容が変わっていたというようなことも起こるのです。
英会話に慣れない時期や積極的な性格でない方は、1対1で会い1つずつの話題で会話ができる状態がおすすめです。複数いる人の中で発言をするのは無理でも、1対1のゆっくりとした会話の流れの中では意外にスムーズに英語が話せるかもしれません。そして、間違っていたり相手にうまく伝わらなかった場合にも、言い直しや訂正ができるので勉強にもなります。
5. あせらずに気の合う人を見つける
知り合った外国人と友達になりたいがばっかりに、なんとか相手に合わせようと頑張ってしまう人がいます。しかし、根本的に性格が合わない人というのは、言語に限らずどこにでもいるものです。この人と友達になりたい!と決めつけずに、焦らずにまんべんなく色々な人と軽めの会話を楽しんでみてください。
小さな会話でも、気の合う人やお互いに興味を持っている相手であれば、何度か話をするうちにゆっくりでも会話が続いていきますし、相手からも話しかけてくれるようになるはずです。
まとめ
いかがでしたか。言葉の壁があってもなぜか気が合ってそんなに会話をしなくても仲良くなってしまった、という出会いは海外にいても実際に起こることです。しかし、通常はゆっくりと時間をかけてお互いを知っていくという過程がなければ、友人関係を構築することはなかなか難しいものです。
限られた語学留学の期間で仲の良い友人を作る。これはできるだけ効率の良い方法で行動をしなければ、最終的に学校と家の往復だけで終わってしまったという事態にもなりかねません。そして、親友とまではいかなくても英会話を楽しめる友人ができることは、あなたのスピーキングの向上にも繋がります。
母国語でない言葉を使ってコミュニケーションを取るということは、頭も神経も使い思っているよりも疲労します。できるだけストレスを溜めずに気持ち良く人と関われるよう、自分にとって楽な方法で友人作りをするのがベターです。
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