公用語として人々が英語を話す国は少なくありませんが、どこでも全く同じ「英語」が話されているわけではありません。アメリカ出身のネイティブスピーカーが、英語圏ならどこでも通じると思って使っていた表現が実はアメリカ特有だったと知って驚くような場面もあるのです。
今回は、アメリカ英語をマスターしたい人なら知っておいて損はない「アメリカ英語らしい」表現を、アメリカ人ライターの視点からご紹介します。
『トイレ』は“restroom”と呼びます
特に休憩するわけでもないので、“restroom”と呼ぶ確かな理由は定かではありませんが、とにかくこれで”when nature calls(トイレに行きたくなったら)”(※イディオムです)、どうやって場所を尋ねるかわかりましたね!
(ファンタの32ozを飲んだから膀胱が破裂しそうだ。トイレに行きたい!)
イライラしてる?怒ってる?落ち込んでる?そんなときは“bummed”を使おう
この言葉は『bummer』が語源で、悩ましい状況や経験を指します。と言っても軽度な落ち込みに使われます。角のお店のお気に入りのドーナッツが切れていたときのがっかり感に勝るショックを語るなら、この“bummed”以上の表現が必要です。
(すごいショックだよ。カーリーフライを頼んだのに、ワッフルフライが来た)
“ready”の代わりに“set”を使おう
ReadyとSetを一緒に聞くと、まず“Ready, set, go!(よーいどん!)”というフレーズが浮かぶかもしれませんが、今回は“Ready, set, go! ”の話ではありません。
“ready ”は基本的にどんな文でも“set”に言い換えられるのです。アメリカ人はシンプルな表現が大好きです。だから“ready”と言うのは面倒だと感じるのかもしれません。
(レインジャケット?チェック。『プライドと偏見』の本?チェック。ドライユーモア?チェック。これでイギリス旅行の準備オッケー)
“pissed”は酔っ払っているではなく怒っているという意味
イギリス英語とは違う意味ですが、アメリカでは“pissed”を使うときは怒っているときです。“pissed off”と言うともっと怒っていることになります。この表現はあまり耳にしないかもしれませんが、聞こえてきたら逃げましょう!
(このあいだ、モールに行く途中渋滞に巻き込まれた上に7回も割り込みが入ったの。モールに着くまでにキレそうになったよ)
おまけ
最後に伝えたいことは、「自信を持って、はっきりと大きな声で話そう」ということです。いつも大きな声で話すということもアメリカ人の英語の特徴だからです!
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