ここでは、語学留学を検討されている方のために、オーストラリア・シドニーへ語学留学をされたaykobrさんの体験談をご紹介します。オーストラリアへの語学留学をお考えの方はぜひ参考にしてください。
語学留学体験者のプロフィール
ニックネーム | aykobrさん(女性) | 留学時の英語レベル | 英会話中級 |
留学時の職業 | 学生 | 留学時の年齢 | 10代 |
留学先の国 | オーストラリア | ||
留学先の都市 | シドニー | ||
留学期間 | 2011年頃に約3カ月 | ||
語学学校名 | The University of New South Wales(ニューサウスウェールズ大学) | ||
通っていたコース | 短期集中コース | ||
レッスン形式 | グループレッスン(5名以上) | ||
滞在スタイル | ホームステイ |
語学留学体験談インタビュー
語学留学について
語学留学をしようと思ったきっかけは何ですか?
幼少期から中学生まで通っていた英会話教室がとても楽しく、物心ついた頃から英語が好きでした。高校時代の海外研修で、初めての海外(アイルランド)に2週間ほどホームステイをしたのですが、そこで得た経験が忘れられず、今度はもっと長い滞在での海外留学に挑戦してみたいと思ったことが、大学時代に語学留学を決意したきっかけです。
語学学校での授業はどうでしたか?
私が通っていたクラスは、様々な国の出身の学生が集まるコースでした。年齢層も幅広く、クラスの雰囲気としては色々な意味で多様性を感じる空気感でした。事前にレベル分けのテストがあり、1クラス10名ほどの人数だったので、発言もしやすく積極的にクラスに参加することができました。日本人の控えめな性格をくみ取ってくれる教師の方が多く、教師の方からも積極的に声をかけてくれたことで、自らも積極的に授業にさんかできるようになれたと思っています。授業の内容としては、日常からビジネス、社会問題まであらゆる題材が扱われました。グループディスカッションやロールプレイの時間が多く、「話す力」がどんどん鍛えられていくのを実感しました。英語で意見を述べたり、ディスカッションに対応できる力を身に付けることは、それまでの私の一つの課題だったので、とても魅力的な授業でした。
滞在先(ホームステイ・学生寮など)での生活はどうでしたか?
シドニー滞在中は、一般の家庭にホームステイをしていました。両親と11歳と4歳の女の子という家族構成だったので、積極的に子供たちともコミュニケーションをとり、一緒に遊んだり出かけたりする時間が多かったです。初日に、「家でのルール」をまとめてメモにしてくれており、個人的には生活しやすかったです。予め決められていたルールはしっかり守りつつ、後はリラックスして過ごしていました。とても仲の良い家族で、私も一緒に祖父母の家に遊びに行ったり、海へ行ったりと外出もたくさん楽しみました。家にいる時も、ホストシスターたちと絵を描いたり歌を歌ったり、英語と日本語を教え合ったりと一緒に過ごすことがほとんどでした。学校の宿題などもあったので、自分の中でメリハリをつけ、しっかりと一人で部屋にこもって学習する時間も確保するようにはしていました。
授業以外の時間や休日はどのように過ごしていましたか?
学校での休み時間は、クラスメイトと会話を楽しんだり、学校の憩い場や図書館などの施設を利用したりと、勇気を出して積極的に行動しました。シドニーには綺麗なビーチが複数あるので、学校の後は友人やホストファミリーと海にバーベキューなどのアウトドアもよくしました。カフェやレストランにもよく行っており、当時はこんなに外食していて良いのかな、と思うこともありましたが、振り返ってみると海外の飲食店での対応はこの時に身に付いたのだと思います。 ホームステイ先の家庭では、ホストファミリーとの時間もたくさん過ごしましたが、一人でも英語の勉強に励んだり、読書をしたり、現地のテレビ番組を見るようにしたりと、工夫して充実した時間を過ごしていました。
留学中にどのような出会いがありましたか?
学校には、様々な国からの学生が来ていたので、英語圏のみならずアジアやヨーロッパなど国際豊かな友人ができ、世界を身近に感じる一つのきっかけになりました。また、私のホームステイ先があるエリアは、とてもアットホームな雰囲気の小さな街だったので、日々の生活の中で顔見知りが多くなり、素敵な出逢いに恵まれました。毎日使うバス停や、よく行くカフェの店員さん、近所の子供たちなど、毎回顔を合わせると世間話をする程の仲になり、楽しく生活していたことを覚えています。学校のクラスメイトやホストファミリーとの出逢いはもちろんですが、それのみならず街の人々とも顔見知りになるほど仲良くなれたのはとても嬉しかったです。
語学留学によってどのぐらい英語力は伸びましたか?
留学前の私の英語力は日常会話レベルでした。「ディベート」や「プレゼン」といった意見を述べるような力はほとんどなく、長いセンテンスで話すことができない点も課題でした。しかし、授業を通してひたすらディベートやプレゼンの場をこなす中で、個人的には大きな英語力の伸びを実感することができました。それまでは、英語を話す際に、頭の中で日本語から英語に変換するというプロセスがあったのですが、留学後は最初から英語で言葉を発することができるようになっていたのです。日本語から英語に変換するのではなく、「英語で考えてそのままスラスラと口をついて出る」という英語の話し方に変わっていた自分に気づき、留学時の効果を実感することができました。
語学留学で一番楽しかったことは何ですか?
個人的に一番楽しかったのは、スーパーやカフェに行ったり、電車やバスに乗ったり、ニュースを観たり…というような日本でも普通に行っている日常生活を英語環境の中でこなしていくことでした。それまでアイルランドでの語学研修は経験していましたが、引率者が付かず、自分で海外で生活をするのは、シドニーが初めてだったので、「憧れの海外生活をしている」という感覚がとても嬉しかったのを覚えています。スーパーでのレジの仕組みの違いや、バスの乗り方降り方など…日本との相違点もたくさん発見することができ、最初はとまどいつつも一つずつスムーズにこなせるようになる過程を楽しんでいました。
語学留学で一番辛かったことは何ですか?
幼少期から英語には触れていたのですが、オーストラリアの英語を経験するのは初めてだった為、最初はほとんどの会話が聞き取れず苦労しました。留学当初は、私もおどおどしてしまっていたこともあり、バスのドライバーやショップの店員さんに、露骨にイライラした態度をとられたこともありました。言葉が通じないことを恥ずかしく感じてしまい、道に迷っても人に聞けず困ったこともありました。今となってはそれが良い経験だったと心から思うのですが、やはり留学当初は文化や英語に順応できず、日常生活でのやりとりでつまってしまい、現地の人にイライラされることが辛かったです。
語学留学をして一番よかったと思うことは何ですか?
英語力の向上という点も留学して良かったのですが、一番良かったと思うのは「国際感覚」が身に付いたことだと思っています。英語力の有無のみならず、海外で通用する人間になる為には、立ち居振る舞いやファッション感覚、人との距離感など様々な要素において、日本とは異なるスタイルが求められることを多く学びました。日本では高評価と捉えられる謙虚な態度が海外では「はっきりしない」と低評価であったり、日本ではそこまで気に留められない歯並びが、海外ではとても重要視されたり…ということも実感しました。将来は海外で働くことを視野に入れていたので、留学を通して世界の人々の価値観や国際感覚に触れられた点がとても為になりました。
語学留学先の都市、オーストラリア・シドニーについて
留学先の国・都市を選んだ理由は何ですか?
留学を検討していた時期に大学の提携校として募集していた国が、オーストラリアとニュージーランドの二国でした。シドニーは、両親がかつて訪れていた場所で好印象を持っているという話を聞いていたことが決め手の一つでした。また、シドニーは自然が豊かで綺麗な場所でありながら、都会的な要素もある街、というイメージがあったので、のびのびと充実した日々が過ごせそうだと感じ、シドニーを選びました。
留学先の都市について、行く前のイメージと行った後でどのようなギャップがありましたか?
オーストラリアは英語圏ということで、行く前はアメリカやイギリスなどの欧米圏に近いイメージがありました。しかし実際に生活をしてみると、やはりアジア的な要素がとても強い印象を受けました。チャイナタウンがあったり、和食や中華料理のお店がたくさん並んでいたり、街を行きかう人やお店の店員さんにもアジアの方を見かけることがとても多かったです。また、日々現地の人との交流を重ねる中で、オーストラリア人とは、日本人の気質と似ているようにも感じました。一つ一つの行動の仕方や生活のリズム、考え方などに注目してみると、日本の価値観と通ずるところがあり、それまでピンとこなかったのですが、やはりアジア圏の国なのだということを実感しました。
治安はどうでしたか?
基本的にはとても治安のよい街でした。特にシドニーの中心地は観光スポットということもあり穏やかな雰囲気です。ただし、路地裏やバーの並ぶストリート、地下道といった場所には、ホームレス、お酒やたばこにおぼれている人などが集まっているなど、やはり中には治安の悪いエリアもあるようです。とは言え、東京でも安全な場所もあれば危険な場所もある…というようなもので、基本的にはシドニーは安全で治安のよい街だと感じました。
食事はどうでしたか?
ホームステイ先では、お肉やパスタ、サラダが良く出されていました。私が滞在した家庭の印象からは、オーストラリア特有の家庭料理があるという印象はありませんでした。シドニーの飲食店事情としてはアジア料理からイタリアン、ハンバーガーなどのファーストフードまで、種類としては充実していました。ただし、日本のようにどこへ行っても美味しいということはなく、値段の割にクオリティーが低い、ということは多かったように思います。リーズナブルな値段でいくらでも美味しいものを頂ける日本の飲食産業はやはりすごいんだと感心したのを覚えています。とは言え、日本食店も多くありますし、シドニーで食事に困るということはほとんどありませんでした。
あなたが行った都市のよかった点はどこですか?
気候がとても良い点、海や港に囲まれていて街全体に解放感がある点に、特にシドニーの魅力を感じました。明るくポジティブな雰囲気が漂っているので、モチベーションを保ちながら楽しく留学生活を送ることのできる環境だと思います。また、オーストラリアの方は、日本人と似たような雰囲気を感じることも多かったので、どことなく安心して初めての海外生活を送る事ができました。
あなたが行った都市の悪かった点はどこですか?
悪かったという訳ではないのですが、思いのほかオーストラリア英語の訛りを感じました。文法や発音、使用する単語のチョイスやスペルが、アメリカ英語とは異なることが多く、それまでアメリカ英語にしか触れてこなかった私にとって、滞在当初「こんなに英語ができなかったんだ…」と少々自信をなくしてしまったことを覚えています。私のように、留学前からアメリカ英語にそれなりの馴染みを持ってしまっている方がオーストラリアを選ぶ際は、アメリカ英語とは結構異なる、ということを予め知っておくと良いと思います。また、初めて英語を本格的に学習するという場合も、習得する英語がオーストラリア英語でも良いのかを検討することも必要かなと感じました。もちろんオーストラリア英語が悪いという訳ではありませんが、本来多くの日本人が「英語」と言ってイメージする英語の発音や雰囲気とは異なるという印象を受けました。
語学留学を考えている方へのメッセージ
語学留学を検討中の方に一言アドバイスやメッセージをお願いします。
留学に興味があるけれど不安も感じる、という方も多いと思います。しかし、自らの想いで「留学してみたい」という気持ちがあるのであれば、後は必要に心配しなくても大丈夫です。私もそうでしたが、ほとんどの留学経験者の方が、「興味はあるけど少し不安」という気持ちで留学に出発しているはずです。実際に、海外留学を経験すると、本当に世界が広がります。英語力のアップだけではなく、自分の新たな魅力や才能に気付いたり、日本ではコンプレックスだったことが自信に繋がったり、日本では出逢えないような人との出逢いがあったり、今後の夢が見つかったり、とたくさんの可能性が待っています。勇気を出して海外に一歩踏み出した人にしか味わえない素敵な経験が必ず待っているので、少しでも興味のある方はぜひ挑戦してみることを心からおすすめします!
The following two tabs change content below.
English Hub 編集部
English Hub 編集部では、英語学習に取り組む皆様に向けて、おすすめの英会話サービスや学習ノウハウ、インタビュー記事、キャリアアップに役立つ情報などをご紹介しています。TOEIC 990/990/925のスタッフ3名が運営中。English Hub編集部について/X/note
最新記事 by English Hub 編集部 (全て見る)
- 【12/6】グローバル人材転職イベント「Daijob Career Fair」開催 - 2024年11月15日
- 英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」&発音矯正「ハミングバード」、11月の特別入会キャンペーン実施中 - 2024年11月15日
- POLYGLOTS「レシピー」の評判・口コミ - 2024年11月12日
- 1年コース半額!オンライン英会話 Cambly(キャンブリー)がBlack Fridayセール開催 - 2024年11月4日
- 【2024年11月】オンライン英会話10社のキャンペーン情報まとめ - 2024年11月1日