何問正解できる?日本人が使い分けを間違えやすい英単語10選

two persons talking

英語にはhopeとwishなど、似たような意味を持つ単語がたくさんあります。日本語訳が同じだから、英語でも同じだと考えてしまうことはないでしょうか?日本語のニュアンスで単語を選んでしまっては、誤解を招き、コミュニケーションがうまく行かなくなることもあります。

そこで、今回は、使い分けを間違えやすい英単語を紹介します。問題形式で紹介しますので、何問正解できるか確認してみてください。

hopeとwish(希望する)

hopeとwishは、どちらも「・・・だったらいいな」という希望を表現する単語です。例えば、「マイケル・ジャクソンとデートできたらいいな」と言う場合に、hope とwishのどちらを選びますか?

hopeは望みが叶いそうだけど、確実かどうかわからない場合、wishは叶う確率はとても少ない、おそらく叶わないだろうといった場合に使います。マイケル・ジャクソンはすでに他界してしまっているので、デートは無理でしょう。正解はwishです。

I wish I could date with Michael Jackson.となります。

meetとsee(会う)

meetと seeは、どちらも「会う」という意味です。では、「明日、子どもの学級担任に初めて会います」と言う場合には、どちらを選びますか?

meetは初対面の人に会うとき、seeは一度会ったことがある人に会うときに使います。ここでは初めての面談ですから、正解はmeetです。

I am going to meet my child’s classroom teacher tomorrow.となります。

interestingと funny(面白い)

どちらも「面白い」と日本語で訳されることの多い単語です。では、落語鑑賞の帰りに「あの落語家は本当に面白いね」と友人に話すとしたら、どちらを選びますか?

interestingは興味深く、知的好奇心を掻き立ててくれるような場合に使います。funnyは愉快でユーモアがあり、笑わせてくれるような場合に使います。そうすると、正解はfunnyです。

That Rakugoka was very funny.となります。

tall とhigh(高い)

tall or high
tallとhighは、どちらも「高い」という意味の単語です。では、芸能人の河合さんに「背が高いですね」と話しかけるとしたら、どちらを使いますか?

tallは平均よりも高いもので、一般に、細い又は浅いものに使います。highは上から下までの距離が長い又は地上からの距離が長い場合で、手の届かないものや幅の広いものに使います。生き物には使いません。そうすると、正解はtallです。

You are tall, aren’t you ?となります。

borrow とrent(借りる)

borrow とrentは、どちらも「借りる」という意味で使われます。では、仲の良い友人に「ペンを借してくれる?」と質問するとしたら、どちらを使いますか?

borrowは無料で借りる場合に、rentは有料で借りる場合に使います。そうすると、ペンを借りるために、友人にお金を支払わないということであれば、正解はborrowです。

Can I borrow your pen? です。

reservationとappointment(予約)

reservationと appointmentは、「予約」という意味で使われます。例えば、ビジネスで取引先に面談の予約をしなければなりません。この場合、どちらを選びますか?

reservationは座席等の場所を予約する場合に、appointmentは時間や場所を決めて誰かと会うといった場合に使います。そうすると、正解はappointmentです。

I have to make an appointment.となります。

dayと date(日)

day とdateは、どちらも「日」と日本語で訳されます。では、「今日は何日ですか」と友人に聞くとしたら、どちらを使いますか?

dayは1日、日の出ている時間帯、曜日を表す時に使います。dateは特定の日や日付けを表します。そうすると、正解はdateです。

What date is it today? となります。

lend とlease(貸す)

lendと leaseは、どちらも「貸す」という意味があります。迷いやすい単語の一つです。では、日本語を習い始めた友人に「図書館で日本語の教科書を貸し出しているよ」と教えるとしたら、どちらを選びますか?

lendは無料で貸す場合に、leaseは有料で貸す場合に使います。そうると、正解はlendです。

The library lends a textbook for learning Japanese.となります。

homeとhouse(家)

homeとhouseは、どちらも「家」という意味があります。例えば、「デビッド・ベッカムの家は豪華だよ」と姉に話すとしたら、どちらを使いますか?

homeは家という建物というよりも、家庭を表します。houseは家という実際の建物を言う時に使います。そうすると、正解はhouseです。

David Beckham’s house is luxurious.となります。

closeとnear(近い)

close とnearは、どちらも「近い」という意味で使われます。では、「マイクとメアリーは仲が良くて親密な関係だよ」と友人にこっそり教えてあげるとしたら、どちらを選びますか?

どちらも距離を表す時に使いますが、closeは関係、nearは時期に使うという違いがあります。そうすると、正解はcloseです。

Mike and Mary are close.となります。

最後に

日本人が使い分けを間違えやすい英単語10選はいかがでしたか?使い分けを知らなかった単語はありましたでしょうか?

この他にも、似たような意味の英単語はたくさんあります。どの単語を使うのか迷った時には、英英辞書を引き、単語の意味の違いや使い分け方法をメモしておくことをオススメします。そうすることで、細かいニュアンスの違いを覚えられます。ぜひ、お試しください。

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ラッド 順子

英国在中のライター。日本と英国の大学院を修了。各種教員免許及び英語教授法資格(TESOL)を有する。公立・私立小中高等学校及び大手語学学校での英語指導経験が豊富。英国では、執筆の他、翻訳・通訳、日本語 指導に従事。ライターとして、イギリスの最新情報やおもしろ文化を発信中。サッカーと海外番組の「The X Files」が大好き。

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