【映画に学ぶ英会話10】ハロウィンに見たい名作ホラー映画5選

「ハロウィン」は、もともと「諸聖人の祝日(All Saints’ Eve)」というキリスト教の行事でしたが、いまでは “trick or treat” に象徴されるお祭りのシーズンへと変化を遂げました。とくにアメリカでは、友達同士が集まってホラー映画を見るのが恒例となっています。

今回は、ハロウィンの季節にあわせて、ぜひ英語で鑑賞したいホラー映画を厳選してご紹介します。いずれも「ホラー」のジャンルを超えて、西洋文化に深く根ざしている恐怖感を伝えてくれる名作ばかりなので、今年のハロウィンがいっそう楽しくなることでしょう。

シャイニング(1980)


スティーブン・キング原作の『シャイニング(The Shining)』は、ホラー映画の金字塔として愛されている名作です。ジャック・ニコルソン演ずる主人公の作家が、孤立したホテルのなかで徐々に狂気へ誘われ、やがては斧を振りかざして家族を襲い出すという迫真の恐怖が味わえます。また

  • “All work and no play makes Jack a dull boy”
  • “REDRUM!”
  • “Here’s Johnny!”

を始めとした、ホラー史上の名セリフも満載の映画です。今年のハロウィンでは、ネイティブを感心させるためにも、ぜひ暗記しておきたいですね。

エクソシスト(1973)

オスカー受賞作『エクソシスト(The Exorcist)』も、ホラー映画のなかで定番中の定番です。少女に取り憑いた悪魔と、彼女を救うために奔走する神父たちの宗教的戦いを描き、キリスト教における正邪の世界観をじっくり見せてくれる名作です。とくに次のセリフはとても有名なので、丸ごと暗記してしまいましょう。

  • The power of Christ compels you.

これは、悪魔祓いの際に神父たちが発するセリフで「キリストの力はお前を圧する」を意味します。悪魔のコスチュームを着たネイティブに向かって、ぜひ発してみたい一言ですね。十字架(cross)や聖水(holy water)といった、キリスト教でおなじみのアイテムが、作中で効果的に用いられているのも魅力です。

ハロウィン(1978)


※YouTubeチャンネル”Honest Trailers”による紹介動画

『ハロウィーン(Haloween)』は、この季節を代表するホラー映画の古典です。マスクを着けた悪役が、ナイフを手に次々とティーンたちを襲う本作は「スプラッター映画」の先駆けとなり、ホラーというジャンルに大きな影響を残しました。

日本語では、残虐描写のあるホラーを「スプラッター」と呼びますが、英語では「切り裂く(slash)」のイメージから “slasher” と表現されます。Netflixで大人気のシリーズ『ストレンジャー・シングス』にもインパクトを与えた作品なので、ぜひ原点を楽しんでみましょう。

キャリー(1976)

超能力に目覚めたティーンが惨事を引き起こす『キャリー(Carrie)』も、キング作品が原作のホラーです。本作の見どころは、主人公でアメリカに住む高校生キャリーが送る学校生活、そして宗教に入れ込んだ厳格な母親との葛藤でしょう。若い女性の成長物語としても見ることができる作品となっています。

とくに後半部は、アメリカの高校で卒業行事である「プロム(Prom)」を舞台としています。受験勉強に徹している日本の高校生活とは全く異なるカルチャーが、あざやかに描かれている作品なので、アメリカ留学を考えている人には必見です。また、心臓が口から飛び出そうになるエンディングも見逃せません。

ローズマリーの赤ちゃん(1968)

キリスト教を中心とする欧米の文化ですが、それに敵対する形で「悪魔崇拝(Satanism)」という現象も見られます。悪魔崇拝者たちの生活に巻き込まれてしまった女性の恐怖を見せるのが『ローズマリーの赤ちゃん(Rosemary’s Baby)』です。

ニューヨークに住む新婚夫婦の物語ですが、妻であるローズマリーが、自身をとりまく奇妙な出来事に気づき始め、やがて背筋が凍るような夫の秘密を学ぶこととなります。現代女性が直面する不条理を「ホラー」というジャンルを通して表現しており、#MeTooムーブメントにも通ずる時代を超えた傑作です。

ハロウィンに英語を学ぶなら、ホラー映画を見よう!

「ホラー」と一口に言っても、残虐描写のようなこけおどしの怖さだけでなく、むしろ西洋文化やライフスタイルに根を持つ深い恐怖があることがお分かりいただけたと思います。ここで挙げた映画を通して、その背景を理解してこそ、ハロウィンというお祭りがいっそう興味深くなることでしょう。また、『シャイニング』発の名セリフを始めとして、英語圏ではおなじみのセリフも数多く学ぶことができるので、仮装やお祭りを楽しみながら多文化理解と英語力を高めていきましょう!

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茂呂  宗仁

茂呂  宗仁

茨城県生まれ、東京在住。幼少期より洋画に親しみ、英語へのあこがれを抱くようになる。大学・大学院では英文学を専攻し、またメディア理論や応用言語学も勉強。学部時代より英米で論文発表も経験。留学経験なくして英検1級、TOEIC970、TOEFL109を取得。現在は英会話講師兼ライター・編集者として活動中。

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