英語の発音をチェックできるテスト「EPT®」とは?受験のメリットや対策を紹介!

「英語の発音を向上させたいけれど、何から始めたらいいのか分からない」「自分の発音スキルを測定してみたい」などと考えている英語学習者の方におすすめなのが、「EPT®」という英語発音テストです。「EPT」は「English Pronunciation Test」の略で、2012年に国際英語発音協会によって創設されました。

この記事では、EPTの概要に加え、受験によって得られるメリット、おすすめの対策方法などを解説します。記事の後半では、英語の発音指導を受けられるおすすめスクールやオンライン英会話サービスもご紹介するので、英語の発音を向上させたい方は併せてチェックしてみてください。

目次

英語発音テスト「EPT」とは

EPTの試験結果は、合否ではなく100点満点のスコアで示されます。テストでは、アルファベットの読み上げや、会話文などの音読を通じて、受験者の発音を多角的に判定。聞き手にとっていかに分かりやすく自然な英語で発話しているかを判断基準としてスコアが決まります。テストの所要時間は5分程度(※)なので、受験自体のハードルが低く、気軽に挑戦できるのが特徴です。

※会場受験の場合の待ち時間は最長で30分程度。

「EPT」と「EPT basic」の違い

試験のタイプには、「EPT」と「EPT basic」の2種類があります。内容の違いとして、EPT basicでは初見文が出題されません。いずれのタイプも年齢に関係なく受験できるため、問題の難易度などを考慮した上で自分に合うと思う方を選択しましょう。

【EPT】

  • 受験推奨者:150字ほどの英文を初見で読める力のある方
  • 出題内容:
    ・“What is your number?”などの簡単な質問への応答(※)
    ・アルファベットの読み上げ
    ・短い会話文の音読
    ・初見の英文(約100語)の音読
    ・事前に公開されている課題文の音読
【EPT basic】

  • 受験推奨者:例題の単語と簡単な会話文が読める方
  • 出題内容:
    ・“What is your number?”などの簡単な質問への応答(※)
    ・アルファベットの読み上げ
    ・単語の読み上げ
    ・短い会話文の音読
    ・2語以上の英語フレーズの音読

※発音チェックのための質問で、発言内容の審査ではありません。

EPTの受験形式

個人でEPTを受ける場合の受験形式は、会場またはオンラインの2通りです。なお、テスト形式、受験料、評価基準は同一となっています。

【会場受験】

  • 会場:東京・大阪
  • 日程:年3回実施
  • 申込受付:試験日の約1ヶ月前から
  • 結果通知:試験日から約4週間後にメールで送付
    (「express」オプションを選択した場合は2週間以内)
【オンライン受験】

  • 利用ツール:Skype
  • 日程:最短で申し込み日より4営業日後の日程から予約可能
  • 申込受付:随時
  • 結果通知:試験日から約2週間後にメールで送付
    (「express」オプションを選択した場合は1週間以内)

EPTの受験料

EPTの受験料は、認定証の種類(「一般評価」または「詳細評価」)や結果通知のスピードによって異なります。

「一般評価」の認定証には、スコアとともに、アルファベットと全ての音素ごとの発音評価、総評コメントが記載されます。「詳細評価」を選んだ場合は、一般評価の認定証にある項目に加え、初見文・課題文で正しく読めていなかった箇所とその判定理由をより具体的に確認できます。また、EPT basicの認定証は「詳細評価」のみです。

できるだけ早く結果を知りたい方のためには、通知を受け取るまでのスピードが通常の約半分になる「express」オプションも用意されています。

【EPTの受験料】

  • 一般評価:4,950円
  • 詳細評価:9,900円
  • 一般評価 express:6,050円
  • 詳細評価 express:12,100円
【EPT basicの受験料】

  • 詳細評価:4,950円
  • 詳細評価 express:6,050円

※上記の価格はすべて税込です。

英語発音テスト「EPT」を受験するメリット

EPTを受験すると、どんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、主なメリットを3つご紹介します。

1. 発音スキルの評価を今後の学習に活かせる

EPTを受ける最大のメリットの一つは、自分の発音の改善ポイントを客観的に指摘してもらえる点です。誰にでも聞き取りやすい英語の発音を身につけるためには、現状のレベルを知ることが欠かせません。また、課題を把握できていない状態では、適切な対策を行うのも難しいでしょう。

EPTの受験後に届く認定証には、各アルファベット・音素に対する評価が記載されているので、「どの音が上手く発音できていないのか」が一目瞭然です。テスト結果で判明した弱点を克服すれば、効率的に発音スキルの向上を目指せます。

2. 英語学習を続けるモチベーションになる

学習に対するモチベーションの維持に悩む英語学習者の方は少なくありません。特にスピーキングでは、他の誰かからフィードバックをもらわない限り、自分の認識だけでは成長の度合いを実感しづらいでしょう。そのため、「オンライン英会話を続けているのに、力が伸びているのか分からない」「この学習方法で本当に効果が出ているのだろうか」などと学習に迷いを感じる方も多くいます。

EPTを受験すれば、自分の発音レベルが数値としてスコアに表れ、「もっと頑張ろう」と学習意欲の維持・向上につながります。定期的に受験することで、学習効果を測る指標としても活用できるでしょう。試験を受け、改善点をその後の学習に活かすサイクルを回していけば、発音スキルがより効率的に伸び、モチベーションも保ちやすくなるはずです。

3. スコアをスピーキング力のアピールに使える

英語力が求められる仕事への就職や転職を目指す際、EPTのスコアを提示することで自分の発音スキルをアピールできます。特に、ハイレベルな英語のスピーキング力を必要とする職種の採用では、聞き取りやすい発音ができるスキルを大きな強みとして評価されるケースもあるでしょう。

EPTを受験する際におすすめな4つの対策方法

EPTで高スコアを取得するには、どのような対策が効果的なのでしょうか。おすすめの学習方法を4つご紹介します。

1. 課題文の音読練習をしておく

EPTでは、課題文の音読問題が出題されます。EPTのウェブサイト上には課題文が複数掲載してあり、そのうちのどれが試験に出るかは本番まで分かりません。どの文章が出題されても上手く読めるように、全てのパターンの音読練習をすることを推奨します。また、読み方に自信のない単語があれば、事前に正しい発音を確認しておきましょう。

2. 自分の発音を録音する

EPTの対策に限らず、英語の発音練習全般に有効なのが、「録音データで自分の発音を確認する」という方法です。スマートフォンなどのボイスレコーダー機能を使えば、自分の発音を簡単に記録できます。

音読を練習する際の文章は、モデル音声が付属しているものを選ぶのがおすすめ。まずは録音した自分の発音とお手本の音源を聞き比べて、どこが違っているかを分析しましょう。そして、同じように発音できるまで音源を真似しながら音読練習をすれば、自然なアクセント、リズム、イントネーションが身につきます。

3. オンラインで販売されている公式問題集を活用する

ETPの対策には、オンラインで販売されている『EPT®公式過去問題集』を活用するのも効果的。この問題集は紙の書籍ではなく、購入後にPDFデータをダウンロードする形式です。過去のテストで出題された10パターンの問題とともに、試験で審査されやすいチェックポイントがまとめられているので、効率よく試験対策ができます。アメリカ英語とイギリス英語の参考音声データも付属しているので、音源を使った対策にもぴったりです。

4. 発音指導レッスンがあるスクールを利用する

短期間でEPT対策の効果を出すためには、発音指導を行っているスクールを利用するのも一つの手です。スクールではプロの講師に発音をチェックしてもらえるので、自分の不得意な箇所にいち早く気付き、改善ができます。発音の基礎から固めたい英語初級者の方に加え、「自分ではこれ以上直すべきところが見つけられない」という中・上級者の方まで、あらゆる英語レベルの方におすすめの方法です。

英語の発音指導を受けられるスクール5選

ここからは、発音指導を受けたい方におすすめの英会話スクール・オンライン英会話サービスを、それぞれの特徴とともにご紹介します。

独自のメソッドに基づいた発音矯正プログラム「ハミングバード」

ハミングバード

ハミングバードは、英語発音指導資格を持つ講師の指導のもと、英語ネイティブ同等の発音の習得を目指すプログラムです。日本人のために開発され、25年以上の歴史を持つ学習メソッド「ハミングバード」を採用しています。レッスンでは、まず発声と個々の音の作り方を学ぶことからスタートし、英語の発音を根本から理解・習得していきます。ハミングバードを運営しているのは、英会話スクールの「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」。全国に71校ある教室のほか、世界中どこからでも受講が可能なオンライン校もあります。


ネイティブ講師によるマンツーマン指導!ロゼッタストーン・ラーニングセンターの「発音×英会話」コース

ロゼッタストーン・ラーニングセンターが提供する「発音×英会話」コースでは、日本語と異なる英語の発音の仕組みに着目。英語ならではの発音の仕方を学び、単語やフレーズをインプットしながら英会話練習を重ねることで、スピーキング力とリスニング力を同時に強化します。日本人学習者の特性を熟知したネイティブ講師とのマンツーマンレッスンを通じて、相手に伝わりやすい英語の発音が身につくでしょう。その日学んだ内容は講師が「レッスンノート」に記入するので、授業中のメモは不要。1回50分のレッスン中、しっかりと英会話に集中できる環境が整っているのもポイントです。


コーチング形式で発音スキルを磨く「TORAIZ発音クリニック」

TORAIZ発音クリニック

英語コーチングで知られるトライズ(TORAIZ)が2021年11月より新たに提供を開始した、「TORAIZ発音クリニック」。3ヶ月間の短期集中で行うこのプログラムは、すでに基本的な英会話ができる英語上級者(※)を対象としています。受講期間中は、専属の日本人コンサルタントと英語ネイティブコーチがタッグを組んで受講生をサポート。発音の理論の習得や、実践トレーニングを含む体系的な発音学習に取り組み、カタカナ英語の脱却を目指します。また、結果にこだわるトライズでは、EPTのスコアアップ保証を導入。毎日の学習報告や週20時間の自主学習達成など、所定の条件を満たしながらもコース修了時にEPTスコアが71点に満たなかった場合、受講期間を無料で1ヶ月延長できます(適用は1回限り)。

※TOEIC L&Rテストで700点以上、または英語スピーキングテストのVERSANTで47点相当のスコアが目安となります。


2ヶ月間で発音を改善する、オンライン完結型プログラム「ハツオン」

ハツオン

ハツオンは、オンライン英会話スクールや留学事業を手掛けるMeRISE(ミライズ)株式会社が提供している発音学習プログラムです。短期集中トレーニングで、ネイティブスピーカーのような英語の発音の習得を目指します。2ヶ月間のプログラムでは、外国人講師との週2回の発音レッスンに加え、日本人講師が週1回の面談を実施し、学習の進捗に応じたアドバイスを提供。LINEを通じて、自己学習課題の録音データに対するフィードバックも受け取れます。すべてのセッションはオンラインで行われるため、場所を問わずに受講できるのがポイントです。


ネイティブトレーナーが毎日発音を指導!「GSET」

GSET

GSETは、英語を話すために必要な「発声法」「音」「リズム」「英語思考」の4つのスキルの習得を目標として掲げるスクールです。最短4週間から受講可能で、ネイティブトレーナーとのマンツーマンレッスン(週1回/50分)とオンラインドリルトレーニング(週6日)に取り組みます。GSETでは、英語を話す際の顔の筋肉、喉や舌の使い方などをトレーナーが細かくフィードバックし、発音方法を身体で覚えるまで練習を繰り返すのが特徴。毎日のトレーニングを経て、ネイティブスピーカーと同様の方法で英語を聞いたり、話したりできる状態を目指します。

英語の発音指導を受けられるオンライン英会話サービス4選

英語レベルに合わせた2種類の発音コースがある「ネイティブキャンプ」

ネイティブキャンプ

月額6,480円(税込)でマンツーマンレッスンが受け放題のオンライン英会話「ネイティブキャンプ」。「ネイティブキャンプ」には、母音と子音の発音方法を基礎から学ぶ「発音トレーニング基礎コース」と、より聞き取りやすい発音を身につけるための「発音実践コース」の2種類の発音コースがあります。「発音トレーニング基礎コース」は、音声認識システムにより、AIが発音をリアルタイムでチェックしてくれるのが特徴。初級者〜中級者に特におすすめのコースです。中級者〜上級者向けの「発音実践コース」では、英語特有の音のつながりなどを意識しながら文章を音読し、より精度の高い発音に近づくためのトレーニングを行います。「単語を単体で読む際には正しく発音できるものの、文章の中では正しく発音できない」といった悩みをお持ちの方にぴったりです。

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日本人が苦手とする英語の発音を解説!「レアジョブ」

レアジョブ

オンライン英会話の「レアジョブ」では、英語の発音方法を基礎からしっかりと学び、よりクリアに発音できる状態を目指す学習カリキュラムを提供しています。レッスン中は、口、唇、歯、舌、顎の動きを図解している教材を見ながら、講師と一緒に英語の音を一つずつ丁寧に発音練習。教材には日本人学習者が特に苦手とする発音の解説も付いており、カタカナ英語の脱却を目指す方にとってぴったりの内容です。全レベルの学習者を対象とするカリキュラムなので、英語初級者〜上級者まで幅広く利用できます。

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50レッスン分の発音教材が使える「DMM英会話」

DMM英会話

ネイティブを含む120ヶ国以上の講師からレッスンが受けられる「DMM英会話」も、発音に特化した教材を用意しています。レッスンでは、講師と一緒に文章を読みながら発音を習得する「Sentence Practice」や、対象の発音を含む単語を一覧から選ぶ「Find the Sounds」など、複数のエクササイズを実施。発音レッスンの教材数は50回分と豊富にあり、母音・子音に加え、二重母音や、発音を間違えると単語の意味が変わってしまう音のペアなどを題材として発音練習ができます。

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講師は全員ネイティブスピーカー!「Cambly(キャンブリー)」

Cambly

オンライン英会話「Cambly(キャンブリー)」の最大の特徴は、講師全員が英語のネイティブスピーカーである点です。Camblyには、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアなど、さまざまな国籍の講師が1万人以上在籍しています。発音指導をリクエストし、ネイティブとマンツーマンの会話練習に取り組むことで、自然な英語の発音が身につくでしょう。また、録画機能を活用すれば、レッスン後に自分の発音を確認したり、講師から指摘されたポイントを復習したりすることもできます。CamblyのYouTubeチャンネルでは、講師たちが発音のポイントなどを紹介する動画が公開されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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その他にも、ネイティブ講師のレッスンを受けられるオンライン英会話サービスなら、マンツーマンでの発音指導を受けることもできます。サービスの詳細は、ネイティブ講師と話せるオンライン英会話の比較・ランキングをご確認ください。

気軽に発音矯正に取り組みたい方におすすめの「シャドテン」

シャドテン「シャドテン」は、英語コーチングスクールの「プログリット(PROGRIT)」が提供するシャドーイング音声の添削サービスです。シャドーイングとは、英語音声のすぐ後に続き、発音や抑揚などを真似てリピートするトレーニングのこと。スピーキング力の向上や発音のスキルアップにも効果があります。しかし、実際にシャドーイングをやってみると、「正しくできているか分からない」「何度繰り返しても音声についていけない」などの理由で、効果を体感する前に挫折してしまう方も少なくありません。

「シャドテン」では、専用のアプリを使って自分のシャドーイング音声を提出すると、24時間以内に専門スタッフからの添削結果が届きます。英語のプロによるフィードバックで、シャドーイングのトレーニング効果を最大化。スキマ時間を使って取り組めるため、忙しくてまとまった学習時間が確保できない方にもおすすめです。7日間の無料体験もあるので、気になる方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

日本人英語学習者の中には、発音を大きな課題として捉えている方も多いでしょう。EPTで自分の実力を数値化し、具体的にどの発音を改善する必要があるのかを把握することは、今後の英語学習に大いに役立つはずです。

EPTを受験する際は、予約日時の選択肢が多く、自宅から気軽にテストが受けられるオンライン受験が特に便利。英語の発音を改善するきっかけとして、ぜひEPTにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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佐藤 千嘉

佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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