人見知りの人にとって留学先での新たな友人作りは、もしかしたら海外へ語学留学をするよりも勇気が必要で、骨が折れる経験になるかもしれません。
知らない人とあまり馴染めない、どんな会話を切り出していいのかわからない。新たな環境に馴染むことでも精一杯なのに、そのうえ友達作りまで頑張らないといけないなんて、どうしよう…そう考えてしまう方もいるのではないでしょうか。
もちろん、一人で黙々と勉強をするという方法もあります。しかし、せっかく海外へ語学留学にきたのにそれではもったいないですよね。ここでは、人見知りでもすぐに友人を作ることができる6つのコツをご紹介します。
1. とにかく初日だけは努力する
新しい人との出会いはだれでも緊張するものです。そして語学学校の初日は、誰もがこれから始まる新しい日々への期待と不安が入り混じってることでしょう。学校は初日が肝心!と気を張りすぎなくても良いですが、初日は一番人に話しかけやすい日であることは確かです。みんながみんな友人を捜していますし、話しかけられたがっています。
あなたが思っているのと同じように、クラスメイトも考えているということを理解すれば、人に話しかけるハードルは下がるのではないでしょうか。
2. 目があったら必ず挨拶をする
人と知り合うためのきっかけ作りで最も簡単なのは挨拶です。学校内ですれ違った人やクラスメイト、または放課後の自由時間や週末の外出先で。人と何気なく目があったときにはすかさず「Hi」または「Bye」と挨拶をしてしまいましょう。ほとんどの人が挨拶を返してくれるはずです。はじめは「Hi」や「Bye」の一言とちょっとした微笑みだけで構いません。ポイントは、かならず毎日、登下校の際に挨拶をすることです。
その後、仲良くなりたいなと思う人がいたら、挨拶の言葉に一言添えて会話をしてみてください。「今日はいい天気だね」「昨日のテストどうだった?」「あそこのカフェ良かったけど行ってみた?」など、なんでも構いません。もし会話がそんなに盛り上がらなくても気にしないでくださいね。
そして、もし気まずくなりそうだったら、「Ok, See you!」「Have a good day!」などの言葉を笑顔で言い、その場を離れてしまえばオッケーです。
3. クラスでは誰かの隣に座る
人と知り合うチャンスは、クラスの中の席決めにもあります。語学学校であればただノートを取るという勉強よりは、クラスメイトとディスカッションをしたり、チームを組んでグループセッションをするなど、みんなで作業をする時間もたくさんあります。
そんなとき、初めから孤立していた席に座っているのではもったいありませんし、あなたが人見知りであればなおさら、その後に声をかけてグループを作るという行動は難易度が高くなってしまいます。
朝クラスに入ったら、誰かがすでに座っている席をあえて選んで座りましょう。そして、できるだけ端の席ではなく真ん中の席を選び、上下左右人に囲まれる状態を作ってください。そうすれば自分から積極的に話しかけなくても、周りから声をかけられる確率は高くなります。
4. 親近感が沸きやすいアジア人から仲良くなる
人とは不思議なもので、自分と似ている人に落ち着きを感じます。欧米人や南米の人とは、なぜだかしっくりこないしテンションも違くてどう接したら良いのかわからない。と感じる人も中にはいるかもしれません。
そんなときは、中国人や台湾人、韓国人やタイ人、ベトナム人など、日本以外のアジア諸国から留学に来ている人に目を向けてみてください。国は違えど、同じアジア人という見た目が似ている安心感から、冷静にコミュニケーションを取ることが出来るかもしれません。そのうえ母国語は同じではないのですから、英語での会話がメインとなり、英会話の良い練習になることでしょう。
5. 学校のアクティビティに参加する
語学学校のアクティビティに参加をしてみましょう。それらは授業が終わった放課後や週末に組み込まれていることが多いです。チームを作って行うスポーツやグループ行動をすることになる観光ツアーなどが特におすすめです。
同じグループになった人と話さなければならない、というシチュエーションに身を置くことで、話しかけるという最初のきっかけを自動的に手に入れることができます。また、相談をしたり時間を決めたりなど、何かしらの言葉を交わさないと成り立ちませんので、会話をする機会が自然に増えるのです。必要事項についての言葉を交すうちに、気の合う友人として関係が発展していくという可能性は十分にあります。
6. 相手の年齢を気にしない
できれば同じような年齢の人と知り合いたい。そう思ってしまう気持ちは分かります。しかし、社会人になってからの語学留学であれば、あなたと同じ年齢の人に出会える確率は低いと思っていた方が良いかもしれません。相手が何歳であっても、同じような年齢には見えなくても、そんなことは気にせず、まずは話をしてみましょう。自分より年下の人が意外にもしっかりとしていて話しやすい、自分より年上の人が意外にアクティブで色々なことに誘ってくれた、そんな思いもよらぬ素敵な出会いがあるかもしれません。
まとめ
外国というロケーションに加え、語学学校へ通うという新しい生活は、日本にいるときのあなたの環境とはまったく異なる日々となり、もしかしたら人見知りであるあなたの性格も少しだけ改善することができるかもしれません。
少しの勇気と積極性を持てば、意外と簡単に友人は作れます。あまり前のめりにならずリラックスしながらも、できるだけ人との輪に加わるようにアクションを起こすことが大切です。
英語の勉強が第一優先という意識が念頭にあり、友人作りは後回しでもいい。そのように考える方もいるかもしれません。しかし、大人になるにつれ、利害関係のない環境で新たな友人が作れるという機会は滅多にありません。
同じ目標を持つ同志としてさまざまな話ができ、相手が何歳であろうが、どんな仕事をしていようが、そんなことは関係なく、あなた自身と気の合う人と知り合うことができる。このような素晴らしい瞬間を存分に味わえるのも、海外へ語学留学をする醍醐味の一つです。学生時代に戻った気分でオープンに留学生活を満喫してください。
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