「留学に行くことができる時間があるなら、行けるうちに行ったほうがいいです。」アメリカ・ロサンゼルス語学留学体験談

高校生のころから海外と関係のある仕事をしたいと思っていたのと、大学で英語に関係のある学部に所属していたこともあり、大学生の長期期間を利用して留学を決意しました。また、姉が海外の大学に留学していたこともあり、その経験を聞いていくうちに大学生活の貴重な経験の1つにしようと思いました。

語学学校では英語のスピーキング、ライティング、リーディング、リスニングとほぼすべての分野を勉強しました。発音など、日本にいたころは特に意識しなかったものまでしっかり基礎から学べました。午前中に英語の基礎を勉強して、午後には会話やアメリカの文化(映画、ドラマ、音楽)から英語をどのように実践するかを学びました。

ホームステイ先の家族は過去にもホストとして受け入れをしていたこともあり異文化に非常に理解のある方たちで、家の中でも家族の一員のように接してくれとても優しい方たちでした。日本の文化にもいろいろと興味があるみたいで、日本の文化等を説明したら喜んでくれました。気を使わなくていいよと言ってくれたので特に居づらさもなく生活できました。学生寮は比較的長期間留学する人向けのようでした。

授業は平日が4時過ぎに終わり、土日は授業がないので学校で仲良くなった友達と街でショッピングをしたりしました。また、語学学校の設備は授業外でも使用できるので予習復習や先生と会話するなどして時間を過ごしました。ユニバーサルスタジオに行ったり、NBAを観に行ったりと授業外にも充実した時間を過ごせました。

私の所属したクラスは日本人、韓国人、中国人がそれぞれ2割程度、そのほかにメキシコやブラジル等から来ていました。アジア人が多かった為、アジア人の友達が増えました。そのほかにもホームステイ先の家族の友達等も紹介してくれたのでアメリカ人の友達もできました。

語学学校に行く前は、行けば英語ができるようになると思い込んでいましたが、実際に行ってみると自分からも努力しなくてはいけないということを思い知りました。スピーキングとリスニングの能力はかなり上昇したと思います。また、発音を初めてしっかり教えてもらったので母音やRとL、SとTH等のややこしい部分も理解することができました。

語学学校で楽しかったことは、午後のアメリカ文化から英語を勉強する授業です。ハリウッド映画やヒップホップには興味があったので、さらにその文化を知りながら勉強できたのが楽しかったです。また授業後半にはだいぶ英語に慣れてきて、英語が理解できる量が増えたのが実感できたのがうれしかったです。

入学前の英語のテストの成績が少し良かったので上のクラスに入ったのですが、入学してから最初の1週間は授業がかなり難しく感じ、自分だけ劣っているのではないかと感じたのがつらかったです。また、みんながそれぞれ独特のイントネーションや癖があったのに適応できなかったのもつらかったです。しかし、学校に通っていくうちにこうした問題も解決できるようになっていきました。

語学留学をして一番良かったことは、英語を使うことに抵抗が全くなくなったことです。英語能力も上がりましたが、それ以上に日本に帰ってきてからも、授業や留学生に対して英語でコミュニケーションを取ることに抵抗がなくなったことで、日本でも英語能力を上昇させるモチベーションがついたことです。

個人的にアメリカの文化やバスケにも興味があったので留学先として選びました。他にも治安や実際に行った人の経験などを聞いてロサンゼルスの中でも比較的安全で充実した語学学校を選びました。休みの日なども英語を使用したかったので英語圏に留学しました。

ロサンゼルスと聞くと大都会というイメージを持っていましたが、実際に行ってみるとロサンゼルスの中でも場所によって特色が分かれているという印象を持ちました。特にサンタモニカはビーチ沿いということもありゆっくりとみんなが生活していたので安心して学校に通えました。ダウンタウンは想像通りの大都会でした。

ロサンゼルスと聞くと治安に不安を抱く人もいるかと思いますが、注意力をもって生活していれば大丈夫だと思います。学校のあるサンタモニカやホームステイ先であったハリウッドあたりは比較的安全だと思います。しかし、バスや地下鉄等を使用するときには少し恐怖を感じましたが私は特に被害にあうことはなかったです。またホームステイ先の家族からなるべく近寄らないほうが良い場所等を教えてもらっていたので助かりました。

食事はいわゆるアメリカを代表するようなものをホームステイ先で食べました。味付けが毎回違くて料理がとても上手な方だったので同じような食事が続いても特に困りませんでした。また日本食や韓国料理屋などのアジアの料理も街中で食べることができたので日本食が恋しくなったりはしませんでした。

ロサンゼルスのよいところは1つの街の中に、都会の部分とゆっくりした穏やかな部分が融合しているところです。授業外には友達とショッピングや観光等も楽しむことができます。また食事もいろいろな種類のレストランがあるのも良いところだと思います。

やはり治安面では不安な面もあると思います。地下鉄やバス等は生活しているうちに必ず使用するのでその時には十分な注意を持ったほうがいいと思います。ロサンゼルスは本当に観光地と治安の悪い場所が近いので、あらかじめ語学学校やホームステイ先がどこにあるのかを下調べしていたほうがいいと思います。他にも少し物価が他の都市と比べて高いとも思います。

語学留学に行けば英語がかなり上達するというのは間違いです。しかし、英語の基礎力や文化、そして何より日本に帰ってきてからも英語を勉強しようというモチベーションはかなり上がります。英語が通じた喜びや、逆に英語が通じなかった悔しさが日本で英語を勉強するよりも感じることが多いので、それも英語を学ぶモチベーションが上がります。また、日本以外の友達ができ、異文化を知ることをできます。語学留学に行くことができる時間があるのであれば、行けるうちに行ったほうがいいと思います。何事も留学などの情報は早めに調べて、日本にいるうちから少しでも英語を勉強しておくと、語学学校に行ってからも始めのうちから積極的に授業に参加したり、コミュニケーションを取れるようになったりすると思います。