ここでは、語学留学を検討されている方のために、オーストラリア・パースへ語学留学をされたrisarisaさんの体験談をご紹介します。オーストラリアへの語学留学をお考えの方はぜひ参考にしてください。
語学留学体験者のプロフィール
ニックネーム | risarisaさん(女性) | 留学時の英語レベル | 英会話中上級 |
留学時の職業 | 学生 | 留学時の年齢 | 10代 |
留学先の国 | オーストラリア | ||
留学先の都市 | パース | ||
留学期間 | 2014年3月から2018年8月まで | ||
語学学校名 | 西オーストラリアTAFE、Edith Cowan University | ||
通っていたコース | 進学準備 | ||
レッスン形式 | グループレッスン(5名以上) | ||
滞在スタイル | ホームステイ |
語学留学体験談インタビュー
語学留学について
語学留学をしようと思ったきっかけは何ですか?
元々幼少の頃アメリカに住んでおりました。帰国し英語に触れる機会がなくなり、みるみるうちに英語を忘れてしまったのですが、小学六年生の時に体験したオーストラリアでのホームステイを通し、英語が話せる楽しさや英語が話せる事によって広がる世界に憧れを抱き留学したいと思うようになりました。
語学学校での授業はどうでしたか?
進学準備コースでしたので、出されたテーマに沿った小エッセイの書き方を学んだり、オーストラリア特有のチュートリアル形式授業に慣れる為のグループディスカッションが非常に多かったです。チュートリアル形式は5名ほどの小さいグループに分けられ、日本の受動的な「聞く」授業ではなく能動的に「話す」授業法です。1つの課題に対し、各々が意見をもち発言する事が求められます。授業中に発言をすることへの抵抗感や、自分の意見を発言する勇気が持てず最初のころはかなり苦労いたしました。またそれらを全て英語でしなければならないというプレッシャーもありました。しかし、周りもみな英語以外を母国語とする留学生。自分だけが怖いのではないし、完璧じゃなくてもいいんだ!と、発言することへの抵抗感がなくなりました。この授業を通し発言する自信や癖をつけることが出来なければ、大学へ進学しても馴染めず結果を残せなかったと思います。
滞在先(ホームステイ・学生寮など)での生活はどうでしたか?
ホームステイ先には私以外にスイス人留学生が2名、日本人の方が1名いました。初めは自分以外にも学生がいることに抵抗がありましたが、何気ない家でのやり取りを通し英語への抵抗感がなくなりましたし、楽しく英語に慣れていく事が出来ました。
授業以外の時間や休日はどのように過ごしていましたか?
休日はホームステイ先のハウスメイト達と近所の海に出かけサーフィンを教えてもらったり、他国からの留学生友達とカフェでお茶をしたり。正直なところ、特に勉強らしい勉強はしていませんでした。しかし、こういった何気ない日常でこそ英語は身につくものだと幼少の経験を通して知っていたため、休みだから机に向かって勉強しなきゃ!という気構えはまったくしておりませんでした。英語は習うより慣れろ、だと考えていました。
留学中にどのような出会いがありましたか?
一生の友達と呼べる友人達に出会えました。それぞれが異なる理由や目的をもってオーストラリアに来ていましたが、第一言語以外での進学を目指す者同士、ぶつかる壁や抱える問題は似ており、お互いのよき理解者となり支え合うことが出来ました。楽しいばかりではなく、辛いことを共有出来たからこそ絆は強くなったと思います。
語学留学によってどのぐらい英語力は伸びましたか?
元々スピーキング能力は中上級レベルでしたが、ネイティブの方と話す時には身構えてしまい言葉が出てこない!ということもありました。言われていることも、言うべきこともわかるのに言葉が出ないのです。現地で嫌でも毎日英語を発する事によって、そのような抵抗感がなくなり、失敗しても別に伝わるんだ!と割り切れるようになり、留学半年で会話にも全く問題がなくなりました。
語学留学で一番楽しかったことは何ですか?
やはり、様々な国から集まったたくさんの友人に出会えた事です。日本では絶対に知り合えなかったであろう人達と知り合い、友人になれるということは想像以上にワクワクするし素晴らしい経験でした。英語をきわめたい!というモチベーションにもなりました。
語学留学で一番辛かったことは何ですか?
成長が目に見えない点です。語学力というのは決してペーパー上のスコアだけでは測れないものだと私は思います。どんなにスコアが上がっても、実際にネイティブの方と接した時に言葉につまり言いたいことも言えないようであればなんの意味もありません。大学進学を目前に、果たして自分がネイティブの学生達に囲まれ対等にやっていけるのか非常に悩んだ時期がありました。
語学留学をして一番よかったと思うことは何ですか?
自信が持てたことです。英語が話せるようになった、という点ももちろんそうですが、それ以上にどんな場にも臆することなく飛び出していけるようになった事は留学を通して得たものです。現地の学生達に囲まれ、留学生1人という授業もたくさんありましたがそんな中でも臆する事なく発言出来るようになった自信と度胸は、帰国後も役立っています。
語学留学先の都市、オーストラリア・パースについて
留学先の国・都市を選んだ理由は何ですか?
元々いたアメリカが良かったのですが、治安が悪いということで親に反対されました。とにかく寒いところは嫌だったのでカナダとイギリスははずし、オーストラリアに絞りました。最終的には気候も治安も良く、大き過ぎず小さ過ぎず、海も綺麗なパースとなりました。
留学先の都市について、行く前のイメージと行った後でどのようなギャップがありましたか?
想像以上に綺麗な街でした!何もない、というのは想像通りでしたが、それ以上に綺麗な町です。青い海に青い空、大らかな人達。思い描いたオーストラリアがそこにはありました。世界一住みやすい街に選ばれていたくらいなので暮らしやすいのだろう、と考えていたのですが、物理的に住みやすい街ではありませんでした。電車もバスもない、店も5時に閉まる、など。ただ、心穏やかに過ごせるという意味では非常に住みやすい街でした。
治安はどうでしたか?
気をつけてさえいれば治安は良かったです。ただ、気をつけてさえいれば、です。小さい街ですが、やはり行ってはいけない地域や夜になると危険が深まる地域はありました。1人で夜遅くに外出する事は控えましたし、荷物からは絶対に手を離さないなどの用心は必要でした。
食事はどうでしたか?
様々な移民がいる国ですので、色んな国のレストランがありました。中華街もありましたし、日本食レストランも数件ありました。アジア食材店もあるので、日本食を作る事も出来ました。オーストラリア料理というものがないので、ホームステイ先ではパスタなどのイタリアンを食べる事が多かったです。
あなたが行った都市のよかった点はどこですか?
都市感と自然がちょうど良い点です。シティーは1日あれば回れちゃう大きさですが、少し足を伸ばせば綺麗な公園や海に囲まれていました。買い物に困る事もないけれども、そこまで栄えていないのでガチャガチャしていない。綺麗な自然に囲まれているけど、生活しやすい。
あなたが行った都市の悪かった点はどこですか?
他のオーストラリアの都市から離れ過ぎていました。陸の孤島と呼ばれるパース。その他の都市部から遠すぎており、長期休みがない限り他の都市部への旅行は出来ませんでした。色んな都市を見てみたかったので少し残念でした。
語学留学を考えている方へのメッセージ
語学留学を検討中の方に一言アドバイスやメッセージをお願いします。
外国に住みたい、英語を話したい!という漠然とした思いだけで留学する方はたくさんいると思います。それが悪いとは言いません。ただ一つ言える事は、その先に何があるのか見えているかいないかで習得出来る英語力に雲泥の差があるという事です。現地に行ったからといって自然に話せるようになるのではありません。努力しなければどんなに長期間現地にいても成長しません。絶対に話せるようになる!という確固とした決意がなければ英語力は伸びないと思います。ただ雰囲気を楽しみたいという遊学ではなく、本当に話せるようになりたいのであれば、何でそうなりたいのか、その語学力を使っていずれどうなりたいのか、そんな未来をすこし考えながらの留学を計画してみて欲しいと思います。
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