ここでは、語学留学を検討されている方のために、イギリス・カンタベリーへ語学留学をされたkurodaさんの体験談をご紹介します。イギリスへの語学留学をお考えの方はぜひ参考にしてください。
語学留学体験者のプロフィール
ニックネーム | kurodaさん(男性) | 留学時の英語レベル | 英会話中級 |
留学時の職業 | 学生 | 留学時の年齢 | 10代 |
留学先の国 | イギリス | ||
留学先の都市 | カンタベリー | ||
留学期間 | 2014年9月から2015年5月まで | ||
語学学校名 | CATS CANTERBURY | ||
通っていたコース | 進学準備 | ||
レッスン形式 | グループレッスン(5名以上) | ||
滞在スタイル | 学生寮 |
語学留学体験談インタビュー
語学留学について
語学留学をしようと思ったきっかけは何ですか?
元々イギリス生活に憧れていたわけではなく、開発学に興味がありイギリス留学をしました。きっかけは高校生の頃にテレビ番組で、国連で働く日本人女性の働く姿に感動し国際機関を目指すようになりました。その後、図書館などでいろいろ調べると発展途上国の問題を研究する開発学という学問があることを知り、さらに調べるとどうやらイギリスがその分野で進んでいるとのことでした。イギリス留学はその流れの中で自然に決まったと思います。
語学学校での授業はどうでしたか?
日本とあまり変わらない授業だと最初は思いました。ですが、やはり先生と生徒の間での対話が多いと思います。何かのテーマについて先生が誰か生徒に問いかけ、それに対して生徒が自分の思いを話して、そこから全体に話を振ってという内容が多かったです。私も最初は話を振られて戸惑っていましたが、自分の経験と無理やりでも結び付けてそれらしく話してみると案外周りからは「それ面白いね!」と反応してもらえたり、そんなやり取りは慣れてくるとだんだん楽しくなっていったことを覚えています。
滞在先(ホームステイ・学生寮など)での生活はどうでしたか?
私が滞在していたのは学生寮でした。建物は比較的新しく設備の保全状態などもきれいでしたが、学校から少し離れていたため通学は少し不便に感じることもありました。通学手段は普段は学校の手配する定期バスですが、時間通りにこなかったりなぜか満員で乗れないときは歩きで学校に通っていました。歩くと40分ほどかかる場所だったので、学校について食堂で朝食を取っていた私からすると時間切れで朝食抜きで授業に遅れてと、我慢を強いられることもたまにありました。
授業以外の時間や休日はどのように過ごしていましたか?
語学学校の友達とサッカーをしたり、夜にパブに最集合してお酒を飲んだりして遊んでいました。イギリスでの飲酒は確か18歳から認められているのでよほど若くない限りは留学中にパブを楽しめます。他にはカンタベリーからロンドンまで日帰りで遊びに行ったりしていました。行き方は電車かコーチで、コーチの方が安いです。ですが、電車より1時間多くかかりお尻がやけに疲れるので、だいたいは電車でロンドンのSt. Pancras駅まで1本でした。ちなみに電車は日立製で現地でも人気でした。
留学中にどのような出会いがありましたか?
カンタベリーは観光地で人の出入りが多く、様々な国の出身の人が集まってきます。そんな環境での語学学校なので、いろいろな人と出会いました。私が在籍していたときはロシア人、エストニア人、あとはアラブ系の人が多かったです。エストニア人はなぜか日本文化にすごく詳しく細かい質問と少しずれた知識にはいろいろと驚かされました。
語学留学によってどのぐらい英語力は伸びましたか?
留学前の語学力はテストで表すと、TOIEC500点、IELTS5.0点程度でした。英検2級あるかないかくらいだと思いますので、実際に日常生活の会話でも戸惑うことが多かったです。半年ほどいると普段の会話はだいたい問題ない感覚を持てました。1人でバスや電車に乗れるくらいには慣れたと思います。カンタベリーを去る頃には英語力もあがっていて、TOIEC700点、IELTS7.0点とだいぶ数字でも見えるくらい向上していたのは嬉しかったです。
語学留学で一番楽しかったことは何ですか?
心理学の授業で実験をすることになり、出身国の異なる学生の忍耐力を測るテストをしました。授業が始まっても先生は入らず外で待機しており、中の生徒が何分それに耐えて教室に留まるかという内容でした。結果は、私たちの実験ではアフリカ出身がぶっちぎりで早く教室を抜け出し、日本人を含むアジア人がダントツで最後まで席に座っていて、文化の違いは面白いなと思ったのを覚えています。
語学留学で一番辛かったことは何ですか?
日本での当たり前が外国ではそうではないというのはよく耳にしますが、その通りだと思いました。バスが時間通りにこない、遅れても謝らない、電車がなぜかずっと途中で止まるなど日本にいるよりはずっと頻繁に起こるため、やはり日本はすごいんだなと実感しました。他にはパブによく通っていましたが、ドイツ人はお酒が強く翌日の2日酔いは辛かったです。楽しい辛さでしたが、やはり健康第一です。
語学留学をして一番よかったと思うことは何ですか?
自己表現の重要さと方法を学べたと思います。自分の考えを自分の言葉で相手に伝えること。言った、言わないが一番大きな差で話すということがすごく大事だということが一番身に染みました。また、なんでも直線的に伝えるのに慣れるためケンカもよくしました。ですが普段から意見の主張はみんながするため、すぐに仲直りできる環境があり、引きずらないことが何より楽だと感じました。
語学留学先の都市、イギリス・カンタベリーについて
留学先の国・都市を選んだ理由は何ですか?
提携留学先として候補はロンドンかカンタベリーのみでした。最初はロンドンに行こうと考えていましたが、大学生活までの語学勉強はロンドン以外でもよいかと思いカンタベリーにしました。南の観光地としてフランスにも近いですし、カンタベリー大聖堂のある街に住んでみるのも楽しそうだったのでカンタベリーを選びました。
留学先の都市について、行く前のイメージと行った後でどのようなギャップがありましたか?
イギリス南部は人種差別が場所により強いと聞いていましたが、私個人の感覚では差別を感じることはありませんでした。街も想像の通りヨーロッパの街並みという景色で日常生活で困るようなギャップは特に感じませんでした。
治安はどうでしたか?
場所によりますが、観光地なので安全な方だと思います。少なくともロンドンよりは犯罪も少なく、治安に関しての心配はあまり必要ないように感じました。さすがに夜にひとりで出歩くとなると危険もあるかと思いますが、治安は日本とあまり変わらないと思ってよいです。
食事はどうでしたか?
大型スーパーが何件かあるので、そこで食材を買ってきて自炊ができるのであれば、食費や味などについて食事に困ることは特にありません。また、街の中心地には日本食レストラン(wagamama)がありそこで日本食も食べられます。日本食材を扱うアジア系のお店もあるので袋麺などは買えます。
あなたが行った都市のよかった点はどこですか?
イギリス人の人柄の良さは素晴らしいと感じました。パブで会った知らない隣の人と一緒に飲み、後日街でたまたますれ違う際には仲の良い友達のような感覚で挨拶してくれたりと人懐っこい人が多いと思います。あとは観光地なので大道芸をよく道でやっています。それを流しみて休日を過ごすのも楽しいと思います。
あなたが行った都市の悪かった点はどこですか?
私個人としては悪かったところは特にありませんでしたが、中国人の友達は道を歩いていたら走ってくる車からパンを投げられたとか、歩いていたら上から水をかけられた(わざとかは分かりません)など差別はあるようです。いろいろと敏感な方や運の悪い人だと少しその点気になるところだと思います。
語学留学を考えている方へのメッセージ
語学留学を検討中の方に一言アドバイスやメッセージをお願いします。
カンタベリーへ留学をする予定の方で、花粉症を抱えていらっしゃる方。イギリスに行けば杉花粉から解消されると思っている方も、もしかするといらっしゃるかもしれません。ですがイギリスは芝生花粉があり(hay fever と呼ばれています)おそらく杉花粉持ちの方は大変かと思います。イギリスにも花粉症対策の薬などは買えますが、心配であれば日本から常備薬などを準備されて行かれるとよろしかと思います。なにはともあれ行ってみれば楽しいものです。何事も挑戦してみることで楽しく生活ができると思います。
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English Hub 編集部
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