「自由で多文化な地に感銘を受けました。」アメリカ・ニューヨーク語学留学体験談

中学生の頃に英語に目覚め、高校は国際学科のある高校に進学しました。当時のクラスメートたちも海外に興味がある子ばかりでクラスの半分くらいの子が3年間の間に短期留学をしていたため私も自然と留学をしたいなと思ったのがきっかけです。

レベル別に分けられたクラス編成のため物足りなさや焦りを感じずに授業に出席することができました。1クラス15人程度で会話の授業を重視していたため英語を話す機会が非常に多かったです。自分の意見を言うことや同じグループの人の意見をまとめる力がつきました。

私が滞在したお部屋は3人でのルームシェアでした。部屋はそんなに広くはないものの静かで過ごしやすかったです。ルームメイトは韓国人とイタリア人の子で英語を習っている者同士、部屋でも英語を話すいい機会であったと感じました。

学校自体はニューヨークの閑静な郊外に位置していたので、自由時間は電車に乗ってマンハッタンに遊びに行くのが定番でした。一人で行きたいところへ自由気ままに足を伸ばしたり、はたまたクラスの友達と遊びに行ったりと自由にすごしました。時には滞在した土地のカフェで宿題をしたりローカルな生活を楽しみました。

世界中の友達を作ることができたと思います。特に同じアジア人ということで心が通じ合いやすかったのか、台湾人や中国人の友達はたくさんできました。ヨーロッパや南米から来ている人たちとも話せる機会が多くとても良い刺激をもらえました。今でも彼らとはSNSで繋がっています。

1ヶ月という非常に短い期間の留学でしたがTOEICの点数は100点近く伸びました。特にリスニングの飛躍が目立ったので自然と英語を耳に慣らすことができていたのだと感じています。又留学前と比べて新しい語彙を自分の中に増やすことができたと思います。

やはり勉強の息抜きにマンハッタンに何度も出かけにいったことです。ニューヨークは二度目でしたが一人で歩き回ることは初めてでしたので探検家になったような気分でした。もちろんスリなどには細心の注意を払いましたが、それも良い思い出です。

日本食が食べたくなったことです。1週間程度の海外旅行ですと日本食はさほど恋しくはなりませんが、ピザなどのアメリカンフードが毎日続くとさすがに日本のご飯やラーメンなど普段食べているものが欲しくなりました。

日本人の友だちを一切作らなかったことです。私が想像していた以上に日本人以外でも、自国の人たちで集まりがちで驚きました。お金を出してもらってニューヨークになにをしに来ているのかということを常に頭において日本人との接触を断ち、英語しか話さない生活を送ったことは大正解でした。

高校の修学旅行がニューヨークだったのですが、当時初めての海外だった私はニューヨークという自由で多文化な地に感銘を受けました。その時から今度は少し長くニューヨークに滞在してみたいと望んでいたため留学先を迷わずニューヨークにしました。

華やかなイメージのニューヨークですが、一歩間違うと危ない地に出てしまったりと意外と危険が潜んでいます。ホームレスも多く、輝きの裏には闇が潜んでいるということを感じました。又基本的に道路が汚く臭かったです。

学校がある土地は本当にのどかで、裕福な家庭が多くとても平和でした。夜はイルミネーションで道が明るく照らされているので出歩いてもさほど心配ありません。マンハッタンはエリアによりけりですが危険なところは発砲事件が起きるくらい危険です。

朝ごはんは不満を感じることはありませんでした。マフィン、シリアル、フルーツ、ヨーグルトなど朝に糖分をとるには最適なメニューでとてもおしいかったです。先ほど述べたように私は日本食が恋しくなりましたがある程度慣れてくるとアメリカンフードを毎日食べ続けられるのかもしれません。

多種多様な人が自由な生活を送っている点です。時には日本人らしきサラリーマンをみつけました。世界各国から人が集まっている点はとても魅力的だと思います。又、現代的な建造物から歴史的なものまで立ちはだかっていて過去と未来を同時に写しているような文化的な都市です。

日本が綺麗すぎるということもあるかもしれませんが、トイレはあまり綺麗ではありません。日本のような整ったトイレになれているとニューヨークのトイレは少し抵抗があるかもしれません。掃除も行き届いていませんでした。

留学は旅行とは違うのでなんで留学に行くのかということを常に心に留めておかないと目的を見失ってしまいます。留学前と留学後の自分は何か変わってないといけません。日本人の友だちを作らないことは本当にオススメします。オススメというよりもマストと言いたいほどです。せっかく他の国の語学に浸れるチャンスを逃してはなりません。思う存分他国の友達を使って現地の言葉を習得してきてください！