ネイティブは1日に何度も使う!便利な英語表現17選

英語に限らず言語学習のテキストブックでは、定型的な表現が使われていることが一般的です。しかし、テキストブックにあるような「How are you?」「I’m fine, thank you. And you?」といった会話は、実際にはほとんどありません。そのためノンネイティブにとっては、ときとしてネイティブの言葉を理解するのに苦しむこともあるでしょう。ネイティブがどのような単語や表現を慣用的に使用しているのかを知ることは、自然な会話を理解する上でとても大切です。

そこで今回は、ネイティブが1日に何度も使う英語表現の中から、スラングではないものを厳選してご紹介します。リスニングだけでなく、自然なコミュニケーションにも役立ちますので、参考にしてみてください!

副詞編


ネイティブ同士の会話を聞いていると、頻繁に「副詞(adverbs)」を使っていることに気づきます。副詞をうまく使いこなすことは英語のレベルアップにつながるので、ネイティブがよく使う副詞を覚えておきましょう。

Absolutely!(全くその通りだ/もちろん/絶対に)

ネイティブが最もよく使う副詞と言ってもよいほど、1日に何回も耳にします。肯定の意味としてだけでなく、notなどの否定語を伴って使われることもあります。

  • A:Do you think so? そう思う?
  • B:Absolutely! 全くその通りだ!Absolutely not! とんでもない!

Definitely!(間違いなく/確かに/もちろん)

absolutelyとともに頻繁に使われる副詞で、意味も非常によく似ているので違いを比べてみてください。こちらも、否定形でも使われます。

  • A:Will you come to our party? パーティーに来るよね?
  • B:Definitely! 間違いなく行くよ!
  • (参考:Absolutely! 絶対に行くよ!

  • A:Did you get full mark in the test? テストで満点とったの?
  • B:Definitely not! そんなことないよ!

Exactly!(正確に/厳密に/その通り)

上記2つ(absolutely・definitely)と似ていますが、exactlyは「まさしくその通り」という意味合いが強い副詞です。

  • A:Are you saying you like it? 好きってこと?
  • B:Exactly! その通り!

Really?(本当に)

驚きや疑念などを表すときに使う副詞です。また、語尾を下げて言うと「へえ、そうなんだ」という意味になります。

  • A:Do you know she is getting married next month? 来月、彼女が結婚するって知ってる?
  • B:Really? えっ、本当?([語尾を下げて] Really! へえ、そうなんだ!

Probably!(多分/おそらく/十中八九)

maybeより確信度が高いprobablyも、肯定・否定の両方で使われます。

  • A:Will the operation be successful? 手術はうまくいくかな?
  • B:Probably! 多分うまくいくよ!Probably not! 多分うまくいかないね!

Seriously?(真面目に/本気で)

若者の間でよく使われます。日本語に訳せば「マジで?」という感じです。

  • A:I’ve been going out with him for 3 months. 彼と付き合って3ヶ月になるの
  • B:Seriously? マジで?

リアクション編

前述した副詞編でご紹介した表現も、相手が言ったことに対するリアクションですが、ここでは副詞以外のリアクション表現をご紹介します。

Why not?(もちろん/賛成/何で)

「Why not」は使い方によって意味が異なります。1つ目は「もちろん」「賛成」という意味で、2つ目は「何でダメなの?」という意味です。

<1.「賛成」>

  • A:Do you want to go out for dinner? 晩ごはんを食べに出かけない?
  • B: Why not!いいね、賛成!
<2.「何でダメなの?」>

  • A:Can I borrow your car? 車貸してくれない?
  • B:No, you can’t. ダメだよ
  • A: Why not? 何でダメなの?

No way!(まさか/ありえない/信じられない)

日本語の「まさか」「ありえない」「嘘でしょ」に近いニュアンスで、驚きや理不尽さを感じたときなどに使います。

  • A:Guess what? ねぇ聞いて!
  • B:What? Did you win a lottery?  (冗談のつもりで)何?宝くじにでも当たったの?
  • A:Yes, I just won two million dollars! そう、200万ドルが当たったの!
  • B:No way! まさか!

Not really(そうでもない/あんまり)

「それほどでもない」と感じるときに最適な表現。「~が好き?」と聞かれてあまり好きではないときや、褒められたときなどの返答としても使えます。

  • A:Is it hot outside? 外は暑い?
  • B: Not really. そうでもないよ
  • A:You speak English very well. 英語を上手に話すね
  • B:Not really. いや、それほどでも

make sense(理にかなう/なるほど/意味が分かる)

相手の話の辻褄が合って納得したときに使い、否定や疑問でも使えます。

  • A:What’s wrong with you? (落ち込んでいる友人に)どうしたの?
  • B:I broke up with my boyfriend last night… 昨夜、彼氏と別れちゃった…
  • A:Oh, that makes sense… あー、なるほどね…
  • A:Does it make sense? 私の言っていること分かる?
  • B:It doesn’t make sense. さっぱり分からない

(I)got it!(分かった/理解した)

カジュアルな会話で使われることが多い表現で、相手の言っていることを理解したときに使います。Iを省略して「Got it」と言ってもよいでしょう。

  • A:Did you get it? 分かった?
  • B:Yeah, got it! うん、分かった!

感情表現編

最後に、毎日のように使われる「感情を表す英語表現」をご紹介します。

(That’s )interesting!(おもしろい/興味深い)

心の底からおもしろいと思い、興味を持った場合だけでなく、「何か怪しいね」というネガティブな意味合いでも使われます。また、「That sounds interesting!(おもしろそうだね!)」と言ってもよいでしょう。

  • A:I’m thinking to go to a hot spring. 温泉に行こうと思っているんだ
  • B:Wow! That’s interesting! おー!それはおもしろそうだね
  • A:She is a very spiritual person. 彼女は霊感が強いんだよ
  • B:Hmm, interesting. (不信感を持って)ふーん、それは興味深いね

That’s +形容詞

「素晴らしい」という気持ちを表したいときに便利な表現。That’sの後は、awesome、great、wonderful、cool、sweet、beautiful、amazing、nice、fantasticなど、そのときの気持ちに合った形容詞を使います。That’sを省略して、シンプルに「Fantastic!」のように使うこともできます。

  • A:How is this soup? このスープどう?
  • B:That’s beautiful! 美味しいよ!

That’s weird!(奇妙な/変な/風変わりな/気味の悪い)

見た目はもちろん、性格的にも風変わりな人や、奇妙な事象などを描写する際に使います。

  • A:He was talking about aliens all the time. 彼、ずっと宇宙人の話をしていたよ
  • B:That’s weird! 異様だね!

I feel depressed.(落ち込んでいる)

一口に「落ち込んでいる」と言っても、度合いによって表現が異なります。失恋や裏切りなどで落ち込んだときに使ってみましょう。

  • I’m depressed=かなり落ち込んでいるとき
  • I feel depressed=少し落ち込んでいるとき
  • I’m feeling down=気分がさえないとき

I can’t wait!(楽しみ)

「待つことができない」ほど、楽しみにしているときに使う表現です。

  • A:Ariana Grande’s concert is next month, right? アリアナ・グランデのコンサート、来月でしょ?
  • B:Yeah, I can’t wait! うん、楽しみ!

Whatever!(どうでもいい/何でもいい)

興味がない、あるいは相手の言葉を適当に聞き流すときなどに使います。

  • A:Do you want to watch a movie tonight? 今晩映画見ない?
  • B:Whatever! どちらでも!

まとめ

今回ご紹介した英語表現はネイティブが頻繁に使うものばかりですが、どれも短く、今すぐにでも使えるフレーズです。テキストブックで文法をしっかり習うことも大切ですが、ネイティブが頻繁に使う表現を知ることが流暢な英語への近道かもしれません。それぞれの表現のニュアンスをしっかり理解し、日常生活の様々な場面で「どのフレーズが使えるのか」を考えることを習慣化しましょう。そうすれば、いざというときにスムーズに口から言葉が出てくるはずです。Does it make sense?

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reisuke

オーストラリア在住11年目。英語が最も苦手な教科でありながら英語を話すことに憧れ、海外生活を始める。コミュニケーションのツールとして英語を身につけ、現在では英語で夢を見るまでに。日本語教師として活動していることもあり、英語と日本語の文法の違いや国による英語の違い、言語と文化のつながりなどをライターとして発信中。

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