速い英語を聞き取れるようになるには?リスニング力向上への2つの近道

「ネイティブスピーカーの発する速い英語が聞き取れない」という経験から、英語のリスニングへの苦手意識を持つ人は少なくないようです。英会話のオーディオ教材や英会話講師の英語なら難なく聞き取れるのに、ナチュラルスピードのネイティブ英語になると理解できなくなってしまう、という声をよく耳にします。

ネイティブスピードの英語は、効果的なトレーニングをしっかり継続することで聞き取れるようになります。そこで今回は、速い英語を聞き取るための2つの対策をご紹介したいと思います。効率よくリスニング力をアップさせたい方はぜひ参考にしてください。

目次

ネイティブの速い英語が聞き取れるようになるための2つの方法

ネイティブの英語を聞き取るためにすべきことは以下の2点です。

  1. 速読をする
  2. 音の変化を学ぶ

ここではそれぞれの効果や具体的な方法について詳しくご説明していきます。

速読で英語の情報処理スピードを鍛える


速い英語を聞き取れるようになるには、日本語を介在させず、素早く内容を理解できるようになる必要があります。そこでおすすめしたいトレーニングが「速読」です。

速読の効果

速い英語が聞き取れない原因の1つとして、「英語を英語のまま理解する力が足りない」ということが考えられます。英語を日本語に訳しながら理解しようとすると、脳の情報処理が音声スピードに追いつかないのです。

英語を瞬時に理解する力を鍛えるのにおすすめのトレーニングが「速読」です。速読は可能な限り速く英語を読むトレーニングです。英語を速く読めるようになると、日本語を介さずに英語情報を素早く処理できる英語脳が自然と鍛えられ、結果的に速い英語でも聞き取れるようになります。

ここで、たくさんの英文に触れ、速読力を育むのに役立つ英語学習ツールをひとつご紹介します。

速読トレーニングにおすすめのアプリ

英語学習アプリ「POLYGLOTS」には、効率的な自主学習をサポートする様々な機能があり、スマホを活用して速読力をアップさせたい方にもおすすめです。

例えば、英文記事を自動分析し、適切な位置にスラッシュを入れる「スラッシュリーディング機能」。英語の語順のまま、複数の単語のかたまりごとに意味を捉える力を養うことで、読解速度の向上が図れます。

また、「ペースメーカ機能」を使えば、お好みのスピードで英語記事を自動スクロールすることができます。時間的プレッシャーをかけながらリーディングすることで、効率的に速読力を鍛えることができます。

リダクション(脱落音)とリンキング(連結音)を覚える

次に、速い英語が聞き取れない大きな要因である「音の変化」について詳しく説明したいと思います。

知らない音は聞き取れない

速い英語になると単語がはっきり聞こえない、という方が多いのではないでしょうか。聞き取れない原因として考えられるのが「音の変化」です。

たとえばネイティブは、複数の単語のかたまりを流れるように発音します。繋げて話すことにより、それぞれの単語の発音とは異なる音に聞こえます。そのため、変化する音を知らなければ認識することができず、聞き取ることができません。

音声変化のパターンを学び、その音を覚えることは、ネイティブ英語を聞き取るために有効なステップです。

リダクションとは

単語を部分的に発音しないことで音が変化することを「リダクション」と言います。音が欠落して短くなるため、速く聞こえるという現象が起きます。

以下は、リダクションの例です。