海外のファッション雑誌を読むことは、英語学習者のみならず、多くの人が憧れるものだと思います。雑誌の中身だけではなく、表紙もかっこいいですよね。数々の美しい写真とともに英語に触れることができるので、英語上級者だけでなく、英文を読むことに苦手意識がある人にもおすすめです。そこで今回は、英語学習におすすめの海外ファッション誌とともに、雑誌の中に登場する単語やフレーズをご紹介致します。日常生活でも使われることの多い単語やフレーズを中心にご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
英語学習におすすめのファッション誌
Vogue
1892年にアメリカで創刊されたVogueは、126年もの歴史を持つ人気ファッション誌です。アメリカ版Vogueの編集長(editor-in-chief)であるアナ・ウィンターは、映画「プラダを着た悪魔」でメリル・ストリープが演じるキャラクターのモデルとされる人物です。磨き抜かれた審美眼と決断力を併せ持ち、彼女無しでのファッション業界は想像がつかないと言われるほどの存在です。業界屈指の優れたファッションエディター達が作り上げる紙面は、英文に触れる時間をきっと楽しいものにしてくれます。
allure
allureは、ファッションを含め、トレンドの美容・健康に関する情報を発信している雑誌です。創刊は1991年と歴史は比較的短いものの、そのコンテンツは業界内外から高く評価をされています。たとえば動物実験を行わないコスメ(cruelty-free cosmetics)についてなど、様々な社会問題についても取り上げています。2017年にはAdweekが選出する「マガジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。美容・ファッション情報とともに、時事問題について英語で読んでみたい方におすすめです。
海外ファッション誌に登場する英単語&フレーズ
ここからは、ファッション誌に登場することの多い単語やフレーズをご紹介します。
cover
雑誌の「表紙」のことを言います。表紙には様々な言い方があり、「magazine cover」や、「front cover」と言うこともできますし、「cover」だけでも伝わります。表紙のモデルは「cover girl」と呼ばれます。また、表紙の紹介をする際には多くの雑誌が「cover look」と言うフレーズを使用します。
例
- She will appear on the September cover of Vogue.
彼女はVogue9月号の表紙に登場する予定だ
must have
「必ず持つべきアイテム」のことで、よく表紙にも使われるフレーズです。たとえば 「100 must haves(必ず持つべき100のアイテム)」のように、前に数字を置いてよく使われます。また、形容詞として用いて、「must-have accessories」のように名詞を修飾することもできます。
例
- 5 must haves for a long flight
長時間フライトで持っておくべき5つのアイテム - 10 must-have accessories for spring
春に持っておくべき10のアクセサリー
advertisement
広告という意味で、ad.と略されることもよくあります。日本のファッション誌と同様に、海外の雑誌にも様々な広告が挟まれています。雑誌そのもののコンテンツと区別するために、広告のページには「advertisement」と明記している雑誌も多くあります。日常会話でもよく使われる単語なので、覚えておきましょう
例
- There are so many advertisements (ads) on Instagram.
インスタには本当にたくさんの広告がある
face
日本語で「~の顔」と表現するように、英語でも「(ブランドや商品などを)代表する存在」のことを「face」を使って表すことができます。レストランなどの「看板娘」を表す際にも使えます。
例
- She is the new face of the cosmetic brand.
彼女はそのコスメブランドの新しい顔だ - The cat has been the face of the hotel.
その猫はホテルの看板猫だ
best face forward
「face」を使った表現をもう一つご紹介します。「best face forward」は、最近美容関連の話題で使われる機会の多い造語です。もともと存在するフレーズである、「( put one’s)best foot forward」の、footをfaceに置き換えたものです。「( put one’s )best foot forward」は、いくつかの意味を持ちますが、そのうちの1つに「相手にできるだけ良い印象を与えるようにふるまう」という意味があります。造語である「best face forward」も「自分自身を最大限良く見せる」というニュアンスの表現として、化粧品などを紹介する見出しによく使われます。まだ一般的な言葉としては普及していないため、ネイティブでも聴いたことがない人も多いフレーズです。
ちなみにfaceには動詞で「向く」という意味もあり、face forward だと「前を向く」という意味にもなります。
What’s hot?
「何が流行っているの?」という意味です。日本では「流行り」を表す場合にブームという言葉がよく使われますが、英語での「boom」のニュアンスは少し異なります。boomは経済活動における「急騰」を表す語であるため、「流行」を意味することもありますが、ビジネスシーンにおいてより使われる語です。
例
- What’s hot in TOKYO?
東京では今何が流行っているの?
where to buy
海外のファッション誌にも日本の雑誌と同様に、雑誌に掲載した製品に関する情報(ブランド名・取り扱い店舗の住所など)を紹介するページがあります。「where to buy」は、商品を購入できる店舗を紹介する際に使われる表現です。
例
- She didn’t know where to buy it.
彼女はそれをどこで買ってよいのか分からなかった
private eye
「private eye」は通常は「探偵」を表します。そのため、ファッション誌でこのワードが使われる場合には、読者が知りたい情報を探し出すというニュアンスがあります。たとえば、読者が気になる情報として、雑誌に登場するモデルやインサイダーのおすすめを紹介したり、モデル自身が実際に使用している化粧品をモデル目線で紹介する企画の見出しに使われます。
user’s guide to style
user’s guideは「マニュアル」や「取り扱い説明書」という意味で、user’s guide to style は、ファッションマニュアルという意味です。「user’s guide to 名詞」と、to の後に名詞を置くことで「利用者に向けた~のマニュアル」という意味になり、様々な場面で使うことができます。
おまけ
雑誌といえば、最後に気になるのが星座占いですよね。海外のファッション雑誌にも星座占いがあり、星座占いは英語で「horoscope」と言います。ぜひ、英語で星座占いもしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。今回ご紹介したようなフレーズや単語を頭に入れておくことで、英語初心者の方でも、雑誌のおおまかな内容を理解しやすくなります。雑誌は小説などに比べ、比較的簡単な単語や日本でも馴染みのあるフレーズも多く使われます。英文を読むことに抵抗がある方は、リーディング力の向上のために、ぜひ手に取ってみることをおすすめします。
りみ
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