留学体験者が語る、渡航前にしておくべきだった3つのこと

留学が決まり、渡航を間近に控えていながら、当日までに何をしたらいいのか悩む方は多いのではないでしょうか。私もその一人でした。留学先のアメリカへ発つ日が近づくにつれ、早く準備をしなければと思いつつも何をすべきなのかわからず、気持ちだけが焦ってしまって渡米前の1ヶ月間は落ち着きのない生活をしていました。そこで今回は私の実体験もふまえて、「留学前にするべき3つのこと」をリストアップしました。英語の勉強はもちろんですが、そのほかに私が渡航前にしておくべきだったと実際に感じた準備項目をご紹介するので、是非参考にしてください。

留学前にするべき3つのこと

気温のチェックは荷物をトランクにパッキングする際に、とても重要です。私は渡米するまで、アメリカ西海岸は1年中夏で、ジャケットとは無縁の地域だと思っていました。そのため、選んだ洋服はTシャツに短パンと薄手のものばかり。念の為、渡米前に気温を確認したのですが、日中は大抵25℃前後だったので、他の荷物を多く持って行きたかったこともあり、ジャケットや厚手のパーカーなど準備しませんでした。ところが実際、初めて渡米した3月の朝晩の気温は日本の12月と同等と言っても過言ではない低さでした。結局、厚手の衣類を買い足すことになり、低予算での留学だったので、きちんと気温を確認すればよかったと後悔したのを覚えています。州によって異なりますが、アメリカは1日の中に四季があると言われており、カリフォルニア州の場合、日中は3月でも30℃を超える日があり、日が沈むと10℃近くになります。30℃と言っても日本のような湿気はないので、日本ほど暑くはありません。日陰に入ると寒いと感じるほどです。また、急に気候が変化することも少なくありません。パッキング前には、何度か気温のチェックをすることをおすすめします。その際は、日中だけでなく、朝晩を含めた1日の気温を調べることをお忘れなく。

多くの方が留学保険に加入すると思いますが、それでも留学前には病院を訪れた方がいいと思います。特に歯科と眼科は、現状は何の問題も感じていなくても、できる限り受診することをおすすめします。「留学体験者が語る、渡航前に買っておくべきだった5つのアイテム」でお伝えしたように、多くの留学保険で持病や健康診断は対象外となっています。基本的に歯科や眼科にかかった費用は自腹となることが多いようです。友人は、日本で虫歯を治療したときに詰めた物が取れてしまい、アメリカで治療しようとしたところ治療費が高額だったので、バケーションを取って帰国し、日本で治療していました。

また、保険によって異なるかと思いますが、私はこれまでに２社の留学保険に加入したことがあり、どちらの場合も病院を訪れる前に保険会社に連絡し、自分に合った病院を見つけてもらって予約を取ってからでないと、診察を受けることができませんでした。体調が悪いときも、すぐには病院に行くことができず、当日の予約が取れなかったために体調が良くなってきてから診察を受けたことも何度かありました。現地で安全に健康に過ごすためにも、病院で診断を受けてから体調万全で渡航しましょう。

アメリカ到着後、最初に英語を話さなければならない場所と言えば、入国審査所です。これまでに10回以上、入国審査を受けましたが、未だにあの緊張感には慣れることができません。

入国審査では、いくつかの質問のあとに指紋を採取し、顔写真を撮ります。なかでも特に緊張するのが、質問です。質問内容は審査官によって異なりますが、大体同じ質問ですので、英語に不安がある方は、勉強しておくことをおすすめします。よく尋ねられるのは、「何の目的でアメリカを訪れるのか」「帰りのチケットは購入済みか」「職業は何か」です。簡素な質問ですが、きちんと答えられるに越したことはないので、練習しておきましょう。また、入国審査の際にはビザまたはESTAを提出する必要があるので、パッキング時にトランクではなく、手荷物の方に入れることをお忘れなく。

まとめ

以上が、私が実体験を通して留学前にしておくべきだったと感じる3項目です。このほかに、留学中に利用する携帯電話サービスを検討することも重要ですが、それについてはまた改めて、詳しくお伝えしたいと思います。備えあれば憂いなし。渡航に向けてしっかり準備し、充実した後悔のない留学生活を送りましょう。

【関連ページ】留学体験者が語る、渡航前に買っておくべきだった5つのアイテム

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年（語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年）し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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