初心者でも挫折しない!英語多読に最適なアプリ7選|レベル別・ジャンル別でわかる選び方

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「英語の勉強、今度こそ続けよう!」
と思ってアプリをダウンロードしたものの、気づいたら開かなくなっていた…そんな経験はありませんか?

英語多読を成功させる鍵は、実は「自分に合った教材選び」なんです。難しすぎると挫折しますし、簡単すぎても物足りない…。

しかし、最近は、無料で始められて自分のレベルに合わせて読めるアプリや、ニュース・マンガなどジャンルが豊富なものまで、初心者に優しいツールがたくさん登場しています。音声機能や辞書機能も充実していて、語彙力アップもしっかりサポートしてくれます。

この記事では、料金や効果を比較しながら、「これなら続けられる!」と思えるアプリを7つご紹介します。あなたにぴったりのアプリを見つけて、楽しく英語力を伸ばしていきましょう。

まずは結論!多読におすすめなアプリ7選

今回紹介する、おすすめアプリを7つまずは紹介していきます! 時間のない方は、ここだけでもまずはチェックしてみてくださいね。

アプリ名 特徴
Oxford Reading Club Oxford Reading Tree〜Bookwormsまで、14シリーズ・1000冊以上のレベル別リーダーを収録。5ステップリーディングで語彙・発音・読解を総合的に強化。
Epic! 40,000冊以上の絵本・児童書が読み放題。自動読み上げやレベル別おすすめ機能で子ども〜初心者が学びやすい。
Raz-Kids 29段階レベル別の学校用リーディング教材。読み聞かせ、録音、理解クイズなどで体系的に読解力を伸ばせる。
Langaku ONE PIECE・鬼滅など日本の人気マンガを英語で読める。英語と日本語の割合調整やタップ辞書、音声機能が便利。
StudyNow 3行の短い英文ニュース+和訳・解説つき。スキマ時間に読みやすく、ネイティブ音声でリスニングも鍛えられる。
Readable ホラー・ミステリーなどの短編やニュースを、学習者レベルに簡素化して提供。全単語に音声・翻訳つき。
VOA Learning English アメリカ国営放送の無料ニュース教材。1500語の簡単な語彙・ゆっくり音声・スクリプトつきで初心者も読みやすい。

英語多読とは?初心者でも続けられる学習法を解説

英語多読とは、辞書を頻繁に引かず、自分が理解できるレベルの英文をたくさん読んでいく学習法です。

多読の基本ルール

  1. 完璧に理解しようとしない(だいたいわかればOK)
  2. わからない単語は飛ばして読み進める
  3. 自分が楽しめる内容を選ぶ

学校の授業では一文一文を丁寧に訳す「精読」が中心でしたが、多読は「量」を重視します。たくさん読むことで、自然と英語の語順やリズムに慣れ、読むスピードも上がっていくんです。

特に初心者の方にとって、多読は「英語を英語のまま理解する感覚」を身につける第一歩になります。

英語多読が効果的と言われる理由(語彙力・読解力・リスニングの向上)

英語多読が効果的と言われる理由は、主に3つあります。

1. 語彙力が自然に増える

何度も同じ単語に出会ううちに、文脈から意味を推測する力がつきます。単語帳で丸暗記するより、実際の文章の中で覚えた単語は忘れにくく、使える語彙として定着しやすいんです。

2. 読解力とスピードが上がる

たくさん読むことで英語の語順に慣れ、返り読みせずに前から順番に理解できるようになります。その結果、読むスピードが格段にアップし、長文を見ても構えることが減っていきます。

3. リスニング力の土台になる

英語の文章構造やフレーズを頭にストックしておくことで、聞いたときに「このパターン知ってる」と理解しやすくなります。特に音声機能付きのアプリなら、目と耳の両方でインプットできて一石二鳥です。

精読との違い|大量インプットが英語力UPにつながる仕組み

精読と多読、どちらも大切ですが役割が全く違います。

精読 多読
目的 正確な理解 大量のインプット
スピード ゆっくり丁寧に どんどん読み進める
向いている場面 試験対策、専門書 英語に慣れる、楽しむ

精読は一文一文を丁寧に分析して、文法構造や単語の意味を正確に理解する方法。資格試験対策には効果的ですが、時間がかかるのがネックです。

多読は細かいことは気にせず、とにかく量を読むことを重視。わからない単語があっても飛ばして読み進め、全体の流れから意味を掴んでいきます。

大量にインプットすることで、英語特有の表現パターンや語順が体に染み込んでいきます。「こういう流れで話が展開するんだな」という感覚が自然と身につき、それが英語力の底上げにつながるんです。

理想の学習スタイル:精読で基礎を固める → 多読で量を稼ぐ

特に初心者の方は、精読だけだと疲れてしまうので、多読を取り入れることで英語学習がぐっと楽しくなりますよ。

英語多読アプリの選び方|無料・レベル・ジャンルで比較

アプリストアで「英語 多読」と検索すると、たくさんのアプリが出てきて迷いますよね。

ここでは、初心者が挫折せずに続けられるアプリを選ぶための3つのポイントを整理していきます。

無料と有料アプリの違い|料金・機能・対応ジャンルで比較

英語多読アプリには、完全無料のものから月額制の有料サービスまでさまざまなタイプがあります。

無料アプリの特徴

  • 広告が表示される
  • 読める記事数に制限がある場合も
  • ニュース記事や短編ストーリーなど基本コンテンツは充分
  • 「まずは試してみたい」という方におすすめ

有料アプリの特徴

  • 月額300円〜1,500円程度
  • 広告なしでストレスフリー
  • レベル別教材、マンガ・小説・専門記事など幅広いジャンル
  • 音声・辞書機能が充実

選び方のポイント

  • 「とりあえず試したい」→ 無料版からスタート
  • 「本気で続けたい」→ 有料プラン(無料トライアルで試すのもアリ)

多くのアプリには無料トライアル期間があるので、使い心地を確かめてから決めるのがおすすめです。

レベル別リーディング対応の有無(初心者〜上級者)

英語多読で一番大切なのが、自分のレベルに合った教材を選ぶこと。難しすぎると挫折、簡単すぎても成長を感じられません。

レベル別の選び方

初心者(英検3級〜準2級レベル)
  • CEFR A1〜A2レベルから
  • Graded Readers(レベル別リーダー)対応アプリがおすすめ
  • 段階的にレベルアップできる
中級者以上
  • ニュース記事や短編小説にチャレンジ
  • 難易度を自分で調整できる機能があると便利
上級者
  • ネイティブ向けコンテンツが豊富なアプリ
  • 専門記事や長編小説も視野に

あると便利な機能:レベル診断機能

「今の自分にどの教材が合っているか」を自動で判定してくれるので、教材選びで迷う心配がありません。

音声・辞書・翻訳機能があるかどうか

英語多読を続けるうえで、音声・辞書・翻訳機能は想像以上に重要です。

音声機能のメリット

  • 目で読む + 耳で聞く → 記憶に残りやすい
  • 正しい発音やリズムを確認できる
  • リスニング力アップに直結
  • 通勤中や家事の合間に「ながら学習」が可能

辞書機能のメリット

  • わからない単語をタップするだけで意味表示
  • 読書のリズムを崩さない
  • 単語帳に自動保存 → 後で復習できて語彙力アップ

翻訳機能のメリット

  • どうしても意味が取れない文章のときの救世主
  • ただし頼りすぎ注意!「本当に困ったときだけ」使うのがコツ

チェックポイント:これらの機能が揃っているか?

機能が充実しているアプリなら、初心者でもストレスなく多読を続けられます。自分の学習スタイルに合った機能があるかどうか、ぜひチェックしてみてください。

 

英語多読におすすめのアプリ7選【無料あり/ジャンル別】

オックスフォード大学出版局のレベル別リーダー教材をデジタルで楽しめるリーディング・プログラムから人気マンガ、絵本、ニュースまで、ジャンル別に最適な7つのアプリを厳選してご紹介します。自分に合ったアプリを見つけて、楽しく多読を続けましょう。

アプリ名 特徴 おすすめポイント 料金 向いている人
Oxford Reading Club Oxford Reading Tree〜Bookwormsまで14シリーズ・1000冊以上の多読教材を収録。 ・5ステップリーディング(語彙→音声→読む→発音→理解)
・英検3級相当まで段階的にレベルUP
・Oxford辞書で語義確認OK
・学習記録・バッジあり
月額990円 初心者〜中級者/絵本形式で読みたい人/着実にレベルUPしたい人
Epic! 40,000冊以上の絵本・児童書が読み放題。アメリカの学校でも採用される人気電子ライブラリ。 ・絵本・児童書・オーディオブック・動画が豊富
・Read-To-Meで自動読み上げ
・興味・レベルにあわせてパーソナライズ
・バッジ機能で継続しやすい
月額約1000円(年間600円/月)無料お試しあり 子ども/親子学習/絵本が好きな初心者
Raz-Kids 29段階の細かいレベル別教材。英語圏の学校でも使われるオンライン図書教材。 ・各レベル80〜100冊の本
・読み聞かせ/録音機能あり
・理解度クイズつき
・星やメダルで楽しく継続
年間125ドル(Raz-Kids)年間228ドル(Raz-Plus) 体系的に学びたい人/親子学習/学校教材として使いたい人
Langaku ONE PIECE、鬼滅など集英社の人気マンガを英語で多読できるアプリ。 ・英語と日本語の割合を4段階で調整OK
・単語タップで即翻訳(AI辞書)
・音声再生あり
・語数カウントで記録管理
基本無料有料プラン月額980円〜 マンガ好き/楽しみながら英語を続けたい人
⑤ ざっくり英語ニュース!StudyNow 100万DLの人気ニュースアプリ。英文は「ヘッドライン+3行」で超読みやすい。 ・3行のコンパクト英文ニュース
・語彙・文法・ニュース解説つき
・英米豪などネイティブ音声
・ジャンル幅広い(ビジネス〜エンタメ)
基本無料プレミアム月額360円 通勤中にサクッと学びたい人/時事英語を学びたい初心者
Readable ホラー・ミステリーなど大人向け短編やニュースをレベルに合わせて簡素化して提供。 ・すべてのストーリーがレベル調整される
・全単語に音声&翻訳つき
・単語保存機能あり
・ニュースも毎日更新
基本無料プレミアムあり 物語が好き/洋書に憧れる初心者〜中級者
VOA Learning English アメリカ国営放送による完全無料の英語ニュース教材。初心者向けに語彙がやさしい。 ・1500語の簡単語彙で作られた英文
・ゆっくり読み上げで聞きやすい
・スクリプトつきでリスニングUP
・ジャンル豊富(政治・科学・文化など)
完全無料 無料で学びたい人/ニュース英語に挑戦したい初心者〜上級者

① Oxford Reading Club|グレーデッドリーダーの王道(語彙強化・音声つき)

Oxford Reading ClubiOS / Android

Oxford Reading TreeからBookwormsまで、オックスフォード大学出版局のレベル別リーダー教材を14シリーズ、1000冊以上楽しめます。英語多読の定番教材がアプリ一つで読み放題になるのが最大の魅力です。

おすすめポイント

  • 一冊の本を5ステップリーディング(単語確認→音声→読む→発音チェック→理解度確認)で多角的に読み進められる
  • 英検3級相当までのレベルを段階的にカバー
  • Oxford辞書の語義をすばやく確認できる辞書機能付き
  • 学習記録やバッジ機能でモチベーション維持

料金:月額990円

初心者から着実にレベルアップしたい方におすすめ。絵本形式で読みやすく、子どもから大人まで使えます。


② Epic!(エピック)|絵本・児童書の大量インプットに最適

Epic!iOS / Android

40,000冊以上の絵本や児童書が読み放題になる子ども向け電子書籍ライブラリーで、アメリカの小学校でも広く採用されている人気アプリです。

おすすめポイント

  • 絵本、児童書だけでなくオーディオブックや学習動画も充実
  • Read-To-Me機能で自動読み上げ、音声と文字のシンクロ表示
  • 子ども一人ひとりのリーディングレベルや興味に合わせてパーソナライズ
  • バッジやクエスト機能で楽しく継続できる

料金:月額約1,000円(年間購読で月々600円程度)/ 無料お試しあり

絵本が好きな方、お子さんと一緒に英語学習したい方にぴったりです。

③ Raz-Kids|学校導入も多いリーディング教材(クイズで理解度チェック)

Raz-KidsiOS / Android

英語圏の小学校等でリーディング副教材として使われているオンライン型図書システムで、29レベルに分かれており400冊以上のリーディングが可能です。

おすすめポイント

  • リーディングレベルはaaからZ2まで29段階に細分化、各レベル80〜100冊の本が読める
  • 読み聞かせ機能、録音機能、読解力クイズで総合的に学習
  • レベル別に段階的にステップアップできる
  • 星やメダルなどゲーム要素でモチベーションアップ

料金:年間125ドル(Raz-Kids)/ 228ドル(Raz-Plus)

学校教材として実績があるので、体系的に学びたい方や親子で取り組みたい方におすすめです。

④ Langaku|英語マンガで楽しく多読(人気作品多数)

LangakuiOS / Android

株式会社集英社の協力のもと、『ONE PIECE』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『SPY×FAMILY』など国民的人気マンガで英語の多読学習に取り組めるアプリです。

おすすめポイント

  • 英語と日本語の割合を4段階で調整できる難易度設定
  • わからない単語はタップで即座に翻訳、AI辞書搭載
  • セリフの音声再生でリスニング力強化
  • 読んだ語数をカウント、多読の記録が見える化

料金:基本無料 / 有料プラン月額980円〜

マンガ好きな方、楽しみながら英語に触れたい方に最適。日本のマンガだから内容が理解しやすく、続けやすいのが魅力です。

⑤ ざっくり英語ニュース!StudyNow|短い英文ニュースでスキマ多読

StudyNowiOS / Android

100万ダウンロード突破した英語学習者向けの無料ニュースアプリ。和訳や音声もついて英語の初心者にも使いやすいのが特徴です。

おすすめポイント

  • ニュースはすべて「ヘッドライン+3行」にまとめられたコンパクトサイズ
  • 語彙解説・英文解説・ニュース解説の3つの解説付き
  • イギリス・アメリカ・カナダ・オーストラリアのネイティブによる音声
  • 国内外の幅広いジャンル(エンタメ、ビジネス、スポーツなど)

料金:基本無料 / プレミアム機能月額360円

通勤時間や休憩中にサクッと読めるのが魅力。時事英語を学びたい方、スキマ時間を有効活用したい方におすすめです。

⑥ Readable|やさしい英語ストーリーで英語力UP

ReadableAndroid

ホラー、スリラー、フィクションの短編小説や毎日更新されるニュース記事を、あなたのレベルに簡素化して提供するアプリです。

おすすめポイント

  • すべてのストーリーは自分のレベルに簡素化される
  • すべての単語に音声と翻訳付き、後で覚えるために単語を保存できる
  • BBC、ブリティッシュカウンシル、ケンブリッジ大学出版局と協力してきた言語学習の専門家が作成
  • ホラーやミステリーなど、大人も楽しめるジャンルが豊富

料金:基本無料 / プレミアム機能あり

物語が好きな方、ジャンル小説で楽しく学びたい方にぴったり。適度な長さで読みやすく、初心者でも安心です。

⑦ VOA Learning English|無料で大量の英文ニュース&音声

VOA Learning EnglishiOS / Android対応アプリ複数あり

アメリカ合衆国国営放送「Voice of America」による無料英語学習サイトで、完全無料で質の高いニュースが学べます。

おすすめポイント

  • 簡単な語彙(約1,500語)で構成され、音声がゆっくりで聞き取りやすい
  • 字幕・スクリプトが付いているためリスニングの勉強に最適
  • 初心者から上級者まで対応したレベル別教材
  • 政治、科学、文化、ビジネスなど幅広いジャンル

料金:完全無料

無料でしっかり学びたい方、ニュース英語に挑戦したい方におすすめ。アメリカ英語のリスニング力とリーディング力を同時に鍛えられます。

どのアプリも無料版や無料トライアルがあるので、まずは気になったものを試してみるのがおすすめです。「これなら続けられそう!」と思えるアプリが見つかったら、毎日少しずつ読む習慣をつけていきましょう。

英語多読アプリを使った効果的な勉強法

アプリをダウンロードしただけで満足していませんか?多読の効果を最大限に引き出すには、ちょっとしたコツがあります。ここでは、「アプリを入れただけで終わらせない」ための実践的な学習ステップをご紹介します。

やさしいレベルから始める|単語がわからなくても止まらない

英語多読で一番大切なのは、「わからない単語があっても止まらない」こと。これは学校で習った英語学習とは真逆のアプローチですが、多読では「完璧に理解すること」より「たくさん読むこと」が優先なんです。

多読を成功させる3つのルール

1. 7〜8割理解できるレベルを選ぶ

  • 知らない単語が1ページに2〜3個程度ならベスト
  • 難しすぎると感じたら、迷わずレベルを下げる

この「7割ルール」は多読の基本中の基本。難しすぎると挫折しますし、簡単すぎても成長を感じられません。「だいたいわかる」レベルが、実は一番学習効果が高いんです。

2. 辞書は最小限に抑える

  • わからない単語は文脈から推測する練習
  • どうしても意味がわからず話が進まない重要語だけ調べる
  • 「なんとなくわかる」で十分OK

最初は不安かもしれませんが、前後の文脈から単語の意味を推測する力こそ、実際の英語使用で最も大切なスキル。辞書に頼らない読み方に慣れることで、この力が自然と鍛えられます。

3. 完璧主義を捨てる

  • 全部理解しようとしない
  • わからない部分があっても気にせず読み進める
  • 大まかなストーリーが追えていればOK

日本の英語教育は「一文一文を正確に訳す」スタイルでしたが、多読では真逆。細部にこだわらず、全体の流れを掴むことを意識しましょう。

初心者あるある:やってしまいがちなNG行動

  • 難しい教材に挑戦する → 理解できずモチベーション低下、挫折の原因に 
  • 一文一文を完璧に訳そうとする → 多読ではなく精読になってしまい、量が稼げない

多読は「量」が命です。完璧に理解するより、たくさん読むことを優先しましょう。不思議なことに、読み続けていると「なんとなくわかる」が「しっかりわかる」に自然と変わっていくんです。これが多読マジックです。

その他の継続のコツ

  • 完璧を目指さない → 7〜8割理解でOK、わからない単語は飛ばす
  • 毎日少しずつでも続ける → 週末1時間より、毎日5分のほうが効果的
  • 成長を記録して見える化する → 読んだ語数、冊数を記録してモチベーション維持

 

目的別のおすすめ|TOEIC/英会話/子ども/中学生

「結局、自分にはどのアプリが合ってるの?」という疑問にお答えします。目的やレベル別に、おすすめアプリを整理してご紹介します。

TOEICリーディング強化に向いているアプリ

TOEIC対策には、ビジネス英語時事ニュースに強いアプリが最適。Part 7の長文問題では、記事やメール、広告などさまざまな形式の文章が出題されるので、多読で「英文を速く正確に読む力」を鍛えることが得点アップの鍵になります。

おすすめアプリ TOP 3

1位:StudyNow(ざっくり英語ニュース!)
  • ビジネス・経済ニュースが豊富で、TOEIC頻出のトピックに強い
  • コンパクトな英文(3行)なので忙しい人でも続けやすい
  • TOEIC頻出の語彙や表現が自然に学べる
  • 解説が丁寧で、文法・語彙・背景知識まで補強できる
  • スキマ時間活用に最適、1記事1〜2分で読める

TOEICのPart 7では「速読力」が求められます。StudyNowのコンパクトな記事で毎日読む習慣をつければ、試験本番でも焦らず読めるようになります。

2位:VOA Learning English
  • ニュース英語で語彙力強化、ビジネス・国際情勢の記事多数
  • スクリプト付きで精読もできる
  • TOEIC Part 7の長文対策に有効
  • 完全無料なのでコスパ最強

VOAはアメリカ国営放送なので、ビジネスや国際問題の記事が充実。TOEICで出題される「serious」な内容に慣れるのに最適です。

3位:Oxford Reading Club
  • ビジネス関連のGraded Readersも収録
  • 段階的にレベルアップできるので、基礎固めから始められる
  • 基礎が不安な人(TOEIC 400〜500点台)はここから

TOEIC 600点以下の方は、いきなりニュース記事より、Graded Readersで基礎を固めるのがおすすめ。土台がしっかりすれば、スコアの伸びも早くなります。

TOEIC対策の多読ポイント

  • 毎日10〜15分の多読で、Part 7対策は万全 読むスピードと持久力が身につき、本番で時間切れになりにくくなります
  • ビジネスメール、記事、広告など多様なジャンルに触れる TOEICはジャンルが幅広いので、いろんな形式に慣れておくことが大切
  • 読むスピードを意識する(TOEICは時間との戦い) タイマーを使って、1記事を何分で読めたか測るのも効果的

多読でリーディングの基礎体力をつけつつ、公式問題集で形式に慣れる。この組み合わせがTOEICスコアアップの最短ルートです。

英会話表現を増やしたい人向けのアプリ

英会話力アップには、会話シーンが多い教材音声機能が必須。「読む」だけでなく「聞く」「声に出す」を組み合わせることで、実際の会話で使える表現がどんどん増えていきます。

おすすめアプリ TOP 3

1位:Langaku(英語マンガ)
  • 会話中心のストーリーなので、リアルな日常表現が学べる
  • 日常会話表現が自然に身につく(教科書にはない生きた英語)
  • セリフの音声付きで発音練習もできる
  • 感情表現やスラングも学べる(ネイティブっぽい表現が豊富)

マンガの最大の強みは「シチュエーションと表現がセット」で覚えられること。「こういう場面でこう言う」というのが視覚的にわかるので、記憶に残りやすいんです。

2位:Epic!(絵本・児童書)
  • 会話文が多い児童書が豊富
  • Read-To-Me機能でネイティブの発音確認
  • 親しみやすい日常会話表現(家族、学校、友達との会話など)
  • 簡単な英語で基本表現を固められる

「児童書なんて簡単すぎる」と思うかもしれませんが、日常会話の基本表現は実は児童書に詰まっています。大人の学習者こそ、児童書で基礎を固めるのが効果的です。

3位:Oxford Reading Club
  • 物語形式で会話シーンが多い
  • 音声付きで発音・イントネーション学習ができる
  • シャドーイング練習に最適な教材が豊富
  • レベル別で段階的に表現の幅を広げられる

Oxford Reading Treeシリーズは、イギリスの子どもたちが実際に使う自然な英語表現が学べることで有名。「教科書英語」ではない、リアルな会話表現が身につきます。

英会話力アップのための使い方

  • 気に入ったフレーズは声に出して練習:
    「This is amazing!」「I can’t believe it!」など、使えそうな表現は何度も口に出して体に染み込ませましょう
  • 登場人物のセリフを真似してみる :
    感情を込めて演技するつもりで読むと、表現と感情が結びついて忘れにくくなります
  • 音声機能を使ってシャドーイング :
    1日5分のシャドーイングを1ヶ月続けるだけで、スピーキングの流暢さが変わります
  • 「こういう時、英語でなんて言うんだ」を意識して読む :
    日本語で「やばい」と言いたいとき、英語では?こういう意識を持って読むと、実用的な表現がどんどん増えます

多読で大量の表現をインプットしつつ、実際の会話でアウトプット。この繰り返しで、自然な英会話力が身についていきます。

子ども・中学生の英語多読におすすめアプリ

子どもや中学生には、楽しく続けられることが最優先。「勉強」ではなく「遊び」の延長として英語に触れられるアプリを選ぶのがポイントです。

おすすめアプリ TOP 4

1位:Epic!(絵本・児童書)
  • カラフルで楽しい絵本が40,000冊以上、飽きずに続けられる
  • 読み聞かせ機能(Read-To-Me)で耳からも学習できる
  • バッジ機能で達成感が得られる、ゲーム感覚で楽しい
  • 年齢やレベルに合わせた自動おすすめ機能

「今日はどの本にしようかな」と選ぶ楽しさがあり、子どもが自分から読みたくなる仕掛けが満載。親が無理に勧めなくても、自然と英語に触れる習慣ができます。

2位:Oxford Reading Club
  • Oxford Reading Treeなど世界中で愛される定番教材
  • 段階的にレベルアップできるので、達成感を感じやすい
  • 音声付きで正しい発音が学べる
  • 親子で一緒に楽しめる、コミュニケーションツールにも

イギリスの小学校で教科書として使われている教材なので、「英語圏の子どもと同じ本を読んでる」という特別感があります。

3位:Raz-Kids
  • ゲーム要素が豊富で飽きにくい、星集めが楽しい
  • クイズで理解度チェック、読みっぱなしにならない
  • 星やメダルでモチベーション維持、次のレベルへの挑戦意欲
  • 学校教材としても採用されている実績(世界中の学校で使用)

「読む→クイズに答える→星をもらう→次のレベルに挑戦」という流れが、子どもの「もっとやりたい!」を引き出します。

4位:Langaku(中学生以上)
  • 人気マンガ(ONE PIECE、鬼滅の刃など)で楽しく学習
  • 「勉強してる感」が少ないので続けやすい
  • 日本語サポートがあるので挫折しにくい
  • 好きなキャラのセリフで自然と表現が身につく

「勉強しなさい」と言われるとやりたくなくなる年頃の子には、「マンガ読んでるだけ」で英語力がつくLangakuが最適。好きな作品なら、自分からどんどん読み進めます。

子どもの多読を成功させるコツ

  • 親が一緒に楽しむ姿勢を見せる:
    「ママも英語の絵本読んでるよ」と見せることで、子どもも興味を持ちやすくなります
  • 「勉強」ではなく「楽しみ」として扱う:
    「英語の勉強しなさい」ではなく「面白い本見つけた?」という声かけを
  • 無理に続けさせず、本人のペースで:
    嫌がる日は無理強いせず、また読みたくなるのを待ちましょう
  • 成果を褒めてあげる :
    「今日は3冊も読んだね!」「前より難しい本が読めるようになったね」と具体的に褒める

まずは1日5分、寝る前の読み聞かせ感覚で始めるのがおすすめ。楽しい経験として記憶に残れば、自然と英語への抵抗感がなくなっていきます。

上級者・海外ニュースを読みたい人向けアプリ

上級者には、ネイティブ向けコンテンツが充実したアプリがおすすめ。簡略化された教材ではなく、実際に英語圏で読まれている本物の英語に触れることで、さらに高いレベルへステップアップできます。

おすすめアプリ TOP 3

1位:VOA Learning English
  • 本格的なニュース英語、ネイティブ向けに近い内容
  • 上級者向けコンテンツも豊富(政治、経済、科学など)
  • 政治・経済・科学など専門的な内容が学べる
  • 完全無料なのが嬉しい、コスパ最強

VOAは上級者向けの記事も充実。通常のニュースサイトより少し簡単ですが、内容はネイティブ向けと同等。本物の英語力が鍛えられます。

2位:StudyNow(上級コンテンツ)
  • 海外メディアの記事も扱う、最新の時事問題に触れられる
  • 時事英語・専門用語が学べる
  • コンパクトでも内容が濃い、効率的に学習できる
  • ビジネスシーンで使える表現が豊富

上級者でも「毎日30分英語記事を読む」のは大変。StudyNowなら3分で1記事読めるので、継続しやすいのが魅力です。

3位:Readable(ストーリー重視なら)
  • 長編小説やミステリー、読み応えのある作品が充実
  • 大人向けのジャンルが充実(ホラー、スリラー、ロマンスなど)
  • レベル調整可能、自分に合った難易度で楽しめる
  • 物語で学ぶことで、自然な文章表現が身につく

ニュースばかりだと飽きる、という方にはReadableがおすすめ。エンタメとして楽しみながら、ネイティブレベルの表現力が身につきます。

上級者の多読ポイント

  • 専門分野を深掘りする:
    自分の仕事や興味のある分野を英語で読むと、専門用語も自然と覚えられます
  • 様々なジャンルに挑戦して表現の幅を広げる:
    ニュース、小説、エッセイ、レビューなど、ジャンルごとに英語の使い方が違います。幅広く読むことで、どんな場面でも対応できる英語力が身につきます
  • 読むスピードを意識する:
    上級者の目標は「ネイティブと同じスピードで読めること」。タイマーで測って、徐々にスピードを上げていきましょう
  • わからない表現はストックして後で復習:
    上級レベルでも知らない表現は必ず出てきます。スマホのメモアプリなどにストックして、定期的に見返すと語彙力がさらに伸びます

上級者こそ多読が効く理由は、「知っている知識」と「使える知識」のギャップを埋められるから。大量にインプットすることで、頭の中の英語データベースがどんどん充実していきます。

まとめ|英語多読アプリは英語力を底上げする最短ルート

ここまで、英語多読アプリの選び方から具体的な使い方まで詳しく見てきました。最後に、この記事の要点をまとめます。

英語多読が効果的な3つの理由

  1. 語彙力が自然に増える:
    単語帳で丸暗記するより、文脈の中で覚えた単語は忘れにくく、実際に使える語彙として定着します
  2. 読解スピードが劇的に上がる:
    たくさん読むことで、返り読みせず前から順番に理解できるようになります。長文を見ても構えなくなります
  3. リスニング・スピーキングの土台になる:
    文章構造やフレーズを頭にストックしておくことで、聞いたとき・話すときにスムーズに理解・表現できます

アプリ選びの3つのポイント

  1. 自分のレベルに合っているか:
    難しすぎると挫折、簡単すぎても成長なし。7〜8割理解できるレベルがベスト
  2. 好きなジャンルがあるか:
    興味のない内容を読むのは苦痛。ニュース、マンガ、小説、絵本など、自分が楽しめるジャンルを選びましょう
  3. 音声・辞書機能が充実しているか:
    これらの機能があるだけで、学習効率が何倍にも上がります

目的別おすすめアプリ早見表

目的 おすすめアプリ
TOEIC対策 StudyNowVOA Learning English
英会話力UP LangakuEpic!
子ども・初心者 Epic!Oxford Reading Club
上級者 VOA Learning EnglishReadable
楽しく続けたい LangakuEpic!

今日から始める3ステップ

Step 1:まずは1つダウンロードしてみる

  • 気になったアプリの無料版を試してみる
  • 2〜3個試して、自分に合うものを選ぶ
  • 迷ったら、まずは無料のVOA Learning Englishから

Step 2:簡単な教材で多読体験

  • 最初は「簡単すぎる」と感じるくらいでOK
  • 1日5〜10分でいいからスタート
  • 「読めた!」という成功体験を積むことが大切

Step 3:習慣化する

  • 「寝る前10分」「通勤中」など時間と場所を決める
  • カレンダーにチェックを入れて「読んだ日」を可視化
  • 週3回読めれば上出来、完璧を目指さない

英語多読は「最短ルート」!

英語多読アプリは、スキマ時間を活用して語彙力・読解力・リスニング力をオールラウンドに伸ばせる、まさに英語学習の「最短ルート」です。

参考書を開くのは億劫でも、スマホならいつでもどこでも気軽に始められます。通勤電車の中、お昼休み、寝る前の10分。このスキマ時間を積み重ねるだけで、半年後、1年後の英語力が驚くほど変わります。

「今度こそ英語を身につけたい」と思っているなら、今日がそのスタートライン。難しく考えず、まずは気になったアプリを一つダウンロードしてみましょう。

あなたにぴったりのアプリを見つけて、楽しく英語力を伸ばしていってください。多読の世界へようこそ!

 

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Amy.T

ブログ編集部スタッフ。北海道出身、大学で英語教育学を学ぶ。大学卒業後単身アメリカへ留学し、映像制作技術と生きた英語を学び、その後帰国し高校教員としての勤務を経てドイツへ移住。英会話講師・ライター・動画編集者としてヨーロッパ各地でノマド生活を経験。TEFL・TESOL所持、国際ビジネスコミュニケーション協会IIBC AWARD of EXCELLENCE受賞。イタリア語・ドイツ語・オランダ語を勉強中。好きなことは料理とホラー映画鑑賞。

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