「語学留学をして、後悔したことはありません。」アメリカ・サンタバーバラ語学留学体験談

高校2年生の時に、オーストラリアへ短期留学をしたことがあったのですが、そのころから長期留学をしてみたいというあこがれがありました。そのころの将来の夢は、商社や銀行で働くことだったので、就職活動や大学卒業後のことを考えて英語を本格的に勉強するならその時かなと思いました。また、海外旅行が好きだったので、大学のうちにアメリカのいろいろな都市に旅行をしたいと思っていました。そういったことがきっかけで、大学3年生になるときに学校を休学して語学留学に行きました。

授業は一日に約4-5 時間、すべてグループレッスンでした。長期留学で一緒に入学したのが、ほとんど日本人か韓国人だったので、クラスも必然的に日本人が多かったです。授業は会話中心のものが多く、先生や隣に座っている生徒、グループ数名でディスカッションすることがメインでした。文法やライティングレッスンもありましたが、文法は日本で勉強したことがある内容(例えば時制や関係代名詞など)が多く、スピーキングのレッスンより簡単でした。

学校から40分ほどのホームステイ先に滞在しました。アメリカ生まれの英語のネイティブスピーカーの50歳ぐらいのご夫婦でした。留学生が私を含めて4人で、2人で1部屋をシェアしました。ホストファミリーのご夫婦は、長年留学生を受け入れているようでした。ご夫婦はとても良い方で、平日はみんなで一緒に夕食を食べたり、映画を見に行ったり、休日は一緒にブランチへ行ったり小旅行へ行ったりしました。ルームメイトやほかの留学生とも一緒の学校だったので、とても仲良くなり、放課後一緒にでかけたりする機会も多かったです。

ホストファミリーと過ごすか、学校の友達とでかけるか、一人で勉強をするかといった感じでした。学校の近くにサンタバーバラでは一番栄えているダウンタウンがあり、そこへよく食事や買い物などに行きました。ホストファミリーが車を運転してくれることが多かったので、一緒にすこし遠出してショッピングへ行ったり、家族のイベントに参加させてもらうこともありました。TOEICの受験を考えていたので、何も予定がないときは、日本から持ってきた参考書でTOEICの勉強や学校の宿題や予習復習をしたりしていました。

世界各国から留学生がきていたので、いろいろな国籍、年代、人種の違ったお友達ができました。EFはヨーロッパ系の会社のようで、ほかの学校よりヨーロッパ系の人種が多くアジア圏以外の友達が初めてできたのでとてもうれしかったです。また、日本人ともたくさんの出会いがありました。日本で生きていても出会うことがない様々な年代、各地の友達ができたのでよかったです。そういった友達とはいまだに連絡を取り合う仲です。

英語はもともと得意だったのですが、自分が思っていたより会話力がなく、最初はいろいろ困難なことがありました。例えば、コーヒーやさんでコーヒーを購入するときに何を言っているのかわからなかったり、ホストファミリーと意思疎通が少し難しかったりしました。留学が終わった5カ月後には、そういったことがスムーズにできるようになっていました。また、ネイティブが話す英語を簡単に聞き取れるようになりました。

普段の生活がすべて楽しかったです。アメリカでは、もちろんアルバイトや仕事はできません。なので、学校以外はすべて自由に使える自分の時間になりました。その時間を利用して、思いっきり遊んだり、勉強したり、ゆっくりしたことが大変有意義で楽しかったです。まわりの社会人の留学生もそれが一番楽しかったと言っていました。

留学期間の最初のころに、ホームシックになったことです。ホームステイ先の人たちはとてもいい人で、不満はなかったのですが、慣れない共同生活や文化、英語でのコミュニケーションにつかれてしまい、日本や家族、友人が恋しくなったときが一番つらかったです。最初は食事もあまり合わずつらかったですが、これは時間が経てば自然に解決されました。

海外にでることに抵抗がなくなったことです。現在、アメリカではないですが、日本からでて別の国にて生活をしています。そういった日本から出ることに壁を感じなくなり、留学を経験した後にまたいろいろと海外旅行へ行ったり、海外でのチャンスを探して就職活動をしました。語学留学がきっかけで、こういった機会を得ることができたと思っています。また、英語力がついたことも自分の将来の幅が広がったかなと思います。

語学留学するならアメリカかなと思っていました。サンタバーバラは、小さい地域で気候や環境が良く、お年寄りが多く、治安もいいときいたのでサンタバーバラにしました。また、サンタバーバラはLAやサンフランシスコにも近く、旅行も簡単にできるということも選んだ理由の一つです。

西海岸の南のほうなので、一年中通して気候が良いと聞いていたのですが、実際は肌寒く感じることが多かったです。晴れた日はとても暖かく、気持ちよい気候でした。また、やはり治安が良いと言われているサンタバーバラでも、夜間の一人行動には少し恐怖を感じました。

アメリカのほかの都市に比べると、お金持ちも多い地域なので、治安は良いと言われていました。実際、犯罪などの被害にあったという留学生がわたしのまわりではいなかったので、治安はいいとは思います。だからといって、夜間の一人歩きなどをしていても絶対に安全ということはないと思います。

ホームステイ先からは朝夜の2食が提供されていました。朝は家にあるシリアルやパンなどを各自で食べるといった感じで、夜はホストファミリーが作ってくれました。パスタやお肉料理、ピザなどが多く、最初は少し口に合わないと思ったこともありましたが慣れました。昼食は学校近くのレストランで食事することが多かったです。中華料理やハンバーガーなどをよく食べました。

街全体があまり大きくなく、どこへ行くにもすぐ行くことができたことです。学校の近くに一番栄えているストリートがあったり、大きなバス停があったのでとても便利でした。また、学校から歩いて20分ほどいったところにビーチもあり、景色がとてもよかったことです。

小さい街だったので、数カ月いると退屈に感じることが多かったことです。自分たちでバスを利用してすぐに行くことができる遊び場が限られていたので、いつも同じようなところに遊びに行ってました。数カ月もいると、だんだんすることがなくなってくるといった風に感じました。

高校の短期留学、大学での語学留学をきっかけに、海外で働くといった機会を得ることができました。海外での留学経験なしでは、今のチャンスは得ることができませんでした。語学留学をして、後悔したことはありません。本当に経験してよかったなと思うことが非常に多く、迷っている人がいれば絶対に勧めたいと思っています。頑張ってください。