ここでは、語学留学を検討されている方のために、イギリス・ボーンマスへ語学留学をされたmakoさんの体験談をご紹介します。イギリスへの語学留学をお考えの方はぜひ参考にしてください。
語学留学体験者のプロフィール
ニックネーム | makoさん(女性) | 留学時の英語レベル | 英会話初級 |
留学時の職業 | 学生 | 留学時の年齢 | 10代 |
留学先の国 | イギリス | ||
留学先の都市 | ボーンマス | ||
留学期間 | 1992年夏から1992年冬まで | ||
語学学校名 | ユーロセンター | ||
通っていたコース | 進学準備 | ||
レッスン形式 | グループレッスン(5名以上) | ||
滞在スタイル | ホームステイ |
語学留学体験談インタビュー
語学留学について
語学留学をしようと思ったきっかけは何ですか?
社会の仕組みや考え方・福祉などに興味をもち、日本で社会学系学部の大学入試を受験したのですが、知人の紹介から海外で福祉関係の仕事に携わっていた方とお話ができ、社会学は欧米の方が考え方が進んでいるので、本気で学びたいならば海外留学を考えた方が良いとアドバイスされ留学を決意しました。
語学学校での授業はどうでしたか?
日本人は一般的にスピーキングやヒアリングは苦手ですが、読み書き・文法などの基礎はしっかりと教育を受けているのでレベル分けの試験では英会話レベルが低くてもある程度上級レベルのクラスに入れました。特に日本の大学入試の勉強をしていたので、会話はさっぱりできませんでしたが、アドバンスレベルのクラスに入りました。慣れるまでは黒板などに書かれた文字以外を理解することが殆どできず、同じクラスの友人との会話も上手く意思を伝えられず片言の会話になってしまいました。最初の1〜2カ月程は授業が終わり宿題を済ませた後も、ひたすら話せるボキャブラリーを増やすために机に向かっていました。
滞在先(ホームステイ・学生寮など)での生活はどうでしたか?
ホームステイをしていたのですが、最初の頃はホストファミリーの方々とも全く会話が続きませんでした。ただ、ホストファミリーの方々は何度も留学生を受け入れた経験があったため、話せない留学生の扱いにも慣れていたので時間をかけてでもお互いに伝えたいことは伝え合えました。
授業以外の時間や休日はどのように過ごしていましたか?
ホームステイ先には他にも2〜3名ほどの留学生が滞在しており、気が合えば週末や授業の後に一緒に行動していました。学校で知り合った友人とも、ウィークデイはショッピングや図書館、カフェに行き、週末は美術館、博物館、バスで観光地や人気スポットへ遠出していました。人種や文化、育ってきた環境などが全く違う人々と行動を共にするので、慣れていない時は理解するのが大変でしたが、慣れるとその違いが興味深く色々と互いの意見の交換をしました。
留学中にどのような出会いがありましたか?
イギリスの語学留学では、ヨーロッパ各地やアラブ諸国のさまざまな人種に出会えました。地理や歴史の授業で知識は多少あった事柄が、どんどん実際の情報として蓄積されていきます。スイスの方に出会うとスイスのどの地域の方か興味が湧き、アラブ系の方に出会うとイスラム教の習慣やタブーなどを教わります。イギリスでは短い留学期間でしたが、期間終了後に仲良くなった各国の友人達の家に一人旅で訪ねて行きました。日本を出ないと知らなかったこと、興味すら持たなかったことを面白いと感じさせてくれる出会いが多くありました。
語学留学によってどのぐらい英語力は伸びましたか?
イギリスの語学留学では日常会話はほぼ問題なく話せるようになりました。毎日のようにホストファミリーにその日の予定を告げたり、洗濯は各自でするためランドリーショップを探し使い方を調べたり、滞在中にできる限り色々な場所に訪れようと英語の観光案内を読んだり、周りの人に聞いて回ったりと新しい言葉を日々学んでいきました。
語学留学で一番楽しかったことは何ですか?
一番楽しかったことは色々な美術館や博物館巡りができたことです。大小問わず美術館や博物館の情報があれば訪れました。有名な大英博物館はもちろんですが、個人コレクションがただ並べられたような所も、面白い道具や人形、絵画が陳列されておりとても興味深かったです。
語学留学で一番辛かったことは何ですか?
一番辛かったことは、日本の感覚で曖昧な返事や態度を取ってしまい相手に誤解されたことです。困ったことや嫌なことでも周りに迷惑や不快感を与えないように振舞っていたつもりが、相手からは嫌ならはっきり言ってくれないとこっちの気分が悪い・正直に話せない程度の友達なんだねと言われてしまったことが何度かあります。
語学留学をして一番よかったと思うことは何ですか?
一番良かったことは、自覚してなかった自分の視野の狭さに気づけたことです。海外に出る前は自分の興味を持つ対象は身の回り事柄にプラスしてテレビやニュース・雑誌などの受動的に入る情報が主でした。海外に出てからは、興味の幅が広がり積極的に情報収集するようになりました。
語学留学先の都市、イギリス・ボーンマスについて
留学先の国・都市を選んだ理由は何ですか?
イギリスを選んだのはイギリス英語の方がアメリカ英語よりも聞きやすい・伝統的だからという家族と知人からのアドバイスがあったからです。その中で日本人留学生があまり多くない・自然が多いのどかな場所ということで地方の学校を選択しました。
留学先の都市について、行く前のイメージと行った後でどのようなギャップがありましたか?
かなり地方の小さい町を想像していたので、買い物も不便だろうと日本から雑貨や乾物食品等40KG以上の大荷物を持ち込んだのですが、到着してみるとショッピングモールや繁華街が徒歩圏内にあり、必要なものは全く問題なく入手できました。
治安はどうでしたか?
他都市に比べると治安はかなり良かったです。ですが、夕方帰宅中に上半身は普通の服で下は女性の下着のみという男性に出くわし突然近づいてきて話しかけられました。また、一度日の出ていない早朝に外出した時は、棒のようなものを振り回し建物の窓を何枚も割って歩いている男性に追いかけられ、たまたま近くを歩いていた人の家に避難したこともあります。
食事はどうでしたか?
ホームステイ先では朝食にシリアルもしくはパンで、夕食はポテトまたはパンの炭水化物が本当に多かったです。毎食時に少量の肉や魚などのたんぱく質等は添えられていました。週に1度は野菜がどうしても食べたくなり、デリやサラダバーで摂取していました。
あなたが行った都市のよかった点はどこですか?
滞在先都市の良い所は、買い物に便利なだけではなく自然も身近に溢れている所です。自然が多いので空気が奇麗でサイクリングやジョギングが楽しめました。また、大きめのショッピングモールやスーパーも徒歩圏内にあったので生活用品には全く困りませんでした。
あなたが行った都市の悪かった点はどこですか?
ロンドンからボーンマスまで距離があるのでタクシーでは行けず、電車かバスで2時間以上とアクセスがあまり良くありませんでした。飛行機の到着が遅れると金銭的に余裕のない中ロンドンに仕方なく一泊する事態も起きました。
語学留学を考えている方へのメッセージ
語学留学を検討中の方に一言アドバイスやメッセージをお願いします。
留学しようか迷っているのでしたら、まずは短期間でも海外に出てみることをお勧めします。海外留学により自分の進みたい方向が見えてきたり、幸運な出会いがあったりします。ですが、人によっては語学が堪能でも生活が合わなかったり、本来の目的とは全く違う良くない方向へ進んでしまうこともあります。自分はどうなのかは自分で体験しないと分からないので、まず一歩を踏み出してみることが必要だと思います。
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