「有言実行」を英語で言える?walkを使った意外な英会話表現!【英文記事で英語学習】

「walk」は、中学英語で習う基礎単語の一つです。動詞単体としては「歩く」「散歩する」などの意味で使われますが、他の単語と組み合わせると、意外な意味のフレーズになることもあります。

そこで今回は、「walk」の意外な使い方から頻出表現まで、例文を参照しながら用法を確認していきましょう。

※リンクの付いた例文は、日本のソーシャルグッドを世界に発信するメディア「Zenbird」の英文記事から引用しています。記事の内容は、公開時点の情報に基づきます。

目次

walkを使った意外な英語表現

1. walk the walk(有言実行)

「walk the walk」は、「言葉通りに行動する」ことや「有言実行」を意味する英語フレーズです。

下記の例文では、「walk the walk」とともに「talk the talk」という表現が登場します。

talk the talkは、ある事柄について堂々と語ることや口が達者である様子を示しますが、「上辺だけの言葉ばかりで行動が伴っていない状況」のようにネガティブな意味で使われることもあります。

…it’s time to walk the walk and not only talk the talk.

口先だけではなく、行動を起こすべき時が来た。

【引用】What can we do to reduce plastic pollution?

2. walk-off(〔野球の〕サヨナラ)

野球用語における「walk-off」の和訳には、日本語でいう「サヨナラ」が当てはまります。

「サヨナラ」とは、野球で後攻のチームが9回あるいはそれ以降の延長戦で試合を決める得点を上げ、その時点でゲーム終了となることを意味する言葉です。

MLB(Major League Baseball)によれば、walk-offが野球用語として広く使われるようになったのは、とある試合で勝敗を決めたホームランがあまりにも遠くまで伸び、投手が打球の先を確認することもなくただマウンドから歩き去る様子を表現したことから始まったと言われています(※)。

  • walk-off win:サヨナラ勝ち
  • walk-off game:サヨナラゲーム
  • walk-off homer:サヨナラホームラン

※参照:MLB|Glossary – Walk-off

3. walk-in(予約・アポなしの)

walk-inは、「予約なしの・アポなしの」という意味で形容詞的に使われたり、名詞として「予約なしで(店などを)直接訪問する人・こと」そのものを指したりします。

walkの持つ「歩く」というイメージと「予約なし」の意味は一見結び付かないかもしれませんが、人が歩いてふらっとお店や施設に立ち寄る様子を思い浮かべると覚えやすいでしょう。

This clinic does not accept walk-in patients.

このクリニックでは、予約なしの患者は受け付けていない。

walkを使った頻出の英語表現

この機会に、walkを使った基本的な英語表現についてもまとめて確認しておきましょう。

1. walk into(~に歩いて入る)

walk intoには、「~に歩いて入る」「足を踏み入れる」などの意味があります。

It isn’t rare to walk into a convenience store and have your items separated into two or three different bags.

コンビニに入り、購入した商品が2〜3つの袋へ別々に分けて入れられることも珍しくない。

【引用】The missing gap to make bioplastics sustainable in Japan

他にも、walk intoには「~に偶然に会う」という意味もあります。

I walked into an old friend at the grocery store yesterday.

昨日、スーパーで古い友人に偶然会った

2. walk through(~を通り抜ける)

walk throughには、「~を歩いて通り抜ける」という意味があります。

It also is a cooling sight when you walk through a Japanese street splashed on a hot day.

暑い日に打ち水を浴びた日本の街並みを通り抜けるのも、涼しげな光景だ。

【引用】How ancient Japanese stayed cool using 5 senses during summer

3. walk by(通りかかる)

walk byは、「通りかかる」「~を歩いて通り過ぎる」などの意味で使われます。

So, the next time you walk by the chocolate isle, why not keep in mind about joining the actions.

次にチョコレート売り場を通りかかった際は、(フェアトレードに関する)アクションに参加してみてはどうだろうか。

【引用】Galler joins the fairtrade chocolate train in Japan

4. walk around(~の周りを歩く)

walk aroundは、「~の周りを歩く」「散策する」などの意味を持ちます。

Let’s walk around the building next.

次に、建物の周りを歩いてみよう。

【引用】World’s first hotel run on hydrogen energy generated from plastic waste

5. walk away from(~から逃げ出す)

walk away from~は、「(責任・困難など)から逃げ出す」という意味です。

You shouldn’t walk away from the problem.

問題から逃げ出すべきではない。

まとめ

今回は、「walk」を使った英語表現を例文とともに確認しました。今回紹介した表現は、日常生活でもよく登場します。

使い方をしっかりと整理して、ぜひ実際の会話の中でも使いこなせるよう練習してみてください。

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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