「前置詞」はイメージでつかもう!5分でわかる使い分けのポイント①

前置詞はスピーキングやライティングでよく出てきます。しかし前置詞には直訳の意味と比喩的な意味があり、英語力の高い方でも間違えやすいといわれています。

今回はそんな前置詞の用法パターンのポイントをイメージを通してご紹介します。

through

through の文字通りの訳は「~を通って」ですが、比喩的な訳は「何かを通り抜けるイメージ」です。辞書には「なにかの片方から入り、もう片方から出ること」とあります。

「最初から最後まで通してやっと終えた」というイメージ

例えば、

  • I’m through.
    「(仕事や課題が)終わった。」

この文の through は、最初から最後まで通してやっと終えたというイメージです。

    【例文】

  • A:Are you done with the assignment?「課題終わった?」
  • B:I’m almost through.「あとちょっとで完成。」

「間違いや詳細に注意しながら」というニュアンス

  • Please read through the contract before you sign.
    「サインする前に契約書を読み通してください。」

このように文にthroughを加えるによって、ただ単に「読む」というよりは、「間違いや詳細に注意しながら」というニュアンスを伝えることが可能となります。

「困難などを通り抜けて成功する」「審査を通して許可証などが下りる」

そしてthroughを使ったイディオムに’come through’「成功する」「(許可証などが)下りる」がありますが、「成功する」の意味で使われている際は、困難などを通り抜けて成功するというイメージを持てば覚えやすいかと思います。

    【例文】

  • It will all come through.
    「すべてはうまくいく。」

そして、「(許可証などが)下りる」などの場合では、審査を通して許可証などが下りるというイメージです。

【例文】

  • My student Visa finally came through yesterday.
    「私の学生ビザが昨日ついに発行されました。」

over

overには様々な意味がある中で今回は、字通りの訳でのoverの「何かの上」、そして比喩的な表現でのover「一点からもう一点まで(空間・場所・時間)越える」をご紹介します。

「何かの上」

まずは文字通りの意味で使われるoverを見ていきましょう。

  • I put a blanket over my knees.
    「膝に布団をかけた。」

これは「上に」という意味ですんなり理解しやすいのではないでしょうか。

「一点から一点まで(空間・場所・時間)を動くこと」

次に文字通りに訳すことができないoverです。この場合のoverを使うときにイメージしていただきたいことは、「一点から一点まで(空間・場所・時間)を動くこと」です。

  • I flew over to Japan to see you.
    「君に会うために日本に飛行機に乗って飛んできた。」

空間的に場所を移動することで、この文のoverは外国から飛行機に乗って日本に動くイメージです。空間的に一点からもう一点まで移動しているのでoverが使えます。

「障害物を乗り越え、自分の前にはもうその障害物がない」イメージ

  • I’m over you.
    「あなたなんてどうでもいい。」

このoverの使い方も比喩的に一点からもう一点まで気持ちが動くことです。イメージとしては「壁を乗り越える」という日本語の比喩表現のように障害物を乗り越え、自分の前にはもうその障害物がないことが近いです。

【例文】

  • A:I can’t stop thinking about my ex.「彼女のこと考えるのやめられない。」
  • B:You can’t get over her, can you?「彼女のこと、諦めれないんでしょ?」

期間を表すinのような感覚

  • I talked with my manager over the weekend.
    「週末の間にマネージャーと話した。」

ここでは、土曜がはじまって日曜が終わるまで過ぎる期間というinのような感覚でoverが使われています。

「一点から一点までをつなげている」イメージ

  • I talked with my manager over Skype.
    「スカイプを使ってマネージャーと話した。」

この場合も、「一点からもう一点まで移動する」というコンセプトが使え、スカイプが距離を飛び越えて自分とマネージャーをつなげているイメージが分かりやすいかもしれません。

「最初から最後までが終わる」こと

  • I watch Titanic over and over.
    「(映画)タイタニックを何度も何度も見る。」

overひとつで最初から最後までが終わることでしたが、この場合はover を二度つかうことで何度も最初から最後までを行ったり来たりすることを表し、つまり「繰り返し」という意味になります。

まとめ

いかがでしたか?前置詞はそれぞれに様々な意味がありますが、イメージをつかむとスムーズに活用することができます。是非参考にしてみてください。

【参照サイト】THROUGH | meaning in the Cambridge English Dictionary
【関連ページ】「前置詞」はイメージでつかもう!5分でわかる使い分けのポイント➁

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蟹っ娘(かにっこ)

蟹っ娘(かにっこ)

18歳で単身渡米、ロスのハリウッドでジャズやボサノバの歌を学ぶ。現在は、在米中に経験したことをもとに日本語・英語講師、ライターとして活動中。異文化コミュニケーションや心理学関連の読書が好き。TESOL、英検1級保有。在米7年、現在鳥取県在住。

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