Twitterフォロワー22万人超!大人気の英語学習アカウント「こあらの学校」インタビュー

「shopとstoreの違い」「京言葉で学ぶ英会話」など、見たら思わずシェアしたくなるような作品を毎日発信している、TwitterやInstagramで大人気の英語学習アカウント「こあらの学校」。

学習者がつまずきやすいポイントを、かわいいイラストとともに分かりやすく解説してくれる作品が印象的ですが、発信者のこあたんさんは、もともと英語が得意だったわけではなかったといいます。SNSで英語学習に役立つ発信をはじめたきっかけや、こあたんさん自身の英語学習法、そして、11月4日に発売された初の書籍『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』の内容についても、じっくりお話を伺いました!

話し手:こあたんさん

英語を楽しく学べるイラストをオーストラリアから毎日発信している、「こあらの学校(@KoalaEnglish180)」の校長。英語学習者が知りたいポイントを、可愛いイラストで分かりやすく解説する作品が人気を集め、Twitterのフォロワーは22万人以上。2020年3月には、Instagramも開設。

インタビュー目次

フォロワー22万人超!「こあらの学校」誕生のきっかけ

Q:自己紹介をお願いします

こあたんさん:「こあらの学校(@KoalaEnglish180)」というアカウント名で、Twitterやインスタグラムで英語学習に関する情報発信を行なっています、こあたんと申します。オーストラリアに駐在中の会社員です。

2019年6月からTwitterで英語学習関連の発信を始めたところ、開始から約1年で20万人以上の方にフォローしていただきまして、大変ありがたく感じています。

Q:SNSで発信を始めたきっかけは?

こあたんさん:私自身、もともと英語がそこまで得意だったわけではありませんでした。大学生になるまではパスポートも持っていなくて、海外にも行ったことがなかったんです。

なので、初めて海外に駐在した時は、色々な国の人に囲まれて物凄いスピード感で仕事が進んでいく中で、とても苦労しました。特にオーストラリア英語は独特なところもあるので、何を言われているのかもわからず、本当に大変だったことを覚えています。知らない単語やフレーズに出会うたびにメモをとり、毎日必死に勉強していました。

日々勉強に取り組む中で、「学んだことを自分だけのものにしておくのはもったいない」と感じるようになり、「ネット上で公開すれば、同じように苦労していらっしゃる方々のお役に立てるかもしれない」と思ったのが、Twitterで発信をはじめたきっかけです。

職場でプレゼン資料を作ることが多いので、情報発信でもそのスキルを活かしてみようと思い、文字ベースではなく画像で英語の解説をしてみました。

Q:これまで特に反響が大きかったテーマは?

こあたんさん:一番反響が大きかったのは、「可能性・推量を表す助動詞」についての投稿です。Twitterで約25万いいねをいただき、この1枚をきっかけに、10万人くらいの方にフォローしていただいたと思います。

その次に反響が大きかったのが、「京言葉で学ぶ英会話」というものですね。例えば「ぶぶ漬けでもどうどす?」という京都の方の言葉が「もう帰れ」という意味だったり、というのを皮肉った作品です。こちらも約15万いいねをいただき、Twitterのトレンド入りもしました。

3番目は、英語学習とは少し違うかもしれませんが、「外国人が絶望する日本語」という投稿です。例えば日本語の「大丈夫」って、「Yes」という意味で使われる時もあれば、「No」という意味で使われることもありますよね。他にも、「お疲れ様」が、挨拶として「Hello」のように使われたり、「Thank you」という労いの言葉として使われたり。こういった日本語表現を、面白おかしく並べてみました。

あとは、「頻度を表す副詞」について解説した作品や、「shopとstoreとの違い」などの英単語の微妙なニュアンスの違いを説明した投稿も好評をいただいています。

Q: こあたんさんご自身にとってお気に入りの作品を教えてください

こあたんさん:個人的には、動物を表す英単語を使った比喩表現シリーズがお気に入りです。例えば「dragon」が「厳しい人」という比喩表現になったり、「chicken」が「弱虫」という意味だったり。こういう色々な動物を使った慣用表現をまとめたシリーズです。

あとは、前置詞のイメージをイラストで解説している投稿もおすすめです。教科書だと、「in=中に」のように、文字でしか説明されていないことも多いと思いますが、対訳だけで覚えてもなかなか使えるようにならないと思うので、前置詞は是非ビジュアルで覚えてみてほしいなと思います。

Q: 社会人の英語学習者におすすめの作品はありますか?

こあたんさん:社会人の方には、英語でプレゼンをする時のポイントや、英語で電話をかけるときの基本フレーズを列挙した投稿などが役立つかと思います。他には、カジュアルな単語をフォーマルな単語へ言い換えた投稿なども参考になるかもしれないですね。

ビジネス英語については、「勉強したい」という声が多く寄せられているので、今後、より多く取り扱っていきたいと考えています。

Q:フォロワーの方からはどのような反応が寄せられていますか?

こあたんさん:今英語を学んでいる方から、「投稿を印刷して、ノートに貼り付けて毎日勉強しています」とか「学生時代にこんな教科書があったら良かったのに」という声をいただくことがあり、それはとても嬉しいですね。SNSで発信を始めたきっかけが、「自分がやってきた英語学習が、他の誰かの役に立てたら」という想いからだったので、そういったコメントをいただくと改めてやり甲斐を感じます。

また、英語を指導している方からは、「授業で使ってもいいですか?」というお問合せを毎日のようにいただきます。職業として英語を教えている先生方から認めていただけるというのはすごく光栄ですし、学生さんの役に立てるというのも大変嬉しく思います。

1日に1本ボールペンを使い切るまで寝なかった受験勉強時代

Q: どの作品も、英語解説がとても分かりやすいです。ご自身はどのように英語を学ばれましたか?

こあたんさん:英語の読み書きに関しては、基礎となっているのは受験勉強だと思っています。英文法や英単語に関しては、中高の6年間、特に高3の夏休みには猛烈に勉強しました。「1日1本ボールペンを使い切るまで寝ない」と決めて、実際に1ヵ月でボールペンを30本使い切るくらい勉強していました。

今思い返すと、あまり効率の良い勉強方法ではありませんでしたが、その時にそれだけ勉強したことが今の英語力のベースになっていると思います。

受験勉強を頑張ったことで、読み書きに関してはセンター試験ではほぼ満点を取れるレベルだったのですが、英会話となると壊滅的でした。大学生の時にカナダに留学へ行ったら、全く英語が分からなくて。スーパーで店員さんの「How are you?」も聞き取れないレベルです。「このまま帰るわけにはいかない」と思って、そこから本格的に英会話の学習を始めました。

Q:スピーキング力アップに効果的だと感じた学習方法は?

こあたんさん:人は、自分が知っているフレーズでしか話せないものなので、友人が言っていた英語を1人でぶつぶつ言ってみるなどして、使えるフレーズを増やしていくことを常に意識していました。その際も、受験勉強を通して文法知識が既に身についていたおかげで、学習をスムーズに進めることができたと感じています。

英語学習者に役立つコンテンツを発信し続ける秘訣

Q:作品のアイディアは、どのように浮かびますか?

こあたんさん:毎日英語を使って仕事をしていると、分からない表現や知らないフレーズに出くわすことがあります。自分が分からない表現は、他の人も知らないことが多いと思うので、そういった表現に出会った時には、自分で調べたり同僚に質問したりしてコンテンツにしていますね。

また、駐在員の中には英語が苦手な方もいるので、その方たちと英語で話している時に、「英語が苦手な人が、英語のどこが分かっていないのか」に気付くことがあります。そういった気付きも、コンテンツを作る時の元となっています。

「日本人が分からない英語」という視点だけでなく、反対に「外国人にとって難しい日本語」という観点からアイディアが生まれることも多々あります。例えば、ある日オーストラリア人の同僚が「この日本語はどういう意味?」と聞いてきた時に、「文字上はこうだけど本当はこういう意味だよ」という風に説明したんです。そしたら、「日本人はあまり真っ直ぐ物事を言わないよね」と。言われてみれば確かにそうだなと思いました。先ほど挙げた「京言葉で学ぶ英会話」の投稿なども、ここから誕生しています。

アイディアは自分の中から自然に湧き出るものではなく、インプットしたものからしか生まれないと思っているので、大量にインプットすることを意識しています。私はTwitterとインスタに毎日投稿していますが、インプットは、その何倍、何十倍です。

スティーブ・ジョブズの「コネクティング・ザ・ドッツ」のように、どのインプットがどこでどう面白いアイディアにつながるかわからないので、英語に限らず色々なジャンルの情報を、様々な手段でインプットすることを大切にしたいと考えています。

Q:コンテンツを作成する際のこだわりは?

こあたんさん:こだわっている点は主に3つあります。1つ目は、ネタの選定。「そこが知りたかった」みたいな、英語学習者にとってちょうど良いポイントを突くことを意識しています。どの参考書にも書いてあるような初歩的な内容や、反対にマニアックすぎる内容を取り上げてもあまり興味を持ってもらえないと思うので、ネタの選定には一番時間を使っていますね。画像を作るのにかかる時間は平均10分程度ですが、ネタの選定には、その10倍の時間をかけています。

2つ目は、極力読まなくても理解できるようにすること。イラストで視覚的に説明し、文字での説明は必要最低限にするよう意識しています。英語の参考書には、活字で長々と説明していて「いかにも勉強」という感じのものが多いですよね。でも、それだと英語が苦手な方にとっては読む気がしないですし、アレルギー反応を示してしまう方も多いと思うんです。ぱっと見で、ビジュアルだけで理解してもらえることを意識しながら、コンテンツを作っています。

3つ目は、極力ユーモアを交えることです。勉強をする時って、「笑い」がすごく重要だと思っていて。例えば、学校で聞く歴史の授業はつまらなくて眠くなるけれども、中田敦彦のYouTube大学で聞く歴史の話なら最後まで楽しく聴けるという人は多いのではないでしょうか。「笑いのない授業は二流」という持論のもと、できるだけ楽しく英語に触れていただけるように、くすっと笑えるひとネタを組み込むという点は追求しているつもりです。

初書籍『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』

Q:11月には初の書籍も発売されます。内容について教えてください

こあたんさん:11月4日に、KADOKAWAさんより『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』というタイトルの本を出します。

これまでTwitterやインスタに投稿した作品に例文や補足説明を加え、さらに品詞別に整理しているので、体系的に学習していただける作りになっています。

タイトルに「読まずにわかる」とある通り、私が日頃の発信でこだわっている「一目で理解できる」という点は、書籍の方でもとことん追求しました。長い説明は、全部カット。全ページにかわいいイラストを使うなど、視覚的に学べることを徹底的に意識したので、英語が苦手な方でもとっつきやすい本になっています。

今回の出版にあたって、改めて何十冊もの英語教材に目を通しましたが、やはり文字を沢山読まないといけない本が多いと感じました。『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』なら、とっつきやすく楽しく学べるというのは自信を持って言えるので、これまで何度も英語学習に挫折してしまった方も騙されたと思って、一度手に取ってみていただきたいです。

また、ある程度英語が得意な方にも「知らなかった!」と言ってもらえるような、雑学的な知識も沢山掲載しています。

英語を学ぶ上では音声を聴いてもらうことも大切なので、本の内容と連動したYouTubeチャンネルも開設します。書籍で掲載している合計約120項目を、1つずつ全て動画で解説する予定です。本を教科書として使いつつ、講義を視聴するようなイメージでYouTube動画を観てもらえると、1番分かりやすいですね。もちろん、本を持っていない方でも学べる動画にしようと思っているので、ぜひYouTubeチャンネルの方も覗いてみてください。

Q:Twitter、Instagram、YouTube。おすすめの使い分けは?

こあたんさん:Twitterは、たまたま投稿が流れてきたときに見ていただくぐらいの感覚で、1日1個、気楽に英語に触れてもらえればと思います。新聞の端に載っている4コマ漫画のように、毎日ひと笑いしていただければ嬉しいですね。

インスタの方は、プラットフォームの特性上、Twitterよりもストック性・一覧性があります。過去の投稿を見返して復習したい時などは、インスタで探していただくと見つけてもらいやすいですね。また、文字数制限の関係でTwitterで説明し切れなかった作品については、インスタの方で補足説明を加えるようにもしているので、辞書のようなイメージで使っていただくのがおすすめです。

YouTubeに関しては、発音を聴きながら学んでもらえる点が、他の2つとの大きな違いです。また、動画では画像よりも一歩踏み込んだ説明ができるので、Twitterやインスタを見てもっと深く学びたいと思う項目があったら、YouTubeで動画を観ていただけると、より理解が深まると思います。

英語をマスターして、世界のどこでも楽しく生きる

Q: 英語学習を継続するためのコツを教えてください

こあたんさん:周囲に目標を宣言するのは有効だと思います。「いつまでにTOEICで何点取る」などと宣言することで、引くに引けない状況をが生まれ、自分にプレッシャーをかけることができます。

また、グラフを作るなど、成果を数字でビジュアル化するのもおすすめです。勉強時間や覚えた単語の数、何ページ分勉強したなど、全て数字で管理するようにすると、モチベーションを維持しやすいでしょう。

あとは、一緒に勉強を頑張る仲間を作るのも効果的です。特に、先輩・後輩などの上下関係があると、さらに良いですね。自分が先輩だったら面子(メンツ)もあるので、「お手本として頑張らなければ」という気持ちが働きますし、反対に後輩だったら「先輩がやっているのにサボれない」と思えます。自分の力だけで継続が難しい場合は、仕組み化して、継続せざるを得ない状況を作ってみてはいかがでしょうか。

Q:英語学習者へメッセージをお願いします

こあたんさん:私自身ネイティブでも帰国子女でもないので、英語学習では本当に苦労しましたし、未だに分からないことも沢山あります。だからこそ、英語を学習している方が知りたいポイントや、苦手な方の気持ちというのは、すごくよくわかるんですね。英語学習者の方に徹底的に寄り添って、役に立てるようなコンテンツを今後も作っていきたいと思っています。

一方で、英語の知識以上に、私が皆さんにお伝えしたいのは「世界中のどこでも楽しく生きられる」という価値観です。

英語をマスターすると世界が変わると思っています。世界中に友達ができたり、海外のコンテンツを楽しめたり、世界で仕事ができたりなど、人生の選択肢が増えることでより楽しい世界が広がっていきます。

言葉は、楽しんで学ぶのが1番です。英語は苦手だと諦めてしまっている方、これまで挫折してしまった方にも、「もう1回だけやってみようかな」と思えるような、楽しく学べるコンテンツをお届けできるように今後もやっていきたいと思います。

インタビュー後記

今回は、Twitterで22万人以上のフォロワーを持つ、こあたんさんにインタビューをさせていただきました。英語学習に限らず、物事を達成するには継続的に努力することが不可欠ですが、こあたんさんが仰るように、楽しむことは継続するための秘訣の1つでしょう。英語に苦手意識がある方は、是非一度書籍『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』を手に取って、英語学習に楽しさを見つけてみてはいかがでしょうか。


『読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑』概要

商品名:読まずにわかる こあら式英語のニュアンス図鑑
著者:こあらの学校
定価:1,650円(税込み)
発売日:2020年11月4日(水)
予約受付開始:2020年9月12日(土)
仕様:四六判/256ページ
出版社:KADOKAWA

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佐藤 千嘉

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーライターとして活動している。

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