海外ドラマを字幕なしで見るには?知っておきたい頻出口語表現7選

いずれ海外ドラマを字幕なしで見ることを目標にする英語学習者は多いのではないでしょうか。今回は、字幕に頼らず英語ドラマを楽しむための取り組みのポイントと、会話を無理なく聞き取るために予習しておきたい厳選頻出フレーズをご紹介します。

海外ドラマを字幕ナシで楽しめるようになるための3ステップ

English Hubでは「海外ドラマで楽しく効率的に英語を学ぶ方法」で、英語レベル別に海外ドラマを使ったおすすめの学習法をご紹介しています。今回は、字幕に頼らない海外ドラマ視聴に向けて、だれでも今日から始められる3段階の取り組みをご紹介します。

ポイントは、同じドラマを3通りの方法で見ることです。はじめは日本語字幕付き、2回目は英語字幕付き、そして最後は字幕なしで視聴します。

最初はストーリーを理解することが大切です。いきなり字幕なしで海外ドラマを見てもほとんどが聴き取れないような場合には、ストーリーを把握することすらできず、なかなか英語力の向上にはつながりません。そんなときは、日本語字幕の助けを借りて話の流れをつかみ、次に英語字幕を助けにどのような語彙やイディオムが使われているのかを意識しながら視聴します。最後に字幕なしで視聴する段階では、英語での会話がそのまま吸収できるようになっていることが理想的です。

慣れてきたら最初から英語字幕にチャレンジし、見る回数を減らしていきましょう。

海外ドラマ頻出フレーズ7選

ここからは、英語のセリフのリスニングにも実際の英会話にも役立つ海外ドラマ頻出の会話表現をピックアップしてご紹介します。

1. You’ve got to be kidding.

これは”Are you kidding me?”と同様「冗談でしょ?」という意味で、相手の発言に驚いたときなどに使われる表現です。「kidding」とは、「joking」つまり「冗談を言う」という意味。SNSやメールでは、「UG2BK」と省略され、若者によく使われるフレーズです。

【例】
A:I’m going to confess my love to Emily tonight.(今夜エミリーに告白するよ)
B:You’ve got to be kidding me!(え?冗談でしょ?)

2. Is that so?

「そうですか?」「そうなの?」というニュアンスで、話し手の言葉に驚いたとき、疑問を感じたときや、不信感を抱いたときなどに使われるフレーズです。少しカジュアルな表現なので、友達同士の会話などでよく使われます。

【例】
A: I heard Ken and Emma broke up last week. (ケンとエマは先週別れたって聞いたよ)
B: Is that so? I didn’t know that.(そうなの?知らなかったよ)

3. You know what?

ネイティブスピーカーと接する日常ではとてもよく耳にするひとことで、英語を話すときに知っていると便利なフレーズです。直訳すると、「知ってる?」になりますが、「あの、聞いてくれる?」「そういえば」といったニュアンスで話の導入で使われることが多く、話者が怒っているときには「わかっているの?」といった感情を含む表現に変化することもあります。ドラマの日本語字幕ではシチュエーション次第で訳が変化していることに気付くと思います。

【例】
Hey. You know what? We will have a test tomorrow.(ねぇ、知ってる?明日テストがあるんだよ)

4. This is so lame

「lame」は、「boring」と同様に「つまらない」や、「流行遅れ」「説得力がない」といった意味を持ち、このフレーズは何かがつまらないというときや好ましくないときに使われます。”This is so boring.”よりも”This is so lame.”というセリフの方が、海外ドラマにはよく登場します。

【例】
That class was so lame. I don’t wanna take it.(あのクラスはつまらなかった。もうあのクラスは受けたくない)

5. I’m out of here.

直訳すると、「私はここにいない」となってしまいますが、「I’m leaving」「I’m gone」と同じように、「では、いくね」とその場から離れるときに使われるフレーズです。また、話し方によっては、「もうやってられない」というニュアンスになり、自分がもうその場にいたくないというような意志表示に使われることもあります。

【例1】
A:I’m out of here. I’m going to school.(もう、行かなくちゃ。学校に行ってくるね)
B:See you soon.(またね)

【例2】
Why are you so mean to me? I’m out of here. (なぜそんなに意地悪するの?もう出て行くわ)

6. Have a blast

とても盛り上がっているときに使うフレーズです。「blast」とは、「爆破」「突然大きな音」という意味で、「have a great time」よりもさらに楽しいシチュエーションのときに使われ、誕生日パーティーやクラブなどのシーンでよく耳にします。

【例】
Happy birthday. I hope you will have a blast.

7. It is what it is.

直訳すると「それはそれ」となり、初めてこのフレーズを聞くと困惑するかもしれませんが、「それが現実である」という意味です。何か現実を受け止めなければいけないとき、どうしようもないときなどに使われます。

【例】
A:I can’t believe it. I got really bad score on the test.(信じられない。ひどい点を取っちゃった)
B:It is what it is.(それが現実だよ)

まとめ

いかがでしたか。海外ドラマに繰り返し登場するフレーズはたくさんありますが、中でも特に耳にする表現を選りすぐってご紹介しました。次回、海外ドラマを視聴する際には、ぜひ登場人物のセリフに注意してみてください。

また、同じフレーズでも表現の仕方や状況によって異なるニュアンスを帯びることもあるので、会話で使用するときには、話し方や声のボリューム、アクセントにも気をつけてくださいね。

【関連ページ】海外ドラマで楽しく効率的に英語を学ぶ方法

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りみ

短期ダンス留学をきっかけに英語に興味を持ち、英語力ゼロで長期留学を決意。TOEFL50点、英検2級を取得。アメリカ・ロサンゼルス留学を6年(語学学校3年、ミュージックカレッジ2年、就職1年)し、帰国後は、習得した英語を使いながら音楽会社に勤める。帰国後も、習得した英語を忘れないように、英語を生活の“一部”にするように心がけている。

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