平日の夜や週末、自宅で何をして過ごせば良いのかわからないと感じていませんか?
「リラックスはしたいけれど、時間は無駄にしたくない」という方は、英語で映画を観るのはいかがでしょうか。これまでは外出する機会が多く、なかなか落ち着いて英語に触れる時間を確保できなかったという方も、今がチャンスです。
映画は、楽しみながら無理なく英語学習を続けられる、初心者にもおすすめの勉強ツールです。
筆者は現在アメリカ・ロサンゼルスに暮らして4年目となりますが、渡米した当初は英語を全く話すことができませんでした。なんとかして英語力を伸ばそうと、最初の頃はひたすら机に向かって勉強をしていましたが、やればやるほど分からなくなってしまい、その結果英語を楽しく勉強することができなくなってしまいました。
一度は英語学習自体を諦めかけていましたが、そんな時に語学学校の先生に教えてもらった勉強法が、「映画鑑賞」でした。映画を通して英語学習を始めたところ、参考書を使った勉強からだけでは得られない楽しさがあると同時に、英語を学び始めた頃の気持ちを取り戻し、再度英語を頑張ろうと思うことができたのです。
今回はそんな経験を踏まえ、英語学習初心者におすすめの映画と、作品を選ぶ際のポイントをご紹介します。
目次
英語学習に適した映画作品を選ぶ際のポイント
理解しやすいストーリーかどうか
作品を選ぶ際に気をつけるべき1つ目のポイントは、理解しやすいストーリーであるかどうか。
筆者は英語学習初心者の頃、『Straight Outta Compton(ストレイト・アウタ・コンプトン)』という、伝説のヒップホップ・グループ「N.W.A」を題材とした映画を観ました。
しかし、背景知識が少なかったことに加え、最近の日常会話ではあまり使われない80年代当時のスラングや、ヒップホップ関連の業界用語といった知らない単語やフレーズが多く使われていたことや、俳優同士の会話スピードが速かったことなどから、英語を聞き取るのが難しく、ほぼ視覚からの情報しか得られませんでした。
英語学習を目的として作品を選ぶときには、ディズニー映画などのストーリーを簡単に理解できる映画や、 以前に原作を読んだり吹き替えで観たりして既にストーリーを知っている映画などを選ぶと、内容を理解しやすく楽しめると思います。
公開された時期はいつか
映画で英語を学ぶメリットには、学校では学ぶことが少ない、ネイティブの自然な会話表現に触れられるということがあります。
しかし、あまりにも古い作品を選んでしまうと、今はもう使われていないような単語やフレーズが使われていて、せっかく覚えても残念ながら使えない、ということも。
ディズニー作品などのアニメーション映画にはスラングが少ないので例外ですが、英語学習を主な目的として映画を観る時には、なるべく新しい作品を選ぶことをおすすめします。
英語学習初心者におすすめの映画5本
『Dumbo(ダンボ)』(2019)
1941年に制作されたディズニーアニメ映画『ダンボ』をベースに、『バットマン』や『チャーリーとチョコレート工場 』など数々のヒット作を手がけたティム・バートン監督がオリジナル脚本で実写化した作品。
難しいストーリーではないので、アニメの『ダンボ』を観て内容を知っている方はもちろん、観たことが無い方でも楽しめるでしょう。感動的なストーリーなので、英語学習の題材としてだけではなく、純粋に映画としてもおすすめの作品です。
『SHAZAM!(シャザム!)』(2019)
『SHAZAM!(シャザム!)』は、少年が大人の姿になり、ヒーローのシャザムに変身するというお話。主人公のシャザムは、DCコミックスに登場するヒーローの1人です。
ワクワクするストーリーで、使われている英語も難しくなく、英語学習初心者におすすめしたい作品です。
『Midnight Sun(ミッドナイト・サン 〜タイヨウのうた〜)』(2018)
ハリウッドリメイク版『タイヨウのうた』として、日本でも話題になった『Midnight Sun』。太陽の光にあたると命に危険がある病と闘っていて、1日中家の中で過ごすヒロインが、ある青年との出会いによって明るく人生を過ごして行くさまを描いたラブストーリー。
『タイヨウのうた』を観て既にストーリーを知っている方も多いと思うので、先述したダンボ同様に、内容を理解しやすいと思います。
『Frozen II(アナと雪の女王2)』(2019)
『Frozen II(アナと雪の女王2)』は、大ヒットした『アナと雪の女王』の続編として、2019年に公開された映画。アナとエルサの姉妹の感動ストーリーです。
『Frozen II』に限らず、ディズニーアニメ映画は、英語学習中の方にとてもおすすめです。作品自体のクオリティが高いことに加え、子供向けに制作されているので、難しい単語や表現が使われていません、また、もし知らない単語やフレーズが出てきたとしても、映像を観れば内容が理解できるようになっています。「英語で映画を観て、内容を理解できるか不安」という方は、ディズニー映画からスタートしてみてはいかがでしょうか。
『Birds of Prey(ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY)』(2020)
2016年に公開された映画『スーサイド・スクワッド』に登場したダーク・ヒロイン、ハーレイ・クインが主役を務めたアクション映画。『スーサイド・スクワッド』に登場していたジョーカーと破局後のストーリーを描いている、ハラハラドキドキな作品です。
これまでに紹介した他の4本と比べると英語の難易度が高いですが、最新のスラングが多く使われているので、今流行っているスラングを学びたい方におすすめです。また、劇中で流れる楽曲の1つは、今世界で人気のラッパー・Doja Catが歌っているので、そちらも注目して観てみてください。
まとめ
いかがでしたか。筆者のおすすめの学習方法は、同じ作品を3回観ることです。初めはサブタイトル(字幕)なしで観て、2回目は英語のサブタイトルありで観て、自分が英語を聞き取れているかチェックし、最後に日本語字幕付きで観て、知らなかった単語やフレーズの意味を確認します。同じ映画を何度も観ると飽きてしまうのではと感じる方もいるかと思いますが、英語の勉強だと思うと楽しく観ることができるので、ぜひ挑戦してみてください。
【関連ページ】映画に学ぶ英会話1~9
りみ
最新記事 by りみ (全て見る)
- 英語学習者におすすめのお出かけスポット5選【関東編】 - 2023年5月19日
- 海外旅行時にダウンロードしておきたいアプリ7選 - 2023年4月5日
- 英語で歌ってみたい、おすすめの洋楽デュエット曲5選 - 2023年3月30日
- 英語で「コンセント」は通じない?身の回りにある、気をつけたい単語3選 - 2023年3月29日
- ニューヨークが舞台のおすすめ映画・ドラマ5選!旅行・留学前に雰囲気を味わおう - 2023年3月9日