シーズン開幕まで、あと少し。2019年はメジャーリーグの開幕戦が日本で行われることもあり、メジャーリーグに対する関心は、例年以上に高まりをみせています。アメリカは野球大国であるため、アメリカ英語には、野球用語から派生した単語やフレーズが非常に多く存在します。今回は、その中でも特に日常生活で使われることの多いフレーズを厳選してご紹介します!
ballpark
ballparkは直訳すると、「野球場」。野球以外の場面では、「概算」、「大体の範囲」という意味で使われます。たとえば、「ballpark estimate(概算)」、「ballpark figure(おおよその数字)」、「in the ballpark(概算で)」のように使われます。由来には諸説ありますが、「ballpark(野球場)の広さには限りがあるので、その範囲内であれば、正確な数値から大きくは外れない」という説がよく知られています。
- Give me a ballpark figure.
概算を教えてください。
rain check
rain check はもともと、悪天候で試合が中止になったときにもらう「振替チケット」を指す言葉でした。現在このフレーズは、何かの誘いを受け、都合がつかずに断る場面においてよく使われます。「Can I take a rain check?(またの機会でも良い?)」と返答することで、「今回は都合がつかないけれど、別の機会にぜひ」というニュアンスを表すことができます。映画や海外ドラマのセリフでも、しばしば使われるフレーズです。
throw a curve
直訳すると、「カーブボールを投げる」という意味の、「throw a curve」。カーブボールは、バッターにとって打ちにくい嫌な球種であることから、「(相手の)意表をついて、困らせる」という意味で用いられます。
- He threw me a curve during the job interview.
彼は面接中に、私を困らせる質問を投げかけてきた。
go to bat for someone
go to bat for someone は、もともと「(人の)代打に立つ」という意味のフレーズです。転じて、「(人・物)を援助する、支持する」という意味として、政治関連ニュースなどの見出しにもよく使われます。ここでのbatは、野球道具の「バット」という名詞では無く、「打席に立つ」と言う意味の動詞として使われています。
- He will go to bat for us.
彼が我々を支援してくれるだろう。
touch base
base という単語が使われるフレーズは非常に多くあり、その中でも日常会話で使われる頻度が高いものが、touch baseというフレーズです。「(人に)連絡を取る」という意味として使われます。
- I will touch base with you soon.
明日連絡します。
off base
off baseは、「間違い」や「全くの的外れ」という意味のフレーズです。しばしば、強意を表す副詞のway(はるかに・ずっと)を伴い、「完全に間違っている」というニュアンスを表します。
- You are way off base.
君は完全に間違っているよ。
まとめ
今回は、日常生活で使われている、野球用語から生まれた表現についてみてきました。シーズン中はもちろん、オフシーズンにも移籍情報などが飛び交うため、一年を通して野球に関する話題は尽きることがありません。メジャーリーグについても、日々英語で様々なニュースが発信されています。興味のある話題に関するニュースなら、知らない表現を調べる精神的負担も少なくなります。野球が好きな方は、ぜひ日本語のサイトに加え、英語でも記事を読むことを習慣づけてみてください!
【参照サイト】origin and meaning of ballpark by Online Etymology Dictionary
English Hub 編集部
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