「留学+資格対策で身につけた、本質的な英語力と自信」英語学習ライター ちかさん/特集インタビュー第4回

自身の努力で英語力を身につけ、今では世界を舞台に活躍している日本人の方に英語学習の秘訣を聞くインタビューシリーズ、「世界を体験した日本人に学ぶ英語学習法」。

第4回目は、英語力を活かしてフリーランスで働く、英語学習ライターのちかさんにお話をお伺いしました。2018年より、English Hubにも多くの記事を寄稿してくださっているちかさん。その英語力を武器に、執筆活動に加え、学習者に向けたセミナーの開催や、オンライン英会話サービスの運営サポートなど、英語学習に関する様々な仕事をされています。

現在は、海外滞在にも困らない英語力を身につけているちかさんですが、13歳でニュージーランドへ1年間単身留学した当初は、周囲の英語が全く分からず、毎日泣きながら過ごしていたそうです。

ちかさんは、英語力を伸ばすことができた要因について、「英語を勉強しないといけない環境に身を置くことができたことが大きかった」と、留学の意義を振り返ります。また、英検やTOEIC、TOEFL iBTなどの資格試験対策も、英語を習得する上で大きな役割を果たしたそうです。

英語の勉強方法で迷いがある方や、英語環境に飛び込むことへの不安を感じているという方は、ぜひちかさんの学習経験を参考にしてみてください。

話者プロフィール:ちかさん

中学2年時にニュージーランドの現地校へ1年間留学。高校進学後、オーストラリアへ交換留学で再び1年間留学。高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得。早稲田大学国際教養学部に現役合格。英会話講師やTOEICコーチの経験を経て、現在はフリーランスとしてライティングや、英語学習コミュニティの運営などを行っている。

インタビュー目次

13歳で単身留学 -英語が全く分からない恐怖心 –

Q:ちかさんの英語学習歴について教えてください

中学2年の時に日本で不登校になったのをきっかけに、日本の中学校から籍を抜いてニュージーランドの現地校に1年間単身留学をしました。もともと勉強が嫌いだったこともあり、中1レベルの英語の知識もきちんと身についていない状態で渡航しました。

そのあと日本の高校に入学しましたが、高校2年時に1年間の交換留学が必須だったので、今度はオーストラリアに1年間留学しました。

帰国後、高校在学中に英検1級、TOEIC965点、TOEFL iBT106点を取得し、卒業後は早稲田大学の国際教養学部に入学しました。大学は中退して、現在フリーランスになり3年目です。

Q:留学当初の英語力はどのくらい?

ニュージーランドに13歳で留学した時は、最初の1〜2ヶ月はとにかく英語が分からなくて、恐怖心が芽生えて誰とも話せなくなり泣いてばかりでした。でも、そのあと悔しさからモチベーションに火がつき、日本の市販教材を使って中学英語を一から自分で勉強し直したり、毎日英語で沢山ライティングを行ったりと、自分なりに英語学習に向き合い始めました。そうすると、理解できる英語の量が急速に増え始めたことを実感したんです。学校の先生やホストファミリーから会話力の伸びを褒めてもらえることも多くなっていきました。

自分では、「留学をしたから自然と英語力が伸びた」というよりは、留学したことによって、英語を勉強しないと困る環境に自分の身を置くことができ、そこで英語学習に対してスイッチが入ったことが大きかったように思います。

留学するまでは何かにあまり努力した経験がなく勉強も嫌いだったのですが、留学して英語学習を頑張ってみてからは勉強すること自体が好きになったので、留学したことが人生のターニングポイントとなりました。

英検・TOEIC・TOEFL iBT対策を並行!資格対策を通して得た英語の様々なスキル

Q:帰国後はどのように勉強を?

2年目の留学を終えて、高校3年生になる頃に帰国してからは、大学入試の出願に向けて英検準1級・1級、TOEIC、TOEFL iBT、SATの対策を独学で1年近く全て並行して行いました。学校の授業の合間などにも、暇さえあれば資格対策の学習をしていたので、その時期はかなり英語力が伸びたように思います。

英検に関しては、オーストラリア留学中も帰国後の受験スケジュールを考慮して『パス単準1級』にずっと取り組んでいたので、帰国までに準1級の単語はほぼ完璧にしてありました。

英検は、まず受験する級の単語帳を1冊制覇して、そのあと過去問を沢山解くのがおすすめの攻略法です。準1級・1級ではパス単と『英検過去6回全問題集』に7:3くらいの割合で取り組みました。

TOEICとTOEFL iBTに関しては、どちらもまずは制作元が出版している公式問題集を中心に学習しました。色々な教材に手を出す前に、まずは公式問題集を完璧にするというのが、基本的にはどの試験対策においても有効なように思います。

とりわけ、TOEFL iBTは取り組んだ試験の中でも難易度が高いと感じ、公式問題集をこなしても全く不十分に思ったので、長文の中で単語を覚える形式の単語帳『TOEFL TEST必須英単語5600』の長文と音源を使ってリーディング・リスニングを繰り返し行いました。

私の場合は、資格対策をしていく中で、英語の色々な力を鍛えてきた部分が多いです。例えば、スピーキング・ライティングの力はTOEFL iBTのライティング・スピーキング問題を沢山解く練習した過程でブラッシュアップされましたし、TOEICの学習をする中では、基本的なビジネス英語の表現にだいぶ馴染むことが出来たように思います。

リーディング・リスニングの力に関しても、試験の題材を精読したり音読したりすることを通して強化されました。特に、英検準1級やTOEICの対策で覚えた単語は日常生活でよく使われるものも多いので、資格対策をする中で、実践においても役立つ知識や英語力を得ることができました

「試験のための英語学習は無意味だ」という声を聞くこともありますが、試験対策を通して本質的な英語力が伸びる部分もあります。また、私の場合は資格試験の存在が大きなモチベーションとなって英語学習を頑張ることができたので、試験に取り組んだ意味はとても大きかったです。

TOEIC公式問題集はすべて裁断!iPadひとつで身軽に学習

Q:現在はどのように英語に触れている?

現在(※)は東ヨーロッパにあるジョージアという国で生活しており、基本的には英語が通じるので、街中などでは英語でコミュニケーションを取っています。(※情報は、取材時のものです。)

また、英語学習に関する仕事を複数しているので、業務で英語を使うことが多いです。例えば、仕事の1つとして運営に携わっているオンライン英語スクールでは、講師と受講生の方のレッスン動画を拝見して、そのフィードバックなどもしているので、様々な受講生・講師の英語を耳にする機会があります。講師とのやりとりをはじめ、共有される情報は全て英語なので、業務の中で自然と英語に触れています。

私の場合は仕事が全てオンラインで完結するため、その日によって場所を変えて仕事していることが多く、場所を選ばずに勉強できる体制も作っています。GoodNotesというアプリのクラウド上に複数の教材データを取り込んでおき、iPadひとつを持ち歩くことで、いつでもどこからでも教材にアクセスして勉強できるようにしています。

特に、TOEICの公式問題集は大きくてかさばりやすいので、持ち運びには不便だなと感じます。

教材をデータとして取り込むには、最初に紙の書籍を裁断してスキャンする必要があるので少し面倒かもしれませんが、iPadの無料アプリで簡単にスキャン出来ますし、一度取り込んでしまえばその後の学習がずっと効率化されます。教材を持ち運ぶ手間がなくなるだけで学習のハードルを下げることができるので、忙しい方の通勤時間や隙間時間での学習にもおすすめです。

Q:英語習得を目指す上で大切なことは?

一番は、やはり継続することでしょう。英語学習だけでなく、色々なことに同じことが言えるかと思いますが、「継続すること」が最も難しく、挫折する人がかなり多いですよね。言語習得は長期的な取り組みが必要となるので、短期間での成果を求めすぎず、伸び悩みや苦手事項の攻略なども楽しめるようなマインドが大事なのかなと思います。

学習に挫折しないためには、目標設定も大事です。目標設定が適切にできていないと、モチベーション維持が難しくなるだけでなく、学習方針が定まりにくいために学習内容が曖昧になりやすいという懸念があります。「特に資格を取る必要が無い」という方であっても、定期的にTOEICなどの英語試験を受験すると、目標を設定しやすくなりますし、数字で明確に成長を測ることができるので、モチベーション維持の助けにもなり、おすすめです。

Q:英語学習者に、メッセージをお願いします。

私の場合は、英語力や英語学習経験を今の仕事に活かせていること、言語に対する不安を感じずに海外に滞在できていることなど、英語学習をしてきて良かったと思えることが沢山あります。もし学習が辛くて挫折してしまいそうになったら、英語学習を頑張ることで先々自分にとってどのようにプラスになるのか、ビジョンを明確に描いてみると学習を継続するための支えになるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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English Hub 編集部

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