ビジネス環境のグローバル化に伴い、日本で働いていても仕事で英語を使う機会が増えています。そんな中、これまで長年英語を勉強してきたにもかかわらず、「いざ仕事で海外とのやり取りに臨むと上手く英語を話せない」と感じている方も多いのではないでしょうか。TOEIC L&Rのスコアは伸ばせても、スピーキングに関しては成長の実感がなかなか得られないという悩みも少なくありません。
そこで今回は、16週間で英会話力を向上させる短期集中プログラム「スマートメソッド®」の日本人カウンセラーに、ビジネスパーソンが目指すべき英語レベルの目安やスピーキング練習で意識したいポイントについて伺いました。ビジネス英語スキルを効果的に伸ばすコツを知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ビジネス英語のスピーキング力を伸ばす効果的な学習方法とは
Q. 日本のビジネスパーソンはどんな英語の悩みを抱えていますか?
「TOEICでハイスコアを取っても自信を持って話せない」というもどかしさ
これまで私が「スマートメソッド®」のカウンセリングを通じてお話ししてきた中では、学生時代からずっと英語学習をやってきて、TOEIC L&Rでは700~800点台のスコアを取得、さらには忙しい中でオンライン英会話のレッスンを受け続けているにもかかわらず、「英語を話す際に自信が持てず、どうしたらよいのか分からない」と悩んでいる方が多くいました。
TOEICは日本で根強い人気がありますし、英語の知識量を測る試験としてとても重要です。しかし、TOEICのために一生懸命勉強してきたものの、「いまだに英会話に自信がない」「外国人を相手にすると緊張して、準備なしでは話せない」など、自分が理想とする英会話力とのギャップを感じている方も少なくないと思います。
外国語の運用能力を示す国際的な指標、「CEFR(セファール)」を基準とした場合、日本人の英語学習者の多くが初級の「Aレベル」に収まると言われています。たとえTOEIC L&Rで800点台のハイスコアを取得していたとしても、英語を使ってどこまでコミュニケーションが取れるかを表すCEFRでは、中級レベルに満たないケースもあるのです。
そこでスマートメソッド®では、CEFRにおけるA1~B2レベルをさらに細かく分類した「CEFR-J」を採用し、初中級者の割合が多い日本人学習者の現状をより正確に分析した上で、成長を可視化できるカリキュラムを導入しています。
Q. 仕事をする際に必要な英語レベルの目安はありますか?
目指すべきはCEFRで中級以上の英語レベル
英語を使って働くには、最低でもCEFRでB1レベル(中級程度)の実力がなければ厳しいと言われています。さらに、B2レベルまでいくと、抽象的な会話のトピックや難易度の高い交渉であっても英語で対応できるようになるでしょう。
日本人学習者の大半は、CEFRでいう初級レベルのゾーンに留まっています。しかし、CEFRでB1以上の実力があり、英語を使って働いているドイツ人と、TOEIC800点台の日本人を比べてみても、持っている知識の量はさほど変わらないはずです。それなのに、日本人の場合は、英語の会議に自信を持って臨めない方が多い。これは、習得した知識を実際に使いこなせているかどうかに差があるからではないでしょうか。
仮にTOEICのスコアが600~700点台だったとしても、今持っている知識をフル活用すれば、CEFRのB1レベルまで到達することも可能です。そのため、スマートメソッド®のカウンセリングの際には、「知識を増やすことも大事ですが、あとはその知識を実践的に使ってコミュニケーションを取っていけば自信も付いてきますよ」とお伝えしています。
Q. スピーキング力アップのために英語学習で意識すべきことは何ですか?
インプットだけに偏らず、英語の運用能力を磨く
大切なのは、「単語をたくさん覚えたけれど、実際の英会話では使えない」という殻を破り、客観的なフィードバックを取り入れながら英語の運用能力を鍛えることです。
単語や文法の抜けを補うためにはインプットが必要ですが、それだけを何時間もやっていると、英語の運用能力をバランスよく鍛えられません。インプットをする際は、その量や時間をあらかじめ決めておくことも一つの手でしょう。スマートメソッド®の場合、週末に取り組むインプット課題は3時間程度で終わる量に設定し、平日のマンツーマンレッスンではアウトプット練習を中心に行います。
その場で考えて話す練習で応用力が鍛えられる
スマートメソッド®のプログラムでは、月~金曜の週5日、1日50分のマンツーマンレッスンがあります。レッスンの冒頭で講師から提示されるトピックに対し、受講生がその場で考えをまとめてスピーキングに臨むというスタイルです。お題は「表やグラフの情報を読み取って要約する」「お互いの認識を一致させる」など、汎用性の高いビジネスシーンを設定しており、話す内容については予習なしの状態なので、これまで学んできた知識をフル活用して英語で答えなければいけません。
このレッスン形式は、自分の趣味について話す場合とは訳が違うので、留学経験がある受講生の方からも「たいへん」という感想をいただくことがあります。私たちは、まさにこの「たいへん」と感じてもらえる状態を理想としていて、どんなシチュエーションにおいても自分の言葉で適切に説明ができるような英会話力を養うことを目指しています。
Q. ビジネスの場で求められるコミュニケーション力とはどのようなものですか?
ビジネスの場で活きるのは必要な情報を簡潔に伝える能力
たとえば、英会話レッスンを受けていて、“Are you good at cooking?(料理は得意ですか?)”と聞かれたとします。その際、ある程度流暢に英語を話せる方は、「私はあまり料理をしないので、よくコンビニに行きます。日本のコンビニでは…」などと続け、「たくさん話せたか」を基準に、言えることをすべて出し切ろうとする場合があります。
しかし、話の内容を振り返ってみると、料理についての質問には初めに少しだけ答えて、あとはいかにコンビニが便利かという意見のサポートだけをしているケースも少なくありません。これがビジネスシーンだった場合、資料の要約やグラフの説明をするという時に、本題から逸れたことを長々と英語で話したところでなかなか納得感は得られません。
ビジネスの場において本当に大切なのは、必要な情報を簡潔に伝えることです。そのため、スマートメソッド®のマンツーマンレッスンでは、受講生が話した内容を講師がすべてタイピングして記録し、文法や発音だけでなく、質問に対する回答内容のズレへの指摘も含めて、話の内容そのものに関するフィードバックも行います。また、目的もなく、やみくもに英会話レッスンを受け続けていると、同じ英語表現ばかりを使ってしまいがちですが、「もう一つ上のレベルを目指すならこんな言い方ができる」といった表現の幅に関してもアドバイスを提供します。
スマートメソッド®では、受講生が単語・文法をどれほど知っているかだけではなく、それを用いて何ができるかが大切だと考えています。短期集中でも効率よくビジネス英語のスキルを鍛えるため、プログラム専属の講師たちは、受講生のスピーキング力を見極め、さらなるステップアップのために必要なフィードバックを与えることを意識しています。
Q. 英会話力を鍛えるには毎日どれくらいの学習が必要ですか?
限られた時間の中でも英会話力アップは可能
ビジネスパーソンの中には、英語学習だけに毎日3~4時間も費やせないという方も多いでしょう。そのため、スマートメソッド®のカリキュラムは、仕事やプライベートが忙しい方でも効率良く目標が達成できるように設計されています。
プログラムの中では、どのタイミングでどの教材に取り組むかが決められており、平日の5日間は1日50分のマンツーマンレッスン、週末にはホームワーク課題があります。週末の自主学習課題は、3時間程度で終わる量ですが、土日で1.5時間ずつ進める方もいれば、1日で3時間分を終わらせる方もいます。マンツーマンレッスンでは、アウトプット練習を中心に行い、覚えたことを実際の英会話の中で口に出して使えるか、その場で与えられるお題に対して意見をまとめて伝えられるかを確認します。
平日のレッスンの後に追加で復習をするとしても、かかるのは30分程度です。その日学んだ内容を次のレッスンでも繰り返しながら定着させていくので、本当に忙しい方でも16週間のプログラムを完走できるでしょう。
スマートメソッド®では、修了時にCEFR-Jで1レベルアップ以上の成果を保証していますが、16週間のカリキュラムをしっかりとこなした受講生の方は、実際に漏れなくレベルアップを達成しています。
編集後記
スピーキング力に自信をつけるには、丸暗記したフレーズを使うだけでなく、言いたいことを自分の言葉で伝えられるかが鍵となります。いつも同じようなトピックで英会話練習をしていると、どうしても使い慣れた表現に頼ってしまいがちです。しかし、臨機応変な対応が求められるビジネスシーンを想定したアウトプット練習を繰り返せば、徐々に表現の幅が広がっていくはずです。
忙しいビジネスパーソンでも短期集中で英会話力を鍛えられるように設計されたスマートメソッド®。仕事で英語を使いこなせるようになりたいという方は、まずは無料カウンセリングで現状の英語力に関する悩みを相談してみてはいかがでしょうか。
【参照サイト】スマートメソッドの公式サイト
【関連ページ】スマートメソッドの評判・口コミ
スマートメソッド® 概要
サービス名 | スマートメソッド® |
URL | https://smart-method.rarejob.com/ |
運営会社名 | 株式会社レアジョブ |
本社所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-27-8 京セラ原宿ビル2階 |
初期費用 | なし |
教材費用 | 受講料金に含まれる |
期間 | 16週間(約4ヶ月間) |
レッスン内容と料金 |
【コース内容】 ・オンライン英会話レッスン:50分×平日5日間 ・ホームワーク:週末120分程、 ・進捗確認テスト:週末20分程度 ・日本人専属コンサルタントによる学習サポート、進捗管理 ・学習に関する相談、質疑応答(メール) 【受講対象(英語レベル)】 【成果保証制度】 【受講料金】 |
※表内に記載の金額はすべて税込です。
※サービス内容・料金については変更されている可能性があります。最新情報についてはホームページを参考にしてください。
English Hub 編集部
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