「TOEICの点数が留学前より500点以上あがりました。」オーストラリア・アデレード語学留学体験談

私はもともと英語が好きで語彙や、文法などは日本の英語の授業でたくさん学ぶことができるけど、将来日本でこの日本で学んだ英語が生かせるのだろうかと考え、やはり語学は経験することが一番だと思い、オーストラリアに留学することを決意しました。

語学学校の授業は日本の授業とは異なりあまり厳しいルールはありませんでした。服装や飲み物に関してはフリースタイルで、そういうきちきちしていないところがよかったです。また、私の場合オーストラリア人の先生にその時留学していた五人と一緒に授業を受けていました。レポートの書き方から、挨拶の仕方、オーストラリアの方言、文化などそこで幅広く学ぶことができました。

ホームステイは最初インターネット利用でとても揉めて最初からとてもホームシックになりました。でも、学校が終わってきて一緒に夕飯を食べてる時に辞書を片手に学校で何があったか、楽しいことはあったか、日本がどんなところかなどをたくさん話すようにしました。そうすることでもちろん英語力もあがるし、ホストファミリーとの絆も深まりました。

授業以外の休日は基本、ホストファミリーも休みだったのでホストファミリーと一緒にでかけたり、家の掃除をお手伝いしたりしました。授業が終わった後の放課後は情報交換をするため日本人の友達と会うこともありましたが、現地の友達と夕ご飯を食べに行くことが多かったてます。そのために、恥ずかしがらずたくさんの人に英語で話しかけることによって、自分の存在を知ってもらうことがまず大切だと思います。

留学中、たくさんの人と出会いましたが、その中でもホストメイトの中国人との出会いが一番だったと思います。その理由は、私は彼女のことを知る前、中国人のことがあまり好きではありませんでした。うるさいし、自分勝手な人種だなと少し差別していた部分もあります。しかし、彼女に出会って中国の文化、中国人の明るいところなどいい面を知り、人を国で判断してはいけないなと改めて思い知らされました。

もともと英語のリスニング、スピーキングは全然できなかったのですが、やはりホストファミリーと話すこと、高校で現地の友達を作ったことによりTOEICの点数が留学前より500点以上あがりました。これは自分にとってとても大きな力になりました。

一番楽しかったことは、ホストファミリーとシドニーへ旅行へ行ったことです。車で何時間もかけて行ったのでもちろん疲れたのですがまたアデレードとは違う都会を感じられ、そしてホストファミリーとゆっくり話す機会もありとてもいい旅行になったと思います。

高校で現地の友達を作るまでは一番辛かったです。ご飯はどこで食べたらいいのか、休み時間はどこにいたらいいのかなど不安でいっぱいでした。しかし、やはり現地の子達も外国人に話しかけることに戸惑っています。なのでこちらから勇気をだして話しかけることが大切だと思います。

英語力が上がったというのももちろん１つではありますが、それだけでなく言語問わず人とのコミュニケーション能力は留学ならではだと思います。特に日本はディスカッション形式の授業が少ないと思います。なので人の前でプレゼンをする力など、たくさん成長して日本に帰国できてとてもよかったです。

私は田舎育ちなので、シドニーやメルボルンなどの都会だと都会にうもれてしまう気がしたのであえて田舎のアデレードにしました。また、都会よりも田舎のほうが日本人に会う確率が少ないというのも理由の一つになります。

オーストラリアは英語圏なので日本人のような気遣いなどなく、ハキハキしている人が多いと思っていました。しかし、ほとんどの方が親日で、日本人というだけで仲良くしてくれたり私が思い描いていた海外の人とはまったく異なりました。

私はアデレード州のことしかわかりませんが、治安はとてもよくニュース番組でも一つのニュースが1ヶ月連続でやっているくらい、犯罪が少ない地域だったと思います。それでもクラブやバーがたくさんある通りもあるので女の子は気をつけたほうがいいと思います。

私はオージービーフはかたすぎてちょっと無理だったのですがホストファミリーがベジタリアンってこともあり野菜好きの私にはとてもよかったです。またハンバーガーとかもアメリカみたいなビッグサイズではなく日本サイズでとても食べやすかったです。

アデレードのいい点は海が綺麗なことと治安がいいことです。オーストラリアはどこもそうですが海がとても綺麗です。どの海も綺麗で周りにはたくさんバーベキューのお店やカフェなどが並んでいます。季節になるとイルカが見えることもあります。

アデレードはいい点もたくさんあるのですが、ちょっと田舎の方にいくとバスの本数がなく常に時間を気にしていました。なので、平日、休日、祝日問わずバスの時間は気にしたほうがいいと思います。昔よりは本数がふえたとはおもいますが祝日になると私が住んでいたところは二時間に一本しかバスが出ていませんでした。

語学留学は行くと必ず英語がうまくなるわけではありません。積極性がないと何も身に付かないまま日本人とつるみ日本に帰ってくることになります。なので、これから留学を検討している人には是非自分から何かをしたり、挑戦する気持ちを忘れないでほしいです。コツコツ毎日やっていればきっと結果はついてくるはずです。頑張ってください。