「違った価値観に触れることは私の人生に大きな影響を与え、寝る間も惜しまず夜な夜な会話していました。」アメリカ・ニューヨーク語学留学体験談

私が語学留学をしようと思ったきっかけは将来のために視野を広げたいと思ったからです。学生時代ずっと部活動をしていた私は将来したい仕事がなく、部活動引退後から始まった就職活動をどうしたらいいかわからりませんでした。そこで私は学校を休学してアメリカに、特に様々な人種が集まるニューヨークに留学を決意しました。

私が通っていた語学学校は自分のレベルに合わせてクラス分けがされており、授業が全くわからないということはありませんでした。しかし、留学当初英語が全く話せず、教科書の問題が解けても発言したり、先生の話を聞くことは大変困難でした。留学してから3ヶ月ほどで先生が言っていることが大体わかるようになり、授業でも少しずつ発言できるようになってきました。授業はゲーム感覚で行えるものから、社会問題を扱う授業など幅広く、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング全てのスキルを向上させることができました。

私の寮は3人部屋で、ベネズエラ人とフランス人と一緒に住んでいました。プライベートな空間はないため、嫌に感じる人はいるかもしれないですが私にとってはとても楽しい日々でした。他の部屋の人とも仲良くなることができ、寮に住んでいる人がみんな友達のような感覚でした。

休日は主にサッカーをしていました。近くにサッカーのチームがあったので、そこに参加させてもらってました。また、学校にジムもあるのでそこでトレーニングをおこなったりして、運動をよくしていました。夜は友達とバーに飲みに行ったり授業以外も大変充実していました。

同じ部屋のベネズエラ人とフランス人との出会いはかけがえのないものです。彼らとは今でも仲が良くて、たまにスカイプしたりしています。この間はフランスに彼に会いにいってきました。留学に行く前までは外国人とこんなにも仲良くなれるなんて思っていなかったので今でも信じられません。

留学に行く前は300点台だったTOEICの点数が約半年間で800点近くとれるようになりました。また、話す方も留学前はHELLOくらいしか言えませんでしたが今では問題なく、日本に帰ってからもいろんな外国の方と英語で話せるようになりました。

色々な国から来ている人たちと話をすることが一番楽しかったです。日本人同士では絶対に考えらないような話を聞けたり、違った価値観に触れることは今の私の人生に大きな影響を与えています。寝る間も惜しまず夜な夜な会話していました。

留学当初英語が全く話せなかったため、言いたいことが伝わらないことが一番辛かったです。私の性格上うまく会話できず照れてしまったりテンパったりしてしまいましたが、相手がちゃんと聞こうとしてくれたので救われましたがなかなか伝わらない時は辛かったです。

留学をして一番良かったことは英語が話せるようになって自分の幅がひろがったことです。世界中の人と英語で話すことが可能になって新しい価値観に触れ合えるのは私の人生にいい影響を与えています。英語が話せることで就職も円滑に進むこともできたし、いまは本当に留学して良かったと思っています。

私がアメリカにあるニューヨークを選んだ理由は、一番いろいろな人たちに会えると思ったからです。ニューヨークは人種のサラダボールと呼ばれていて、世界各国からたくさんの人が訪れていて、とても刺激的な町でした。

行く前と行った後では私は特にイメージにギャップはありませんでした。今まで映画などでニューヨークの景色は見ていたので、テレビで見たままの大都会でした。町は活気に溢れ、本当にキラキラした町でした。ニューヨークにないものはなく、本当に刺激的なところでした。

治安は観光地のためさほど悪くはないが、場所によっては危険なので注意したほうがいいと思います。暗い道や一人歩きは避けたほうがいいのかもしれません。白タクシーはお金をぼったくられることもあるので、ニューヨークでは黄色のタクシーに乗るようにした方がいいです。

食事は学校の食堂を使っていました。バイキング形式で、たくさんの種類のメニューがあり、日にちごとに各国の料理が出て来ました。今まで食べたことない料理も食べれて良かったです。アイスクリームが美味しくてみんな列になって何個も食べてました。

様々な人種がいるところがいい点です。世界各国のそれぞれの文化が混ざり合ってできている一つの多民族国家って感じでした。他の国に行かないと触れられない価値観が一つの都市で触れられることができたのは大変貴重でした。

いろんな国から来ている人たちばかりのため、原住民に会えなかったことです。英語の勉強をする時にネイティヴスピーカーと話すことはとても効果的なのですが、第二ヶ国語が英語の人々が多かったため、なまりのある人たちばかりでした。

私は語学留学が成功したと思っています。それは人々の出会いが良かったというのもありますが、一番の糧は目的を持って留学に行き、その目的を果たしたからです。なんとなく留学を考えるのではなく、なぜ留学したいかや留学で何をしたいかをよく考えてから留学に行って欲しいです。良い留学になることを心から願っています。