帰国子女（帰国児童）の英語力維持におすすめのオンライン英会話・英会話教室まとめ

英語圏からの帰国子女（帰国児童）は、英語力が高い傾向があります。言語学等の専門的な観点から、英語の早期教育をすすめる声は多く、幼少期から日常的に英語に触れてきた経験は貴重だといえます。そして、習得したその英語力を帰国後も維持してほしい、と考る保護者の方も多いのではないでしょうか？

そこでおすすめしたいのが、帰国生対応のコースを提供しているオンライン英会話や英会話スクールです。英語力の維持はもちろん、さらなる向上を目指すことも可能。今回は、そのようなスクールを厳選して紹介します。

目次

国内5,500社以上、世界20,000社以上の導入実績がある、英会話スクールのベルリッツ。英語を英語で学ぶイマージョン型の指導方法「ベルリッツメソッド®」が採用されており、さらに、レッスンは受講生が多く発話できるように設計されています。

中高生を対象とした「ベルリッツ・ティーンズ」には、「中学生・高校生向け英会話コース（スタンダード）」と別に、よりハイレベルな英語力を身につける「中学生・高校生向け英会話コース（上級）」が用意されています。帰国子女で、英語力を維持したいと考えている方や、海外の高校・大学への進学を目指している方向けのコースです。「相手に通じればOK」という指導スタンスではなく、受講生の英語の間違いは、講師が都度指摘・修正。表現が定着するまで反復練習を行います。同時に、受講生が達成感を持って、楽しみながら学べる点も重視されています。

受講形式がフレキシブルである点も、魅力の1つです。学校や部活など、予定に応じて教室とオンラインをレッスンごとに選択できる「Berlitz Blended（ベルリッツ・ブレンデッド）」のほか、教室と同じクオリティのレッスンを完全オンラインで受講できるコースも用意されています。いずれの形式も、講師とのマンツーマンなので、海外進学準備や試験対策など、個別の学習ニーズに合わせてレッスンをカスタマイズしてもらえます。

ベルリッツでは、全国の教室もしくはオンラインで、無料体験レッスンを受けられます。

全国で180教室以上を展開している大手英会話スクール、シェーン英会話では、2歳〜中学生を対象に子ども向け英会話も提供しています。英語を英語で教える「直接教授法」を採用し、CELTAやCertTESOL（※1）等の指導資格を有するネイティブ講師が、五感で楽しめるレッスンを行っています。また、日本人講師が在籍しているのも魅力。小学生～中学生を対象に、文の構造と意味の理解について丁寧に指導してくれます。

帰国生を対象としたコースでは、ネイティブ講師によるマンツーマン、あるいはペアでのレッスンが受講可能。受講生の海外経験に応じたレッスンを行い、リスニング、スピーキングの維持と向上に加えて、リーディング、ライティングの習得も目指します。海外と日本の生活の違いを理解し、国際感覚が養えるのもポイントです。

受講生一人ひとりの年齢や英語力に応じた最適なレベル設定で、段階的に英語力を高める指導が行われています。小学生以上の受講生には毎回のレッスンで宿題を出し、学習内容の定着を目的とする副教材も用意しているので、自主学習の習慣を身につけたい場合にもおすすめです。家庭学習では、オンライン教材を利用した多読で英語表現の幅を広げます。

※1 トリニティ・カレッジ・ロンドンが認定している英語教授の国際資格（CertTESOL＝The Certificate in TESOL (Teaching English to Speakers of Other Languages)

Kids Duo advancedは、学習塾や幼児教室を手がける「やる気スイッチグループ」が展開する英語上級者向け英語・英会話スクールです。首都圏の10ケ所（茅場町・駒澤大学・三鷹・ひばりが丘・青葉台・みなとみらい・港北ニュータウン・元住吉・センター南・茂原）に教室があり、オンラインでも受講できます。（2024年3月現在）

Kids Duo advancedでは、帰国子女や英語幼稚園／英語保育園の卒園生など、上級レベルの英会話スキルを持つ幼児・小学生・中学生を対象に、子どもたちの知的好奇心を刺激し、英語で思考する力と海外留学レベルの英語力の習得を目指すレッスンを提供しています。

レッスンは定員最大8名・100分間のグループレッスン（※2）。科学・社会・歴史・芸術などの分野から3ヶ月に1回テーマが設定され、リサーチ・ディスカッション・ディベート・プレゼンテーションの学習サイクルを年4回繰り返します。子どもたちはネイティブ講師・バイリンガル講師のファシリテーションのもと、グループ内でテーマに沿って活発に英語で意見交換する体験を通して、さまざまな知識や広い視野と共に、英語で考え、英語で発信する力を身につけます。

学習相談や目標設定などの細やかなカウンセリング、定期的な面談、進捗レポートなどを通じて、保護者とも連携。手厚いフォロー体制も魅力です。

※2 通学の場合。オンライン校では定員4名の50分レッスンを週2回実施

Kids Duo advancedのウェブサイトを見る

Kids Duo（キッズデュオ）は、満3歳から小学6年生までの子どもたちが降園後や放課後の時間を英語浸けの環境で過ごせる英語のプリスクール・学童保育です。学習塾や幼児教室を手がける「やる気スイッチグループ」が首都圏を中心に全国210校以上（※3）を展開しています。

キッズデュオでは音楽や工作、ゲームや外遊びなど、知的好奇心を刺激するプログラムを通じて、英語力の自然な習得を目指します。ネイティブと日本人バイリンガルのスタッフが常駐し、多様な経験を英語で楽しむ子どもたちをサポート。小学生は最大で1日6時間、キッズデュオで過ごせます。海外から帰国したばかりの子どもも身につけた英会話力を維持しながら、他の生徒たちとコミュニケーションが深められる環境です。スクール内では年齢や学年をまたいだ、無学年の集団の中で過ごすので、社会性や協調性も磨かれます。

必要に応じて、預かり時間を20時30分まで延長できるので（※4）、仕事などで忙しい保護者の方でも安心です。小学生コースでは、専用バスで対象エリアの小学校からキッズデュオまでの送迎も実施しています（※5）。

※3　2023年2月現在
※4　延長保育の利用には追加料金がかかります
※5　送迎は対象エリア内に限られます。小学校が送迎エリアにあたるかについては、最寄りのキッズデュオのスクールへお問い合わせください。

学童保育型英会話スクールのKids UP（キッズアップ）では、“Learn with Fun（楽しみながら学ぶ）”をモットーに、長時間の英語漬け環境で多彩な教育プログラムを提供しています。Kids UPのカリキュラムは、応用言語学博士の萓忠義教授監修のもと、脳科学や心理学の科学的知見を活かして開発。子どもの発達段階に応じて設計されたバラエティ豊かなプログラムで、知的好奇心を刺激しながら英語力を磨きます。

上級者向けの「Keep UP Course（キープアップコース）」「Specialist Course（スペシャリストコース）」もあり、レベル別の英語レッスンと五感を使った体験型のアクティビティーで、子どもたちが楽しみながら効率良く英語を習得できる点が特徴です。

Kids UPでは、大人になってからも使える本物の英語力の習得をゴールとし、実用性の高いコミュニケーションスキルの育成に特に力を入れています。幼児コースの段階から人前で発表するトレーニングを取り入れているほか、小学校中学年以上の子どもたちは、プレゼンテーションやディベートにも挑戦。順調にカリキュラムをこなしていけば、小学生のうちに高校卒業・大学受験レベルの英語力を身につけることも可能です。

英語ネイティブとバイリンガルティーチャーによるダブル指導体制、子どもたちの英語力の伸びや成長について定期的にフィードバックを行う保護者面談など、きめ細かなサポートと透明性の高いコミュニケーションも魅力です。

スモールワールドは、必要なレッスンの分だけポイントを購入する料金システムを特徴とするオンライン英会話サービスです。オンライン英会話では1日に受講できる回数が決められている月謝制のサービスが多い中、スモールワールドでは所有ポイントの範囲内で好きな時に好きなだけ、レッスンを受講できます。講師は主に日本人で、日本語の細やかなニュアンスを汲み取った指導が行われています。

帰国生を対象とするマンツーマンレッスン「帰国子女英会話」も提供されており、受験や英語力保持などの帰国児童のニーズに対応。「帰国子女のための英検®対策」や、海外現地校に通う受講生向けのサポートなど、レッスンのバリエーションも豊富。海外在住の日本人バイリンガル講師が多いのも魅力です。

また、家族で１つのアカウントをシェアしてレッスンポイントを購入し、家族がそれぞれレッスンを受けることも可能。1つのアカウントで最大4人まで、無料で登録できます。家族で利用することで購入ポイント数が増えれば、割引率がアップするのでお得です。講師はアカウントごとの担任制ではないので、家族が各自のレベル・目的に合った講師から学べます。

スマートキッズイングリッシュは帰国子女向け英語スクールです。小学1年生〜高校3年生までを対象とした、マンツーマン型のオンライン英語レッスンが受けられます。英語を通じたコミュニケーションスキルの向上を目指し、特にクリティカルシンキング（論理的・構造的な思考法）を重視しているのが特徴です。一人ひとりの目標・レベルに合わせたカリキュラムが提供されている一方で、小学生は全員英検2級合格を目指すなど、目標は高く設定されています。

コースは2つあり、「スタンダードコース」は小学生の低学年、「アドバンスコース」は小学4年生～高校3年生が対象です。「アドバンスコース」では、帰国生への英語教育経験があるネイティブ講師がマンツーマンで指導を行います。レッスンは1回あたり50分。担任のスタッフが付いて、講師と協力しながら学習支援してくれるのも安心です。

また、オンラインでのレッスンだけでなく、サマースクール等のオフラインイベントが定期的に開催されているのも魅力の1つ。工作や室内ゲームなど、さまざまなアクティビティに参加でき、講師や他の子どもたちとともに英語漬けの時間を過ごせます。

スマートキッズイングリッシュのサイトを見る

NOVAバイリンガルKIDSは、全国に290教室以上を展開している大手英会話スクール、NOVAの子ども向けスクールです。生後6ヶ月〜高校生まで幅広い年齢に対応しており、駅前留学校の講師は全員外国人。「幼児コース」、「小学生コース」では最大8名までの少人数レッスンで、フォニックス（※6）に注力。「中学生・高校生コース」では、全てのレッスンが英語で行われており、4技能（読む・書く・話す・聞く）と基礎文法を身に付けます。

ネイティブ講師によるマンツーマンレッスンを提供する「マンツーマンコース」は、帰国生にも対応しています。受講生の英語レベルや、保護者の意向を汲み取り、最適な教材を提案。40分間のレッスンを通じて、英語によるアウトプットをしっかり確保します。海外で培われた英語力の維持はもちろん、その向上を目指すカリキュラムも提供されています。

NOVAバイリンガルKIDSは全てのコースが月謝制となっており、入会金もかかりません。マンツーマンコースでは固定の曜日・時間に通う「固定プラン」と、異なる日時を選んで予約する「フリープラン」が用意されており、ライフスタイルに合わせて選べるのも魅力です。

※6　文字の持つ音を覚えることで、初めて見る知らない単語でも読めるようになる学習方法。

世界で活躍するバイリンガル国際人になるための英語プログラムを、完全オンラインで提供しているGO School。日本初の文科省認可オンライン大学のBBT大学と、国際バカロレア（IB）認定を受けているアオバジャパン・インターナショナルスクールをグループに持ち、その運営ノウハウを生かして高品質な国際教育をリーズナブルな価格で提供しています。教員免許を有する講師が、担任制でマンツーマン指導に当たっているのも魅力です。1回50分の授業でアウトプット量をしっかりと確保し、コミュニケーション力の飛躍的向上を目指します。

小学生を対象にしたコース「GO International」は帰国生やインターナショナルスクール出身者に対応。アメリカの公私立校をはじめ、世界150か国以上で使用されている出版社「Houghton Mifflin Harcourt」の教科書が採用され、English・Math・Scienceの3科目を学べます（※7）。

副教材も充実しており、ビデオや本など楽しみながら英語に触れるオンライン・コンテンツを受講生に無料で提供。加えて、アメリカの小学校の50%以上で導入されている、学習管理ツール「Seesaw」を使用し、講師による課題添削やフィードバック、宿題が一元管理されているのも便利です。日本人のバイリンガル教育専任アドバイザーが、おすすめの学習プランを提案してくれるなど、サポートも充実しています。

※7　受講する科目はプランによって異なります。

面接や入学後の様々なイベント、外国人講師とのコミュニケーションなど、日常のあらゆる場面で保護者にも英語力が求められるインターナショナルスクール。英語コーチング・プログラムの「トライズ（TORAIZ）」では、保護者を対象とした「インターナショナルスクール対策英語コース」が提供されています。

ネイティブコーチによる模擬面接のロールプレイをはじめとした実践的なレッスンを通して、3ヶ月で、インターナショナルスクールで保護者に必要な英語力の習得を目指せます。

提供するサービス内容に自信を持つトライズでは、1ヶ月の無料延長保証制度があるのも特徴です。学習報告やレッスンの出席率など、所定の条件を満たした方が最終レッスンで行う模擬で必要なスキル習得ができていないと判断された場合、無料で受講期間を1ヶ月延長できます（1回のみ）。

帰国生対応の英会話プログラムを利用することで、海外からの帰国後も英語力を維持し、向上させることは可能です。ハイレベルなレッスンが提供されている場合が多く、受験や海外留学を検討されている方にもおすすめ。是非、上記の中から気になるプログラムをチェックして、体験レッスン・見学に申し込んでみてください！

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